おはようございます。
登山した後に入試という間違った日程を自分で組んでしまったヒミツキチ森学園のあおです。今日一日、頑張ります(笑)
さて、今日は「クラスで最初に読む絵本って迷いませんか?」というお話です。
最初に読むからには、
- 読み慣れている本
- 先生の思いが溢れている本
- 難しくなくわかりやすい本
あお
こんな本がなかなかないんですよね。
わかるわかる、最初から重い本もよくないしね。
まーくん
今日は「学級開きに読む本、何にしよう?」と悩むあなたへとっておきの一冊を紹介します。
それが「せんせいって」です。
目次
まつしたしゅんじさんは現役の先生
実はこの絵本の作者の松下隼司さんは、現役の小学校教師なんですね。
しかも17年目ということは、ボクと年次も全く一緒。
さく:まつした じゅんじ
1978年生まれ。愛媛県出身。奈良教育大学卒業。
現役の小学校教論として教壇に立ちながら、関西の小劇場を中心に10年間演劇活動し、
第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクールで文部科学大臣賞を受賞。
日本最古の神社である大神神社の第17回短歌祭で、最優秀賞の額田王賞を受賞。
プレゼンテーションアワード2020では優秀賞を受賞など多彩なジャンルで多くの受賞歴を持つ。
著書に、絵本『ぼく、わたしのトリセツ』(アメージング出版)。
賞の中身が凄すぎて、多彩すぎて驚きません?
同じ年次でも、こんなにも違うものかー
まーくん
あお
ほっとけー!!
今回、そんな松下先生が、イラストレーターの夏きこさんとタッグしての絵本は、本当に素晴らしい一冊なんですよ!
「せんせいって」をヒミツキチで読み聞かせ
本の内容については、まず記事から引用です。
学校の先生はブラックな職業だと最近とても言われています。(本作品は)もっと子供とゆっくり向き合いたい先生と、もっと先生と一緒に遊びたい子供たちとの、少し悲しくて、心あたたまるお話です。学校の先生という職業の魅力を絵本を通して伝えていきたいです。そして、さまざまな業種で働かれている方の活力に少しでもなれればと思っています。
そうテーマが学校の先生なんです。
しかも光を当てるのは、学校の先生の大変さと、そして尊さの両面から。
あお
こんなステキな本ないじゃないですか!?
子どもたちも先生も、自分の夢に光を当てていく…そんなステキなストーリーです。
ついつい問題解決ばかりしすぎな先生という職業。
でもこの絵本が伝えてくれるのは、問題解決じゃなくて、なりたい姿ややりたいこと(ビジョン)に目を向けようよというメッセージなんです。
何か「学習する学校ゼミ」で自分が学んでいるところと重なるんですね。
イラストの夏きこさんの絵もステキすぎて、もう言うことなし!
あお
今回、「せんせいって」をヒミツキチで読み聞かせしてみました。
「せんせいって」ヒミツキチの子たちの感想
この本をヒミツキチで読み聞かせして対話しました。
- 先生って大変そう
- 先生について知らなかったことをいっぱい知れた
- なりたいと思ってなれること、大事!
- 先生って見えない場所でもお仕事してるんだ!
- 先生っていろんな気持ちを持っている
- 先生っていろんな顔を持っている
- 小学校のいろんなところが知れていい!
- ステキな先生だね!
いろんな意見が出てきました。
特に、先生って怖い時もあるよね。。。
の話では盛り上がりました。
低学年の時は優しいんだけど、高学年になるとなぜかみんな怖くなる!!
子どもたち
どうしてだろうね。。。
「でも、先生の仕事楽しそうじゃん!」
「いやぁ、でもうちのとーちゃん、大変って言ってるわ!」
などなど。。。
小学校の先生あるあるを話せる子と、小学校に通ったことがなくて「なるほど!そうなんだ!」と受け取る子と様々でした。
うちの学園ならではの対話になって、読み聞かせ×対話と相性が良かったです。
「せんせいって」が合うシーンは?
この絵本があうシーンで言うと、冒頭でも話した「出会い・学級開き」でしょう。
1冊目の本としては最適なんじゃないかと思います。
程よく笑えるシーンがあり、自分の想いもちょこちょこ挟みつつ、読み聞かせをすることができます。
また、前年度までの先生の様子を話してもらうなど、「読み聞かせ×対話」で様々な工夫が効くでしょうね。
後半は、夢を語るシーンもあり、様々な希望が溢れる展開になっているので、
- 今年1年はこんなクラスにしたい!
- 先生にも夢があってね。
と自分の想いを語るのにもぴったりですね。
学級開きに大活躍の一冊となりそうです。
他には、夢について考える道徳の授業などにも活用できそう。
幅広く読み聞かせできる一冊だよね!
まーくん
あお
本当にそう思います。
出会いを含め様々なシーンで活躍する絵本
読み聞かせをしてみて感じたことは、先生に関する絵本だからこそ、先生の想いとリンクするということです。
あお
読み聞かせしながら、給食5分で食べていたなぁ。
と懐かしくなりました。
絵本を読みながら、改めて「先生の仕事の尊さ」を感じました。
読みながらジーンとしちゃったのも事実です。
大きなビジョンを持ちながら、ボク自身も先生をやり続けたいです。
松下先生の一冊、ぜひぜひ手に取ってみてください。
あお
それでは今日も良い一日を!