おはようございます。
ヒミツキチ森学園のあおです。
今回は、明治図書出版さんに取材をさせていただいて、教師用手帳11年目の大刷新について伺いました。

あお
明治図書さん、ありがとうございます!
大刷新と名付けているだけあって、大幅に変更がされています。今回は、その大刷新の中身に迫る、取材レポートとなっています。
どんなところが変わったのか、何が新しいのか、ぜひ記事をご覧いただければと思います。
早速行ってみましょう!

まーくん
目次
明治図書教師用手帳 大刷新の中身

大刷新① カバーの変更


あお
まずは、大刷新の中身から教えてください!
今年の手帳には、大きな変更点が2つあります。
1つ目は、11年目を迎えてカバーを大きく刷新したことです。ご覧いただくとわかる通り、これまでのビニール製から、すべて質感の高い「レザー調」に統一しました,。

担当編集者の方

あお
すごい、めっちゃカッコいいですね。前のも愛用してましたけど、質感が全然違いますね。
実はこれには理由があります。これまでも「カバーの中に好きな写真や紙を入れられる」というカスタマイズ性は好評だったのですが、どうしても、一般的な手帳よりも見劣りするという課題がありました。

担当編集者の方
特に決定打となったのは、競合他社の存在です。
中身には自信を持っているので、外見(カバー等)でも負けないという想いで、コストをかけて質感を高める方針へ移行したと話してくださいました。
色に関しても、一番人気のある「黒・茶・紺」を基本としつつ、ニーズが高まっている明るい色も取り入れました。カバーの「シボ(革のシワ模様)」と色の組み合わせには徹底的にこだわり、社内でも非常に好評です。

担当編集者の方

実際に手に取って触ってみたのですが、本当に大きく変わったというのが印象です。
前のビニール製も、個人的には好みでした。でもやっぱり触ってみると違いが明らか。

あお
持った時の気持ちが昂るのを感じました!!
大刷新② 新商品の追加
大きな変更点の2つ目は、新商品が出たことです。その1つが「学校管理職手帳」です。

担当編集者の方

あお
管理職向け、他社さんもやっていますもんね!
そうですね。元々、他社さんでも管理職向けの商品はありましたが、我々も独自の視点で開発しました。
最大の特徴は、サイズを小さくした(A5)ことです。 管理職の先生、特に校長・教頭・教務主任などの先生方は、校内や校外を歩き回ることも多いですよね。
そこで、「持ち歩きやすいサイズ感と、それでも書き込みやすい」紙面にこだわりました。

担当編集者の方
具体的な機能としていくつかポイントを挙げてもらいました。
校内を巡回した際、「このクラスでこういうことがあった」と時系列でメモできるページを設けました。

担当編集者の方

管理職には時間割が不要なので、左側にToDoリスト、右側にスケジュール管理という構成にしました。これは明治図書ではじめてのつくりです。

担当編集者の方

弊社の看板書籍『教育動向』の制作チームが監修に入っています。ウィークリーページの上部に、話題の教育用語や「こども基本法」「不登校対応」など、重要キーワードの解説を掲載し、QRコードですぐに一次資料を参照できるようにしました。

担当編集者の方
さらに、ダウンロードコンテンツも充実させており、用語解説のミニ冊子などをPDFでダウンロードして印刷・配布できるようにしています。これは11年目の新企画として、かなり力を入れてゼロから作り上げました。

担当編集者の方
新商品のもう1つは、特別支援教育を担当する先生向けの「インクルーシブ手帳」です。

担当編集者の方

あお
インクルーシブ手帳、名前がいいですね。特徴を教えてください。
コンセプトは「これを持っていれば仕事の流れがわかる手帳」です
大きな特徴が3つあります。

担当編集者の方

個人情報を多く扱うため、持ち帰りは想定せず、職員室に置いてしっかり書き込めるA4判(大判)を採用しました。子どもの記録ページには縦のラインが入っており、担当する子ども一人ひとりの様子、服薬、アレルギー、学習の記録などが書き込めます。

担当編集者の方

特別支援教育は、保護者面談や関係機関との連携が非常に多いです。そのため、会議記録や学んできた研修記録のページを設けました。面談時に役立つ「主な発達」「自立活動6区分27項目」などの基礎資料をサッと確認できるページも用意しています。

