対立にどう立ち向かう?PA「ヘリウムリング」

おはようございます。

先週は、大学教授のきみさん、インプロパークのすぅさん、そして学生たちを迎えて、クラスの授業を公開しました。

 

クラスを開くこと

 

僕にとっては大きなハードルですが、様々なフィードバックがいただけると思い、今回引き受けることにしました。

 

ちょうど今年度の4月、出会った二人の方に、年度の最後に来ていただけるなんて嬉しいですね。できたらどなたかに通年で入っていただいて、子どもたちの姿の変化について一緒にリフレクションをしていただけたらうれしいのですが…

 

公開した授業のことを書きます。

2時間目の道徳では「対立について体験的な学習から考える授業」、3時間目の体育では、新学習指導要領にのっとって、子どもたちが自分たちで見合う授業をしました。

 

 

青ちゃん

2時間目のことについて、書いていきます。

 

背景は?

 

前回の授業から続いています。

対立は必要なもの?PA「まほうのじゅうたん」で考える

 

前回は、「課題達成に向かう温度差が違うときに、どうするか」ということについて、クラスの中で振り返りを出し合いました。

 

今回は新学習指導要領も細かく読み込んで、この段階まで来ている子どもたちに何が必要なのか、考え抜いて授業に臨みました。

僕は道徳専門ではないので確かなことは言えないのですが…次の内容について、子どもたちがしっかりと議論する授業にしたいと思いました。

 

指導要領からの指導のポイント

高—B 主として人との関わりに関すること 相互理解・寛容

11 自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,謙虚な心をもち,広い心で自分と異なる意見や立場を尊重すること。 

 

ここは、すごく丁寧に新学習指導要領を読んでいきました。

 

この段階においては,これまで以上に友達を意識し,仲のよい友達との信頼関係を深めていこうとする。また,流行などにも敏感になり,ともすると趣味や傾向を同じくする閉鎖的な仲間集団を作る傾向も生まれる。そのため,疎外されたように感じたり,友達関係で悩んだりすることが今まで以上に見られるようになり,このことが不安な学校生活につながる状況もみられる。このことから,友達同士の相互の信頼の下に,協力して学び合う活動を通して互いに磨き合い,高め合うような,真の友情を育てるとともに,互いの人格を尊重し合う人間関係を築いていくようにすることが求められる。
指導に当たっては,健全な友達関係を育てていくことが一層重要になる。この段階が第二次性徴期に入るため,異性に対する関心が強まり,これまでとは異なった感情を抱くようになる。この異性間の在り方も根本的には同性間におけるものと同様,互いの人格の尊重を基盤としている。異性に対しても,信頼を基にして,正しい理解と友情を育て,互いのよさを認め,学び合い,支え合いながらよい関係を築こうとすることに配慮して指導することが大切である

 

互いの人格の尊重について、対立が起こりうる場面をもとに考えていきたいなぁと思いました。

 

課題は次の通り。

今日の課題
上手くいかないときや対立が起こったときに、どんな考えが必要だろうか

 

ここを道徳に近づけてやってしまった分、どうだったんだろうというのが、後に反省として出てきます。

この絞りが必要かどうか。子どもたちに実は「まほうのじゅうたん」の時に聞いたときは

 

何も無いより、あったほうが振り返りはしやすいよ

男子

 

そんな風に話してはいたのですが…

アクティビティ「ヘリウムリング」

 

今回はPAの中でもかなり難しい部類に入る「ヘリウムリング」を使ってみました。

 

ヘリウムリングは前回同様KAIさんの著書が詳しいです。この本、とっても素敵。ぜひ、先生になる人は読んで下さい。

 

 

  1. 1グループ10人程度でフラフープを用意します。
  2. 人差し指を横にする形で頭上近くのフラフープを支えます。
  3. そこから誰の指からも離れること無く、地面にフラフープをつけられたらクリア。

もちろん失敗はOK。何度でもやり直し構いません。制限時間は20分です。

 

今回もファンタジーの要素を取り入れてみました。

 

ストーリー
前回まほうのじゅうたんをクリアできたみんなだったが、僕らの仲間が捕まってしまった。救出したければ、この魔法のリングを使って、仲間をリングに通して欲しい。でも魔法のリングには使い方があって…

 

というような感じです。

 

前回も言いましたが、結構このファンタジーの要素が大切だと思っています。

アクティビティスタート!

