おはようございます。
10年越しの約束を果たしたヒミツキチ森学園のあおです。20歳になったあの子たち元気だろうか??
さて、今日は教員の転職の際の「職務経歴書・履歴書」についてお話ししておこうと思います。
どうしてこれを話すかというと、転職活動の際に、職務経歴書の書き方が一番迷ったからです。
あお
転職する気がなくても、一度書いてみることをおすすめします。
自分のキャリアで成し遂げてきた事は何なのか。
社会における自分の価値はどんなものなのか。
人生100年時代を生きる今、ボクらには価値の棚卸しは絶対に必要で、時々立ち止まり自分の価値を確かめることって重要だと思いませんか?
ということで、早速見ていきましょう!
まーくん
目次
教員が転職する際の職務経歴書の書き方
いくつかの項目に分けながら、実際に自分が書いた例を元に書き方を記しておきます。
職務要約
15年間小学校の教員として、社内外で新しい学びのあり方についての実践を重ねながら、体育主任や学年主任を任せれ、学校全体の運営にも関わりながら、キャリアを積んできました。
ここでは、職務について、どのようなことをしてきたのか、概要を書きます。簡潔に書くことを心がけました。
リクナビエージェントの方のアドバイス!
リクルートエージェントの方のアドバイス!冒頭に【職務要約】を書いて下さい。一言でいうと、どういう経験をしてきたのか?また強みは何か? というのを書くとよいですb人事の方が最初にみる箇所です。
また面接でも【自己PR】 として話せるところでもあります。しっかりとまとめてみてください。
職務経歴
あお
ボクは3校に勤務したため、その経歴を書いておきます。
△△小学校に勤務
- 4、3、5、6、1年生の担任をする。
- 新しい業務について覚えながら、□□年からは体育主任を務め、校内の体育学習の円滑化を進める。
- ××年に一斉授業研究会の授業者を務める。
- 自分の生まれ育った地区にて、地域や保護者とともに、主に学級作りに力を入れて働く。
〜小学校に勤務
- 全校児童が少ない学校、1学年1クラスのため、多くの業務を担当する。
- 4、6、5、1、6年生の担任を務める。
- 体育や視聴覚主任等、多くの主任を任される。
- 20□年、20△年に、一斉授業研の授業者を務める。
- 地域の田んぼを借りての米作り体験や、外部の方を招いての授業など、学校の外と関わりながら、新しい学習の開拓に力を入れる。
- また同じ市町村の学校の先生とともに、自主的な学習会を立ち上げ、その活動は今も続いている。
□□小学校に勤務。
- 5、4、5、6、2年生の担任を務める。
- 20□年から学年主任を務める。体育主任としても校内の体育学習を支え、外部の行事の調整等に携わる。
- 20××年と20□年に一斉授業研究会の授業者を務める。
- 20●●年には、「育児におけるフレックスタイム制度」による勤務を行う。
こうやって書いてみるとわかるのですが、意外と書くことが少ないんです。
この15年は濃密で、いろんなことを経験したと思っていたのですが、社会の中での実績と言われると、なかなかないなぁというのが実感です。
確かに、無理やり出してきた感はあるね。。。
まーくん
【営業スタイル】 【担当地域・担当顧客】何をどこに、どういう方法で営業していたのかを箇条書きにし、 【実績】を必ず言識してください。個人の売り上げ管理をしていない場合は、グループ系としての表記でも問題ありません。
ここは営業向けのアドバイスですね(笑)
「教員の実績」ってどんなことなんでしょうか。
毎年、子どもたちの成長に携わる尊い仕事ですが、その価値が理解されにくいって「履歴書」ありきの社会の在り方のせいかもしれませんね。
あお
その人の価値は、「文章に表すこと」だけじゃ書き切れないですよね!
活かせる経験・知識・技術
- 小学校での全面的な指導の経験。また体育を専門とする運動全般の指導
- 保護者や児童、同僚などの信頼を得るコミュニケーション能力
- 年間のプログラムデザイン等で培った企画力
- プロジェクトアドベンチャー等、新しい学びの在り方を自ら教育現場で実践した意欲やファシリテーション能力
この辺りが自己PRにつながるかと思います。
自分が学校の中で力を入れてきた部分になります。
あお
あなたは、何に力を入れていますか?どんな実践をしていますか?
言われたこと、任されたこと、当たり前のことを取り除いた時に、どんなことをしているでしょうか?
これって職を変える変えないに関わらず、重要なことですよね?
- 自分が学校の中で何をしたいのか
- どんなふうに周りと関わっていきたいのか
- どう生きていきたいのか
ここを明確に答えられる人は少ないと思いますが、春休み、自分のやっていること、やりたいことの棚卸しをしてみたらいかがでしょうか?
資格
ここは人それぞれですが、ボクの資格は非常に少ないです(笑)
- 小学校免許1種
- 珠算2級
本当にすくなっ!?
まーくん
あお
資格じゃないのよ、キャリアは。。。
転職を果たした2023年現在は以下の資格を持っています。
- チャイルドコーチング
- ヨガインストラクター
- キッズヨガインストラクター(Yoga.E.D)
- マインドフルネススペシャリスト
結構増えたね!
