おはようございます。
卒業文集の製作が佳境に入ってきました。
前編もかなりの人に読んでいただき、ありがたいです。
下書きから清書までを今回はまとめていきたいと思います。
下書きの用紙に書き進めていこう!
ここからは、下書きの用紙に書いていきます。
まーくん
書けなくて悩む子は少なかったですね。終わりの部分までいけば、かなりの文字数を書いているので、そこは一緒に悩んであげられますし。
まずは一回書ききることを目標とします。
あお先生
だいたいどの子も3回を目安に書きました。その際には、次のポイントを確認しながら書き進めました。
1枚目:修正と校正をし合いながら、書き進める。

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ここで子どもたちは、自分の文章を読み直すことを大切にします。普段からそうしていきたいのですが、なかなかその習慣はついていないのが現状です。
読み直しでポイントとなるのが、「修正」と「校正」です。
2つの使い分けは次の通りです。
- 修正…文章をより良くすること
- 校正…文章を読みやすくすること
次のように学級通信を使いながら、修正、校正を進めました。
卒業文集後半戦は、下書きして修正と校正。
この辺が作家の時間をやってる頃と比べるときついんだけど…。なんとか下書き終えました。
通信を横に置きながら、チェックできるようにしてみました。 pic.twitter.com/3RvyQ1gU0f
— あお先生@小学校 (@aosenn) 2018年12月1日
こういう風に学級通信が使えるようになったということが、今年の進歩ですね。
さて、最初は自分自身で修正と校正。そのあと5人の友達に修正と校正をしてもらいます。下書き後の用紙には、5人の友達の名前が入る感じです。
自分の作品は、友達と一緒によりよくしていくんだという意識をもたせたいです。
そうして先生に提出します。ボクらも、卒業文集になるので、必死にチェックを入れていきます。先週は本当によく読みました。
2・3枚目:直しと向き合いながら、下書きの完成へ

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先生の直しをもらって、2枚目、3枚目に突入です。
表現についてはいくつか変えてほしいことがあります。それは単純な言葉を使いすぎないこと。例えば、「楽しい」「すごい」といった言葉を、子どもたちはよく使いがちです。同じような言葉がいくつも並ぶ場合があるので、注意していかなくてはいけません。
「うれしかった」や「悲しかった」もいろいろな表現があります。そういったことも、黒板にこういうワークシートを貼って、自分自身で変換できるようにしていきます。
このあたりをふまえながら、友達や先生の修正箇所に気をつけながら書いていきます。
まーくん
あお先生
習慣化していないとなかなかできないのですが、自分の書いた文章を1文単位で読み直しながら書いていきます。これができないと、やり直しが増えちゃうんですよ。
割と個人作業になってきますが、文章で迷った時は友達と相談しながら進めていました。どういう表現で書きたいか、また付箋の構成の入れ忘れがないか、確認しつつ書いていきます。
2枚目が書き終わると、自分で読み直して提出になります。
あお先生
2枚目の直しをもらって訂正がある人は、3枚目に進みます。
いざ、清書へ

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ここからはボクのクラスもまだですが、清書のことを書いていきたいと思います。まだというのは、清書の前に保護者のチェックをお願いするからです。ボクは面談期間にお願いしていますので、それを待って清書になります。
水色の枠がコピーされると消えるfax用紙のようなものに書いていく学校がほとんどだと思います。
ちなみにこの用紙や清書用のペンは、卒業文集を印刷する業者が用意してくれると思います。融通が効くなら、ペンの種類についても相談してみましょう。
ボクの学校の業者はボールペンを持ってきています。0.3mmほどのペンを用意してくれるところもありますので、書きやすさについては、相談してみてください。ボクはペンの方が書きやすいように感じました。スレによる滲みはありますが…。
さて清書はペンで一発勝負です。
1行ずつ読み直しながら書いていきます。前の学校までは、間違えたら紙を上から貼って書いていましたが、昨今は修正テープでも大丈夫なようです。ただ丁寧に書き、間違いを少なくしていきましょう。
最後は子どもが読み直して、先生も読み直したら終了です。
あお先生
国語の進め方で作家の時間を体験しているなら…

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また少し変わってくるはずです。作家の時間では、1年中、修正や校正を行いながら、書いていくことになります。修正や校正のスキルもミニレッスン等で上がっていくのが作家の時間の魅力なので。
ただ近年、様々な事情もあり、作家の時間は行なっていません。そうすると書くスキルや修正校正のスキルは低いまま卒業文集に突入することになります。
子どもたちにとって「書く」ことが日常にあればなぁ…やはりその重要性を感じながら進めた卒業文集作りでした。
ボクとしても下書きをたくさん読むのは疲れますが、子どもたちにとっては「一生に一度の卒業文集」。より良いものを一緒に目指してきたいですね。
あお先生
最後までお読みいただきありがとうございました。
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