 

アクティビティが始まりました。

結構簡単そう!

子どもたち

 

どのグループもそんな感じでした。

 

今回、3種類フラフープを用意しました。

 

重さがあるフラフープ、軽めのフラフープ、ジョイントタイプのすごく軽いフラフープ。

 

今回使用したのは、軽めのフラフープです。実はこのアクティビティは軽ければ軽いほど、難易度があがります。人数が増えれば増えるほど難しい…

「上手くいかないとき」や「対立が起こったとき」を仮定して考えているので、重いフラフープじゃ簡単かなぁと思ったのです。

 

予想通りなかなか上手くいきません。でもやはりここまでのPAや体験学習サイクルの積み重ねがあるので、どんなことも試す姿勢で、笑顔でやるなぁというのが第一印象。

 

対立までは起こらないまま進んでいきます。そこに成長を感じたのは確かです。

 

 

結局、制限時間20分の中で、実際にできたのは1グループでした。しかも「対立」が起こらないような良い雰囲気の中で…

 

このグループには、前日にいろいろあったメンバーが全員入っていたので、かなり驚きました。ぐいぐいひっぱていたのは、そのメンバー。

 

子どもの底力に驚かされました。

 

他のグループは、「もやもや」が生まれているようでした。

 

振り返り

 

肝心の振り返りです。

 

グループでの振り返り

 

 

成功したグループは、自分たちの「良かったところを中心に挙げていました。」

 

 

やっぱり失敗しても笑顔で、次に気持ちを向けてたところ

女子

 

 

わいわいした様子で振り返りが進んでいきます。

 

一方失敗したグループはお通夜状態。

 

誰かを責めることはないのですが、雰囲気はかなり暗かったです。

 

僕も1つのグループに入って問いを投げかけてみました。それと同時にこのグループで出てきたことを全体の場でも扱いたいなぁと思いました。

 

今年、インプロパークのすぅさん、そしてインプロを学ぶ多くの方と出会ってから、僕は「即興」でものごとを創り出すことを大事にしています。

 

参考

インプロ×リフレクションワークショップ先生のための働き方Design研究所

 

今日も子どもたちから出てきた振り返りを元に話し合いを深めたいと思っていました。

 

全体での振り返り

 

成功したのは、笑って楽しんだから、笑いが成功を生んだと思います

女子

 

アクティビティがなかなか難しかった。こういう緊張が高い場でも、言い合える雰囲気を作りたい

男子

 

試すことに夢中になってそれがずっと続いてしまった。もっと途中に作戦会議を入れたいい

女子

 

失敗したときでも声をかけることは大切

男子

 

などいくつか出てきました。

 

ここまでをまとめると、

  1. 笑い合える雰囲気を作ること
  2. 言い合える雰囲気をどう作るか考えること
  3. 途中立ち止まって、どうすればいいか作戦を練ること
  4. 失敗したときこそ、声をかけること

 

その発言の中の「声をかける人が少ない」というところを取り上げて…

 

青ちゃん

前回は「課題達成のための温度差」が上がってきたけど、今回は「意見を言う人と言わない人」があがってきたよね?それについて、意見をたくさん言う人と、そうで無い人と両面から、できることはあるだろうか?

 

その問いについて近くの人と話した後、出し合ってもらいました。

意見を言える人側として…

  • 気づかい、周りを見て声をかけること
  • 笑いがある感じをつくること
  • 「ひとりずつ言ってみよう」と話をふること
  • 些細な表現を拾うこと

などが発言されました。

 

そして意見を言えない側としては、なかなか発言がありませんでした。

「自分は言わなくていいや」という気持ちがあった、と話してくれました。

 

一応道徳の最後は先生の話で締めることになっているので…

 

青ちゃん

意見を言う人と言わない人、両方クラスにとっては大事なんだ。だからこそ、言わない人はどうしていくことができるか、みんなで考えたいから、この後ジャーナルに書いてね。どちらか片方じゃなくて、お互いが相手のことを考えて、その場に応じて、行動に移していくのが大切だと思いました。これから続く行事で上手くいかないことがあったら、そのときには今日のことを思い出して試してみよう

 

まとめ

 

今回の自分の振り返りや、いただいた貴重なフィードバックは、また次の機会に書きたいと思います。学びがとても深かったです。

 

やはり、公開することって大切。

 

僕は子どもの姿で語れる先生でありたい。

 

よい一日を!

まーくん

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