おはようございます。
キッズヨガの授業中に、腰痛をひどくしているヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は「小学校入学前に親が準備しておくこと」について、1年生の先生にインタビューをしてきました。
おぉ、現役の1年生の先生に聞いてみたんだね!
まーくん
長女は年長の時に、ここで書いたことを頑張って、1年生の1年間を楽しく過ごせたようです。
ということで今日、読んでいただきたい人は…
- 学校説明会で言われた物は準備したけど、子どもたちの心の準備はどのようにすれば良いか困っている保護者の方
- 我が子をスムーズに小学校に通わせたい保護者の方
- 何をやればいいの?と過剰になってしまっている保護者の方
- 初めて1年生の担任をする先生
前半は、現在1年生の先生(2人合わせて10回以上の1年生担任経験があるベテランの先生)にインタビューして聞いてきた内容。
後半は、1年生を2回担任した自分が考える3つのお願いしたいことです。
あお
それでは、どうぞ!
目次
入学前にやっておくこと・できていてほしいこと
あお
1年生に聞いたことを、箇条書き形式でお伝えします。
それでは順に見ていきましょー!
入学前にやっておくこと・できていてほしいこと【生活編】
- トイレが一人でできるようにしていてほしい。
- 自分のものがわかるようにしてほしい。
- 時間通りに着替えられるようにしてほしい。
- 困った時は固まらずに、教えてほしい。
- いろんな運動したり、遊んだりしてほしい。
ざっとこれくらいがあがってきました。
「これ誰の?」って聞いてもシーンとする時があって、名前を呼んだら気づく…なんてことよくあります。まずは、自分のものをしっかり認識してほしいですね。
トイレは確実に1人でできるようになっていてほしいところです。
あお
特別な事情を抱える場合は、除きます。
入学前にやっておくこと・できていてほしいこと【食事編】
学校の中でつまづきがちなのが給食です。
保育園の園児は大丈夫かと思いますが、普段お弁当だった幼稚園の園児は苦労することも…
ここで挙がってきたのは次のようなものです。
- 時間内(最初は30分)で食べられるようにしてほしい。
- ご飯粒を集めることができる。
- 好き嫌いはなるべく少なく。
- みかんを自分で開けて食べられるように。
- 開きの魚にびっくりしない。
みかんはいつもお母さんがむいてくれてました。
子どもたち
って笑顔で言われても…。小学校じゃ全部自分でやります。自分でやる経験って大切ですよ。
苦手なものも一口は食べられるようにしておきましょう。全く手付かずだと子どもも先生もお互い困ってしまいますね。苦手が多くても、ちょっとずつ頑張れる…そんな姿があると嬉しいですよね。
「給食だから食べられちゃう」なーんてチャレンジも学校では見れるので、普段から苦手なものも1口はっていう習慣があるといいなぁと思います。
入学前にやっておくこと・できていてほしいこと【学習編】
本格的な学習が始まるのも1年生から。楽しみな反面、苦手意識を持ちやすいですよね。
- 鉛筆を持って、いろんな線が書けるように。
- ひらがなは読めた方がいい。
- 数の遊びはしておくといい。
基本的に国語と算数の学習時間は多い1年生。
ひらがなは1年生で本格的に習いますが、読むだけでもできておくと、他教科での学習スピードが違います。いろんな絵本を親と一緒に読み、自分で読むってことに慣れておくといいですね。スラスラ読めるようになっていると、学習のつまづきはうーんと減ります。
また「鉛筆持つのが初めて!」という子もたまにいます。線がふにゃふにゃだと、ひらがなの学習にスムーズに移行できません。もちろん学校でも描く練習はしますが、できればたくさん鉛筆はにぎっておいてほしい!
数の遊びは、主に指でできる範囲です。5の数の合成(3といくつで5になる?)とか、10の数の合成(6といくつで10になる?)などは、お風呂遊びなどで知っておくと吸収が早いです。一緒にやれる範囲で、数に親しんでおきましょう。
あお
この辺りが、お風呂で楽しみながら学べますよー!
学習習慣全体をじっくりとつけたいなら、年長さんのうちに通信教育を始めるのもおすすめします。
我が家もポピーでその習慣がつきました。
あお
上で挙げたことが全部できるようになる必要はありません。
小学校でも指導します。ただ体験させておくのと0から始めるのは違います。
ここからは、ボクの考えをお話しします。
小学校入学へ!たっぷりといろんな体験をさせよう
河原で石を拾ったり、川遊びをしたり…
一見危険そうに見える遊びを子どもたちはやりたがります。
ボクもキャンプに行ったら娘にこういう体験をたくさんやらせています。
あお
勝手に子どもはやり出します。。。
自然の中ではいろんなことを教わります。失敗することの大切さも、慎重に進めることの大切さも…。
ぜひ比較的時間がある今のうちに多くのことを体験させてほしいと思います。
娘が年長のこの1年間で、一緒にやったことは次の通り。
- Mr.Childrenのライブに一緒に行った
- 自転車でのロングライド(自転車専用コース)
- 自転車で公園まで行ってみる
- 書き初め
- 餅つき
- カードゲーム(犯人が踊る)やボードゲームでたくさん遊ぶ
- バレーボールの世界大会見に行った
- キャンプファイヤーした
- マウンテンバイクに乗ってみた!