担当編集者の方

特別支援学級では、学級ごとの年間計画や、児童ごとの交流学級(通常級)への参加パターンが複雑です。これらを毎回手書きするのは大変なので、配られた資料や時間割を「そのまま貼る」ことで管理できるように白紙ページを確保しました。「どの子が、どの授業で、どのクラスに行くか」というパターンの把握がしっかりとできています。

担当編集者の方

あお
特別支援という現場で使える手帳として、心強い機能が多いですね。
監修には、著書も多い「いるかどり先生」とそのチーム(オンラインサロンのメンバー含む)に入っていただきました。現場の先生方の「こういうページが欲しい」「ToDoはここに書きたい」といったリアルな声を反映し、密にやり取りして完成させました。

担当編集者の方

あお
いるかどり先生は、ボクも大変お世話になっております。
いるかどり先生の著書
大刷新③ 保育手帳の進化

あお
昨年発売された保育手帳も、さらにリニューアルされたと聞きました!
一番の変更点は、価格を昨年より100円安くなったにもかかわらず、中身をフルカラー化したことです。

担当編集者の方

あお
安くしたのにフルカラーですか!? すごいですね。
はい。現場の先生方のモチベーションが上がるよう、季節感のあるイラスト(すべて書き下ろし)をふんだんに使い、見た目も華やかにしました。

担当編集者の方
機能面では、ウィークリー(スケジュール)ではなく、日々の子どもの様子を蓄積していく「子どもメモ」に特化しています。
今年はアンケートの声を反映し、枠を緩やかにして、書きたいことを自由に書けるレイアウトに変更しました。

担当編集者の方


あお
付録もすごく充実したんですよね!
「今日は何の日」: 子どもとの話題作りに役立つよう、恐竜の日など子どもたちが好きそうな日をピックアップしました。

担当編集者の方

今月の歌・おすすめ絵本: 同志社女子大学の真宮先生に選定いただき、プロの視点から現場で役立つ情報を掲載しています。

担当編集者の方

まずはお聞きしながら感じたことは、明治図書出版の本気です。
11年目というところにあわせて、大きく変えた表紙の刷新。手触りなどを含めて、力を入れてきたことが伝わってきます。
また、その奥には、アイディアを形にする力だったり、その技術力だったり、手帳チームとして一丸となって仕事をやり遂げる気概も感じました。

あお
皆さんもぜひ、手に取ってみてください!
担当編集者に教師用手帳についてインタビュー

ここからは、いくつかインタビューの声を交えながら、手帳についての想いをお聞きしていきます。
デジタルと紙の手帳の違いについて

あお
学校現場でもタブレット(ロイロノートなど)の普及が進んでいますが、手書きの手帳とデジタルのすみ分けについては、どう考えていますか?
デジタルの利便性は認めつつも、紙の手帳には独自の価値があると考えています。

担当編集者の方
- 即時性と記録性
- 時間の経過を体感する
- モチベーションのスイッチ
廊下でパッと会った時にメモを取る、といった即時性は紙が勝ります。また、個人情報の観点から、教室にデジタル機器を持ち込みにくい場面もまだあります。

担当編集者の方

あお
確かに、紙の方が圧倒的に早く安心です。ボクもどこへ行くにも、手帳やメモを、必ず持っていき、仕事をするようになりました。
それぐらい、紙の方が便利だし、よく覚えているんですよね。
また、デジタルは検索には便利ですが、紙の手帳をパラパラとめくって「あんなことがあったな」と振り返ることで、「時間の経過」や「子どもの成長」を体感できます。これは教育現場において非常に重要です。

担当編集者の方

あお
手帳の場合、時間の横断が容易にできるんですよね。過去についても、また未来についても見渡すことが容易です。
デジタルの場合、それが「今日」の部分に集中してしまうという難点があるなぁと感じました。
「手帳を買う」という行為自体が、「来年は頑張るぞ」という精神的なスイッチになります。
デジタルのツールでは、この「ビジョンを持つ」という役割は担いにくいかもしれません,。

