2冊目の著書!「プロジェクト活動」のススメ

伸び伸び育つ子どもたちに何を想う?南アルプス子どもの村小中学校

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あお

あお

あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

まーくん

あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。

どうしても歴史が好きになれないヒミツキチ森学園のあおです。そんなボクが今年は歴史を担当。

さて、先週見学に行ってきた、南アルプス子どもの村小中学校について、書かせていただきたいと思います。

実はボク、1年以上前からアポを取り続けていたのですが、なかなか予定と合わなくて…ようやく実現できた見学。車を3時間弱走らせて、ヒミツキチのメンバーと共に学校見学してきました!

あお

あお

本当に素晴らしい学校で、たくさんの刺激と気づきをもらいました。

「ない」ことで子どもが伸び伸び育っている学校でした!

どんなことを思い、何を感じたのか、教えてー!

まーくん

まーくん

あお

あお

1こずついきましょう!

南アルプス子どもの村小中学校って?

山梨県にある南アルプス子どもの村小中学校は、和歌山県にある「きのくに子どもの村学園」の分校です。

2009年に設立された学校で、寮に通う子どもたちもいます。

寮があるのって、きのくにの特徴だよね!

まーくん

まーくん

あお

あお

そうそう、寮の生活で学べることも多いみたい。

「自由な子ども」を教育目標に置き、プロジェクト中心の授業は、映画「夢見る小学校」にもたっぷり取り上げられていましたね。

鶏や羊などを飼いながら、実際に卵などを販売するなど、暮らしを大切にしている学校だなぁというのが第一印象でした。

ごっこ遊びにしないこと

ごっこ遊びにしないこと

小中学校の校長先生が案内役としてお話ししてくださいました。

豪華すぎる見学!?

まーくん

まーくん

お話の中にもあったのですが、「ごっこ遊びにしないこと」は大事にされている文化だそうです。イエナプランと同様に「ホンモノに学ぶこと」を大切にしているのでしょう。

きのくにでは、どの学校でも、生活に根ざした子どもたちが考えたプロジェクト学習をしています。

その活動自体を丸ごと1冊の本にしているんです。印刷予算なども考えて全行程を子どもたちが受け持ち、教室の前で販売しています。

この日見学に行った際に、ボクは劇団の前に置いてあった本とDVDを購入させていただきました。

受け答えしてくれた劇団のクラスの子どもたちの様子から、自分たちが作り上げたものを誇りに思っている姿がありました。

学びを丸ごと綴じ込むという発想、すごいなぁと

昨年度ヒミツキチ初の運動会を実施した時に、作家の時間(書く時間)と合わせて体験を綴じ込んでみよう!となったのですが、本の製作や販売まで1つにしてしまう学びの在り方に驚きました。

こうすることで、自分たちの経験したことを文章に書くことまでが価値になってきます。

早速、ヒミツキチ森学園で海クラス(4〜6年生)が取り組んでいるラーニングプロジェクト「修学旅行」でも、この発想を取り入れていけたらなぁと思っています。旅行前の調べたものやしおりの内容に加えて、当日撮った写真や、旅行記なども全て1つにして混ぜ込もうと思っています。

刺激をもらって、いいアイディアが浮かんできそう!

まーくん

まーくん

最近は「ほんと作家の時間」が時間割の中になくとも、他の教科に溶け込んでいる読むや書くの時間。うちの学園でもプロジェクトが中心となっての学びが進んでいるところなので、色々と参考になりました!

「教えない」から子どもを見るフレームを考える

「教えない」から子どもを見るフレームを考える
あお

あお

映っているのはうちの校長です!

さて、加藤校長の言葉の中で、「教えない」ことが強調されていました。ボクはこの教えないということには基本的には賛成です。

ただ、基本的には教えないのだけれど、教えるべきことは教えてもいいというスタンスです

きのくにがどこまで教えないかは、今回の見学じゃ見切れなかったね。

まーくん

まーくん

望んでいる答えを教えないという意味だと思うのですが、なんにせよ、子どもを見るときのフレームを再考するきっかけをいただきました。

ボクが常々思っているのは、先生は子どもと正対しない方がいいということ

正対して「あなたはこうだ!」と伝えるなんてことは、意味がありません。ボクと子どもが同じ方向(モノ)を見て話をしているのが理想です

例えば何かのリハーサルをしたとしましょう。いつも心がけているのは、向き合って話すのではなく、一緒にホワイトボードを見て振り返ります。ボクらが見ているのは「あなたたちがどれだけできているか」ではなくて、「振り返りで出てくる子どもたちの言葉」です。

例えば良くないなぁと思う行動を子どもが取ったとしましょう。そこで一緒に見ているのはビジョンです。

あお

あお

ビジョンとは、「自分のなりたい姿、成し遂げたいこと」です。あまり大きくしないように。

そのビジョンに向けて、一緒にできることを考えます。

教えないのですが、気づき、脇にいて、一緒に考える存在でいたい

今回の見学を通して改めてそう思いました。

豊かな場と、子どもたちの数から思う未来

豊かな場と、子どもたちの数から思う未来

なぜ食堂にボルダリング!?

まーくん

まーくん

あお

あお

サイコーだよね!

南アルプスに実際に来てみて思ったのが、場が豊かだということ

校舎も広く、高い空間があり、建築物としてとってもステキでした。校庭もしっかりとあり、思いっきり遊ぶことができる場所、これぐらいの広さがあるといいですね。

人数も多く、200人弱がこの空間にいます。

さてそこで思うのが、空間的にも人数的にも大きな学校こその良さです。

空間で言うと、物をしまわなくてもいいこと。

出しっぱなしができるんですね。

ボクらは小さな小さな校舎で過ごしています。校舎と言っても古民家なんです。何かを出しっぱなしにしておくことはできません。

ただ南アルプスでは1階には遊べるコーナーがあって、ほぼ出しっぱなしにできていたり、作ったものは階の上に乗せて授業に戻っていました。

空間に余裕があるから、出しっぱなしにできるんですよね。ボクらもその空間を取りにいきたいなぁと心から思いました。

また人数が多いので、最初から一人一人を追いすぎないように設計されているんだと思いました。ボクらの学園は、頑張れば一人ひとりを見きれてしまう。その見きれることが、マイナスにはなっていないかなぁと。

一人ひとりを見る。

個別に進み具合をチェックする。

もしかしたら難しいというか、そうしないことのプラスに気づかないといけないのかもしれません。

全員を見きらなくても、生活の中で丸ごと受け止めていく。寮もある南アルプスでは、そんな雰囲気も感じました。

あお

あお

もちろん一人ひとりを大事に考えている、全職員で見ているというあたたかさは感じた上でですよ!!

見学者は何を思う?視野が広がる学校

見学者は何を思う?視野が広がる学校
あお

あお

生き物飼うのが、ヒミツキチの夢です。ヒツジもいて最高でした!

ボクは南アルプスを見学させてもらい、視野が広がりました。

本でもなく話でもなく、こうやって実際の学校に来て一次情報に触れることが一番です。一次情報、本物の現場だからこその感じること、学ばせてもらうことがたくさんあります。ホンモノが一番大事。

ボクらヒミツキチメンバー以外は、入学検討者でしたが、教育関係者にもぜひ足を運んでもらいたいです。

あお

あお

映画も素晴らしかったですが、その何倍も見る価値がありますよ。

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

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