まーくん
教員の転職、書いた自己PR
ボクが書いた自己PRを載せておきます。
- 人と人とのつながりを見出し、学級の中でデザインする。
- 個に応じた指導を通じ、信頼を積み重ねることができる
この2つが自分の強みだと思っています。多忙な教員という仕事をしながら、自身のタスク管理をアプリを用いて行うなど、働き方の改善にも務めてきました。
また、新しいことに挑戦し、児童が楽しいと思える授業や学校生活が送れる手立てについて考え、実践を積み重ねてきました。学校の中だけではなく、自分で仲間とともに自主的な勉強会を開いたり、多くの研修の場で意欲を持ちながら取り組んできました。
あお
や、やばいですよね。
自己PRには【成長の過程・差分】と【他社でも活かせるスキル・強み】を記載してください。 あまり難しく考えず、仕事上で起こった困難な課題や自分なりに注力したことを、具体的なエピソードを挙げて書いて下さい。
・課逹解決に向け実際に行動したこと、工夫したこと .その結果と、その事例から学んだこと ・そのスキルを今後どのように活かしていきたいかを伝えることが大切です。
考え方や頑張ってきた姿勢というのは、例え異業界であっても活かされるものです。具体的なエピソードをかくことで、次の企業で働いている『あなた』の姿をイメージできれば採用担当者は会ってみたいと思います。どんな些細なことでも構いません。 「課題発見→ぶつかって苦しんだ体験→どう乗り越えていったのか?→そこから得られた経験」
※この一連の流れが重要ですも企業側は選考において業務上で一番重要な「課題解決能力」 (知識、考え方)を判断します。そして「得られた経験」が次の企業でも通用するようなものであることがキーポイントになります。
採用担当者は成功事例ばかり知りたいのではありません。本当の人間性が出るのは、腔掘「苦労」 した時です。その姿を面接で見たいのです。最初の職務経歴書に書いておけば当然「会って見たい!」と思いますし、面接で間力れる質問も、この内容に沿ったものが多くなりますので、面接対策にも役立ちます。
※時間はかかると思いますが、ここが最重要ポイントですし「仕事上でのあなたらしさ」 が出る最大の場面ですので、頑張って考えてみてく ださい。
あお
ということで、今考えるものを書き直してみますね!
15年間全てが順風満帆だったわけではありません。
時に、苦しいクラスを持つこともありました。子ども同士の関係が薄く、信頼がないクラスを担当したときは、どうしたものかと苦心しました。また学年の中の問題を学年主任としてどう受け持つかも苦しんだ点です。
しかしながらそこから2つのことを学びました。
- 人と人とのつながりこそ、小学生であっても大きく影響するということ。
- 一朝一夕では築けない「つながり」が大きな価値をもたらすこと。
です。
子ども同士の繋がりが希薄であれば、まずは先生と子ども同士のつながりが生まれるように、自分の教室内での価値を置く基準を変えました。
具体的には
- 1日2回、全員と必ず対話をする。
- 一筆箋に子どもの良かったことを記し、1ヶ月に全家庭に回るように渡す。
コミュニケーションからつながりを生むものを手間をかけて実践しました。すると教室が大きく変わったのです。一人ひとりとコミュニケーションに時間をかけることで、教室の中の雰囲気が変わり、子どもたちの様子が生き生きしはじめました。
これは、職員同士でも同じで、毎日20分、学年を組んでいる先生たちと振り返りを行いました。この時間があることで、コミュニケーションが円滑になり、学年内の子どもたちのトラブルも減りました。
私の強みは、このような活動を毎日コツコツと行えることです。物事のレバレッジがどこにあるかを見極め、人とは違ったところに徹底して注力することができます。
そして実際に長い期間、効率以上に効果を考えた手立てを取り続けることで、成果を出すことができます。
また新しいことへの挑戦を恐れないことも、自分の価値だと確信しています。
自分自身が学んできたことを実践すること、それを仲間とともに行うことも数多く進めてきました。
今までいた業界とは異なりますが、貴社でも多くの経験を積む中で、自分自身の力を発揮できるところを見極め、新しい挑戦をしていく所存です。よろしくお願いいたします。
一筆書きで書いてみました。いかがでしょうか。
前半は長く書きすぎましたが、具体的なことから強みがPRできていませんか?
あお
ここは本当にじっくり書くところですね。自分自身がどんなことに強いのか、一度書いてみると強みがわかるかもしれません。
職務経歴書・履歴書・自己PRを書いてみよう!
先生だけをやっていては、こういう経験ってないと思います。
ただ、自分のやりたいこと、できることを明らかにすることで、また新しい発想が浮かんでくるかもしれませんね。
ボク自身、自己PRを真剣に考え、自分の強みとは何かを練り続けました。さらには、転職サイトを使い、自分にどのようなオファーをくるのか見極め、自分の価値を考えました。
あお
それは、間違いなく今につながっています。
転職を本気で考えている方は、まずはこの棚卸しをしてみることをおすすめします。時間をかけてでも、自分のやりたいことをはっきりさせることが、自分の人生を生きる近道になると思うからです。
応援しています!
あお
それでは今日も良い一日を!
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