おはようございます。
家族で遊ぶための下見で行った「チームラボボーダレス」で、一人で滑り台を滑ってしまった40歳のおじさんことヒミツキチ森学園のあおです。
「りんごがたくさん割れたね!」と褒められました。
さて、今日は「かえつ有明中・高学校」に授業見学させてもらったお話です。
おぉーあの「探究」で有名な!?
まーくん
あお
いつもアシストありがとよ!
探究する中学生・高校生の姿を見たい!そして「面白いよ」と信頼できる方のご紹介でつながりを持たせていただくことができました!
早速見ていきましょう。
目次
かえつ有明 中・高学校って?
東京都江東区にある私立学校です。
サイエンス科(中学)とプロジェクト科(高校)という探究の授業があり、今回の訪問は水曜日ということで、毎週行われている先生方の会議にも混ぜていただきました。
サイエンス科・プロジェクト科会議は自主的に担当者になった先生たちが参加していますが、この研修も先生たちの授業コマとしてカウントされているそうです。
総勢30名ほど。その数に驚きました。
あお
無茶振りでその方々の前でヒミツキチのことをお話しすることに。。。
いい経験をさせてもらえました。
高校のプロジェクト科では、新クラス、オーセンティック、トラディショナルと3つのクラスに分かれて3年間を過ごすようです。
究極のアクティブラーニングを展開する新クラス、一般受験で難関大学を目指すトラディショナルクラス、探究型の授業で各自プロジェクトに取り組みその経験をもとに主にAOや推薦入試に挑戦するオーセンティッククラス。
この日は、高校生の「新クラス」と、「オーセンティック」の授業を見せてもらうことができました。
かえつ有明が「探究」で注目されるわけについて、自分の問いを持って見学に臨みました。
結論から言うと、
- 先生たちと子どもたちの在り方が一緒であること
- みんなで取り組む土台があること
だなぁと感じました。
あお
詳しく説明していきます。
職員室と教室の空気感は似てくる
まずは水曜日の朝の研修に出させていただいたことから。
驚いたのは先生たちの熱量です。
「あお先生の話を聞いてどんなことを思いましたか?」
という問いかけに対して、ぶわぁっと話し出す感じは、高学年の3学期の教室や成熟された同僚との対話と同じ雰囲気でした。
これまで丁寧に積み重ねれてこられたんんだろうなぁと思い、後の話で伺うと、先生同士のミーティングでチェックインを丁寧に時間をかけるエピソードや、「仕事が忙しいけど、この場に癒されにきた」とエピソードを聞き、納得しました。
対話が重ねらえた安心できる人間関係がそこにありました。
午前中は「新クラス」のプロジェクト科の授業を見学させてもらいました。
いち早く気づいたのは、そこに先ほどとおんなじ空気が流れていたことです。
先程の先生たちと同じように、子どもたちが熱く対話している様子が伝わってきます。同じように信頼がベースにあって、自分の言葉でしゃべっているんです。
遠くを見ると、2限目で空きがでている先生方が子どもたちと同じ空間で対話していました。
同じところで!?
まーくん
あお
そう、閉じられた空間ではなかったんですよ。
ちょっとのぞけば様子がわかるところで先生たちが対話している。それって非常に大事なことだよなぁ。
ボクらはいつも、「職員室の空気は絶対に教室にも出るよね」と話しています。
ヒミツキチで言うと、スタッフルームの中がギクシャクしていると、きっと子どもたちもそうなるよねえと。
あお
だから人間関係を大切にしているし、それができるメンバーを尊敬しています。
かえつ有明に、「こういう姿があるべきだよね。。。」という共通理解のもと、子どもと大人に同じ風景が広がっているのがステキだなと思いました。
一人じゃなくみんなで遠くにいく
ボクが今回繋がりを持たせてもらったのが、プロジェクトの主任の先生だったのですが、その方だけではなく、多くの方で遠くに行こうとしていることを感じました。
かえつ有明は私立学校なので、当然異動はありません。
公立校と比べると、ベテランと言われる年配の先生も多いのが、校内を歩いているとわかります。
しかしながら、「そうした先生たちにおごるところがなく、学び続けている」と言う話も聞くことができました。ボクも見学の中に、学び続ける人が持つ特有の柔らかさを感じました。
若い先生もベテランの先生も学び合っていることが伝わってきました。
どうしてそう学び続けられるんだろうね?
まーくん
あお
ここをもっと聞けばよかったなぁと後悔していますが、なんとなく予想で話します。
間近で子どもたちが学び続ける姿見られているからかもなぁと思いました。
プロジェクト科新クラスの子どもたちの探究への姿勢は、本当にびっくりしました。
「自己肯定感を育むためのワークショップについて」を開催しようとしているグループの話す姿からは、自分たちのことを深く知った上で、相手に伝えていくには?といった考えの深さがわかりました。
ここまで来れば、あとは社会に出ていくだけだよなぁと。自分の高校生の時と比べると天と地の差です。
酷かったもんね、高校時代。
まーくん
あお
はい、野球しかやらないし、いまだに先生やっているのか疑われます。
そんな姿を見せられたんじゃ、先生たちも負けていられないですよね。
自然と探究していく姿で刺激しあって進んでいるんじゃないかと考えています。
関心が自分の内側に向く子どもたち
子どもの姿を見ていて思ったのは、関心が自分の内側に向いているということです。
この時期の子どもたちは多感なので、すぐに外側に向きがち。自分以外の誰かと自分を比較して、そのす差異に目を向けることが多かったのを思い出します。
でも、そう言う雰囲気をかえつの生徒からは感じなかったのです。
ベクトルが自分に向いていて、安心して自分のことを話すことができていました。
「この子たちは、話したがると思いますよ。」
っていう先生の言葉通り、本当によく話す子どもたちでした。
中には、かえつの探究について深く掘り下げているグループがあり、「小学生でも探究ってできるのか」について、高校生と話し込んでしまいました。
あお
自分の考えを持った上で話を聞こうとする姿に驚きました。
かえつ有明は「探究」だけではない
今回の見学の目的の1つに、ヒミツキチの子たちの数年後の姿をイメージするがありました。
探究し続けていった先のイメージがあると、今の現実をどう見るかにつながるなぁと。
かえつ有明にはその姿がありましたし、ヒミツキチの子たちがやっていることの方向性にも自信が持てました。対話から深く話すベースがあって、子どもたちが共創する様子は重なって見えたからです。
ぜひその探究の姿を見にかえつに行ってもらえたら!と思うのですが、かえつ有明は探究だけの学校ではありません。
先生たちの学び合う姿勢や対話によって、子どもたちが伸び伸び学んでいます。
3つのクラスに分かれての取り組みは、きっと課題もあるのでしょう。それでも毎週水曜日の研修の様子からもわかるように、先生たちが問題解決ではなく「ありたい姿」と言うビジョンを持って進んでいるのがわかります。
あお
ヒミツキチの子にも中高の選択肢として見に行くことを薦めてみます。
ありがとうございます!
あお
それでは今日も良い一日を!