- ウミガメに出会った
- 蛇を首から巻いてみた
- ウクレレ弾いてみた
- ペンションに泊まって、満点の星を見た
- フォレストアドベンチャー で1日中遊んだ
- 秋にキャンプしてみた
- パターゴルフやった
あげてみると色々ありますね。
娘の興味関心だけじゃなく、ボクら親も楽しめることをかけ算して考えています。そうすると幸せの範囲が広がっていくんですよね。
娘のために犠牲にするんじゃなくて、ボクらも同じように自分の時間を大切にして、幸せを味わう…それが結果的に娘の幸せになるんじゃないかっていうのが、妻との考えなんです。
お金はかけなくたっていい。
時間もあまりとれなくたっていい。
「やったことがないことをやる体験」を大事にして4月まで過ごしてほしいなって思います。
やったことないから、やらない!
子どもたち
笑顔で言われても困ること!
「やってみたい!!」ってキラキラした顔が生まれるように、ボクも娘を育てたいなぁって思っています。
小学校入学前に、何でも自分でやらせてみよう!
ぜひ3月までの間は、「なんでも自分でやらせてみる」を意識してください。時間がないからって親が手出しをするってことを少し減らしてみてください。
グッと親が我慢すれば、子どもはいろんなことができる。そして、その時の自信が、小学校で未知のものに会った時に、「よし、やってみよう!」に変わっていくと思うんです。
街で色々な親御さんを見て思うことは、「親の時間で動いている子どもが多い」ってこと。
親
ほんと、急いでよ!
何やってんの?いつまでもぼーっとしない。
親
子どもの遊び場とかいくとそんな声を耳にします。
親ってみんな忙しいんですよね、よくわかります。ボクも保育園への送り迎えとか、ゆったりしている娘を見ると、こんな言葉かけちゃうことも…
でもね、子どもは子どもの時間を生きているんです。そこを大事にしてあげたいなぁって思うんです。
学校の中では、給食の時間とか着替えの時間とか、どうしても学校時間で動かなくてはいけない時があります。でも本来そんなの取っ払って、じっくりさせてあげたい。
幸せな子ども時間ですもん。一人一人の中で動いている時間を大切にしたいんです。
あお
ちなみに、ヒミツキチ森学園では、こういう学校時間で動くってことは極力少なくしています。じっくり時間があることを味わっています。
ボクも家庭では、つい焦って、親の時間の中で、子どもを動かしてしまわないように注意しています。
着替え、食事、就寝準備…
手を貸したくなるところをグッと我慢して、自分でじっくりやらせてみてください。できる範囲で構いません。
そして困った時は自分で考えさせる、親が答えを示しすぎない。
親としての覚悟が必要だね!
まーくん
あお
この辺りは夫婦で棲み分けるなど、相談できるといいねー!
急がせる役を今日はボクがやって、明日は妻に任せてみたり…そんな風に工夫していくことが大切だと思います。
小学校入学へ 結果じゃなくプロセスを褒めよう!
一つのことができるようになるのも大きな価値です。ただ、その過程も認めてあげてほしいんです。
小学校に入ると、自分よりいろんなことができる子は多いです。保育園の時のような、ナンバー1は難しいっていう現実に直面するなんてことがよくあります。
その時に、子どもの中で何かが変化するんですよね。
グッとスイッチが入って1位を目指す子もいれば、ぽきっと折れてやる気がなくなる子もいます。このあたりが、小学校1年生で学校を渋ることとの関係はあるんじゃないかって思っています。
でも中には、そういうことに関係なく、ニコニコしながらいろんなことに挑戦する子がいます。家庭訪問とかで親に話を聞くと、やっぱりプロセスを大切にしているんですよね。
よく親子で対話している。
「ここができたね、できなかったね」じゃなくて、「がんばってるのがみれて嬉しいな。」「もうちょっとでできるとこまできたね!」って声をかけている。
できたことがゴールじゃなくて、その過程のプロセスを大切にする。そうやってレジリエンス(心が折れない力)が鍛えられるている子だと、小学校でも安心です。
これから好きなこと、得意なことは獲得してけばいいんです。できるようになることも増えてきます。そこに自分で向かっていく力を持つこと。
あお
これこそ、幼少期の大事な力です!
入学準備は「いつから」はなく、できることから
でもちょっと準備することが多いんじゃないの?
まーくん
あお
確かにそうなんだけど、後半の3つのことは子育ての指針にもなるよね!
コロナウィルスで、年長さんの行事はことごとく潰れているケースも多いかと思われます。いつからやればいい〜というよりかは、できることからスタートしましょう!
今日ご紹介したいことは、場所や時期を選ばずにできることばかりです。
特別な準備じゃなく、毎日の積み重ねが入学への準備になります。
また、小学校に入学すると、子どもたちは親の知らない世界を作り始めます。これが成長にとっては大事なこと。いつでも親がその世界をのぞけるとは思わないでください。
親に隠し事をすることもありますが、その世界の中でこそ、子どもたちはうんと成長していきます。
いい意味で親の子離れができるといいですね。
あお
それでは今日も良い一日を!
年長さんにはこちらがおすすめ!