おはようございます。
避難訓練で涙するってどんな学校だ(笑)と突っ込みたくなるヒミツキチ森学園のあおです。
今日はヒミツキチ森学園でのチャレンジについてご紹介します。
日々、挑戦し続けるって言ってたもんね。
まーくん
あお
夏休み以降進めていることを記しておくね。
目次
ブロックアワーの学習内容を決める学びの地図
ヒミツキチ森学園では毎日「ことば・かず」の学習を、ポモドーロテクニックを用いながら、集中力を高め学んでいます。
みん職の講座でリヒテルズさんから前回学んだことなんですが、
学習内容を選択して選ぶことの重要性を感じました。
ヒミツキチ森学園では5月いっぱいまではオンラインでの学習を進めていました。その後、6・7月は校舎で授業を行いました。
学びの地図は6月から使い始めたのですが、最初は学習のめあてを立てるということに留まっていたのです。1年生が多いボクらの学園は、文字も習いたて。
まずは、「丁寧に書く」や、「どうしてそうなるのかがわかるように学ぶ」などめあての部分を立てるように、学びの地図を使って行きました。
しかしながら9月からは、いよいよ学習内容について、1週間の計画を立てる練習をしています。
随分ゆっくり進むんだね!
まーくん
あお
ここは大事なところなんでスモールステップで進んでいくのが大事です!
一気に他の時間まで広げると混乱してしまうので、「ことば・かず」だけですが、それでも内容を選び、学びの計画を立てるってすごく大事なことです。
先週は、夏休み明けということもあり、学びの進みもゆっくりでした。
本当は声をかけたいのですが、そこをぐっと我慢します。自分で学びの調節ができないことには、この地図を使っている意味はないので、進み具合については週の振り返りで相談するまでは、声をかけないことを決めています。
あお
このままで間に合うの?とか言いがちですよね。でもグッと我慢します。
2週目に入り、グループリーダーからの課題を超えて学び続けています。やっぱり1週間で振り返りをするってすごく大事なことなんだと実感しました。
自分でピンを立てるって、本当に大事なんだ。
まーくん
学びへの意欲の高まりを感じます。
子どもの学びの現在地を把握する
同じくブロックアワーの時間のことです。
子どもたち一人ひとりの学びの現在地を詳細に記録しています。
スプレットシートを用いて、その日にどんなことが起こったのか、どんな学びがあったのか、つまづきがあったのか、詳細にです。
これによっていくつかの利点が生まれてきました。
- ボクがいなくてもブロックアワーの時間が進む
- グループリーダーが現場で感じていることを記録し、アイディアが生まれる
- 子どもと一緒にピンを立てる姿勢につながる
今までは、ボクがいないと一人ひとりの学びはストップしてしまうようなところがありました。
学校の教室もそうですよね。次何やるかは担任だけが知っています。もちろん週案で確認ができるのですが、それでも学習内容までです。一人ひとりの詳細までは確認できません。
そこを「ことば・かず」、「作家の時間」「本の時間」すべてにおいて、ボク以外の誰かが入っても把握できるようにスプレットシートに記録をしています。
ボクが感じていることまで記録したり、隣には授業のアイディアも記録する欄もあるので、そこから新しいアイディアが生まれたりもするんですね。
かずの時間を共同でやるアイディアもそれなのね!
まーくん
あお
低学年の学びは共同化していくように一緒に学ぶことをスタートしました。
マイプロジェクトからアワープロジェクトへ
3つ目は、個人の学びからグループの学びへです。
ブロックアワーもそうなんですが、個別化をして学びを進めています。ワールドオリエンテーションやごかんのじかんは「みんなでの学び」なんですが、それ以外は基本的に個人での学びで進んでいきます。
そこでの問いは
「あなたは何を学びたい?」
なんですよね。
ただ、時にそれは、「自分の〜したい」を探し中の子にとっては苦しい時間になりがちです。
何をするにも迷ってしまうことがあるってことね。
まーくん
あお
そうそう、誰にでもそういうときはあるよね。
学園全体にもうちょっと触発される学びがあってもいいなぁと思ったのです。
個人の「〜したい」を探求するマイプロジェクトの時間でも、
「今日何しよう?」
から、進まないことも多々ありました。
「毎回そこからのスタートで、自分の学びを作っていけるのだろうか。」
その問いはずっとありました。
学園全体に触発される学びが動いていくためにも、個人の探究がみんなの探究に緩やかにシフトできるんじゃないかなぁと。
1学期にゴムという材料に絞って行ったマイプロジェクトの時間があったように、共通するものがあることでググッと進む学びというのはあるはず。
ということで、マイ(My)プロジェクトをアワー(Our)プロジェクトに変えて、テーマを統一しようとしてみました。
みんなで話し合って、9月のテーマは「リフォーム」、10月のテーマは「動くもの」に決まりました。
今はベンチの色塗りをしたり、ハンモックの製作をしたり、カカシを畑に作ろうとしていたり、マイプロジェクトもアワープロジェクトにかわり、ぐっと動き出しました。
試行錯誤の日々を楽しむ!
ヒミツキチ森学園では、本当に毎日、試行錯誤の日々です。
でも、確実に良い方向に毎日動いているのが、子どもの姿でわかります。
学びも遊びも一生懸命な子供達に囲まれて毎日を過ごしています。
ボクらは一人じゃなく、チームで動いています。
学園にいるメンバーだけじゃなく、たくさんの人で学園を作ってきたからこそ、いろんな人が顔を見せてくれる、手伝ってくれる、そんな境界線がぼんやりした集合体になっています。
さあて、次はどんな挑戦をしていこうかな。
楽しみです!
あお
それでは今日も良い一日を!
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