担当編集者の方

あお
確かに、いい手帳を持つことで、自然と背筋が伸びます。このモチベーションへの役割は、デジタルでは少ない部分だと思います!
担当編集者の方の話を聞きながら、紙の手帳ならではの良さを感じました。
新年明けて、自分の手帳に今年に叶えたいことを100個書いたのですが、こういったことは、デジタルの文字で残していても、肌感を持って伝わってこないんですよね。
自分が書いた文字だからこそ、その時の気持ちや想いも含めて、感じることができます。
書いた人の熱量や想いが、自分の行動を変えていく‥改めてそんなことがわかりました。
今後は、例えば「時間割」を作成するツールなど、手帳を補完するダウンロードコンテンツを充実させ、デジタルとアナログの融合を図ってみたいです。

担当編集者の方
こだわりのディテールと失敗談

あお
公には言えないような、こだわりのポイントや裏話はありますか?
実は「変態的」にこだわった部分と、大きな失敗談があります(笑)。

担当編集者の方

あお
ぜひ、教えてください!
一昨年、コスト削減でページの角を切り取るミシン目を廃止したところ、「切り取って、すぐに今日のページを開きたい」というユーザーから復活を望む声が殺到しました。
そのため、今年は復活させました。さらに、角を切り取っても裏の月日の文字が切れないけれど表の端と揃うよう、ミシン目の位置や角度を微調整することに異常なほどこだわっています。

担当編集者の方


あお
ボクもこの機能好きでした。切り取ることで、今週も前に進んでいるなと、感じられることもあって。復活ありがたいです!
昨年の「教師シンプル手帳(現・スマート手帳)」で、カバーの色について「便所のスリッパの色で残念」というショッキングなアンケート回答をいただきました。小さな革見本では良い色に見えたのですが、全面積になると印象が違ったのです。
今年はそれを猛省し、「カラー」と「シボ(凹凸)」の組み合わせを徹底的に検証しました。名称も「シンプル」から「スマート」に変更し、社内でも好評な仕上がりになりました,。

担当編集者の方

あお
それが、教師スマート手帳の今年の刷新に繋がったんですね。
どんなアンケートにも誠実に応える担当編集者の方々の努力の跡が、伝わってくるやりとりでした。
教師用手帳への想いと今後の展望


あお
最後に、開発チームの想いを聞かせてください。
編集の仕事って『個』で完結することが多いけど、チーム感がすごく良かった。今回は特にチーム感が強くて楽しかったです。
編集部内では若手で、『管理職手帳』を作るという(年齢や立場の)ギャップもあったけど、楽しくやることができました。ポスターやWebデザインも含めて全力で取り組みました。多くの人に見てもらいたいです!

担当編集者の方
この手帳を使って、仕事のやり方がわかった、子どものことを記録できたなぁ、と思ってもらえたら幸せです。
子どものことを記録でき、連携のための打ち合わせが進み、1年間安心して仕事ができるようになってもらうことを願って作った手帳なので、1年使った後に……『いい1年だったな』と思ってもらえたら嬉しいです。

担当編集者の方
大きな研究会に見学に行くと、うちの手帳を持って参加されている人が結構いて……そういうのを見ていると感動しちゃいますね。
先生たちに使っていただくものではあるんですけど、その先にいる子どもたちの日々の生活のためになってくれたらいいかなと思います。(記録を見返して)『あの子最近困ってたけど……』と思い出すとか、そういう役割になってくれたら。先生が持つ手帳ですが、その先に40人の子どもたちがいますからね。

担当編集者の方

あお
取材を終えて。
ボク自身、手帳が好きで、今回の取材にワクワクしながら、話を聞かせていただきました。
定番の商品を作ることも大事ですが、そこに変化を加えていく必要がある時がやってきます。明治図書出版さんに取っては、それがこのタイミングだったということでしょう。
手帳のカバーを刷新したという意味では、一目でその変化がわかるようになっています。
ただ、それだけじゃない、中身の進化もたくさんたくさん教えていただきました。
そういう意味で、たくさんの想いが詰まった手帳です。
ぜひ明治図書出版の教師用手帳、手に取ってみてください。

あお
今日も良い1日を!













