おはようございます。
葉山の海の魚たちをシュノーケリングでたっぷり楽しんだヒミツキチ森学園のあおです。
浮きを使っての配慮しながらのシュノーケリングは難しかったけど、子どもたちの笑顔がサイコーでした。
さて、今日は「地域と循環して学ぶことの価値」についてです。
- 自然で学ぶことの価値を感じている
- 日本のこれからの教育を考えていきたい
- オルタナティブスクールが展開していること
早速いってみましょ!
まーくん
目次
午後は地域で学ぶ学校
葉山で今週見た魚たちです。
子どもたちとシュノーケリングしました。
ボクたちは「地域で学ぶ・葉山で学ぶ」ことを大切にしています。
きっかけは、ボクがヒミツキチ森学園に関わり始めたときに出たイベントのこと。
「こんな学校があったらいい」を真剣に考えていたところ、「街全体をガッコーに!」「地域で学ぶ」というコンセプトが生まれました。
あお
あの時、男性5人のメンバー(たまたま)と考えたあのコンセプトが今になって、グーっと生きてくるとは!?
人生って面白いですね。
今日はこの「地域で学ぶ」という考え方を深掘りします。
狭い日本における学校の在り方
日本は狭い国です。
広大な土地があるわけではありません。
学校と言われるところは、都心では、大抵は住宅街にあり、すぐ隣は一軒家だったりします。
ボクは横浜市でずっと先生をしていましたが、ほとんどの学校が住宅街にありました。
そういう日本の特性には、「アメリカの広大な土地を使った学校」を持ち込んでも、あまりピンときません。
アメリカにはそういう学校も多数あります。広大な土地があるアメリカでは、自分の家の周りもかなりの空間があります。土地が広いのが日常なのです。
日本は土地が狭いのが日常です。
狭いというのはマイナスポイントのように思えるのですが、言い換えれば、すぐそばに学びの財があるということ。
歩いて行ける範囲で風景がガラッと変わるんです。
あお
そうしたらそれを生かさないてはないですよね。
地域で学ぶ利点を深掘りしてみる
「〇〇(町のなまえ)で学ぶ」をコンセプトにしている教育機関も多いですよね、でも読んでみるとイマイチその価値が伝わってきません。
いいところで地元で学ぶ。。。ぐらい。
まーくん
結論から言うと、地域で学ぶ利点は「循環・つながり」です。
例として今週行われたシュノーケリングの授業をあげましょう。
今回、ボクたちは葉山で活動する海の団体と連携して、海の運動授業を行いました。
シュノーケリングや台風前の波遊びを行いました。
学園の外で授業をすれば、土日もそこに遊びに行けます。
学校でやったことを楽しくもう一回やることができるし、シュノーケルマスクがあれば、家族で潜って魚を見ることもできます。
家族とも来れて、家族も楽しい時間がそこで生まれます。
「場所」というつながりが増えることが財産になります。
また、他の団体と連携して授業をすれば、葉山の町に知り合いが増えることになります。
いずれヒミツキチを卒業してもその繋がりは続いていくでしょう。
ここにも「人のつながり」という大きな財産が生まれます。
学校の中だけで完結してしまえば、つながりは卒業後になくなってしまいます。
でも地域の中で授業をする、場所や人とのつながりが増えると、それはずっと続いていきます。
あお
だから、地域は広すぎても狭すぎてもいけないと思うんです。
自分たちが暮らす街のサイズで学べること。
葉山という町はそれが絶妙なんだね!
まーくん
学校と日常の間につながりという橋がかかることが、地域で学ぶ良さだと思っています。
ボクらがつながりを担う循環
今年に入って最初のワールドオリエンテーションでは、「働くということ」をテーマに地域に入り込みました。
ボクらがいつもお世話になってるお弁当屋さんを取材し、
作家の時間でグループで文章を書いて、
5年生がタイピングしてブログ記事を作りました。
今、「葉山・子連れ・ランチ」で検索すると5位ぐらいにきています。
このブログを読んでくれたら、ボクらが通っているお弁当屋さんのことを知ってもらえる。さらにそこからヒミツキチ森学園のことをパンフレットで知ってもらえる。
お客さんが、ぐるぐると回り始める好循環が生まれます。
ヒミツキチのやっていることがきっかけになって、地域の中に小さな循環が生まれてくるんです。
ボクらの畑の野菜で調理してもらったり、それがお店の役に立ったりすると、また地域での循環が生まれます。
こうして作っていく循環の一端を担うこと。
そんなことにも街で学ぶ価値ってありますよね。
自分たちが授業でやっていることが、街をより豊かにしていく…
あお
その一端担えたらなぁと、いつも思っています。
地域で学ぶことの価値 まとめ
今日のまとめです。
- 狭い土地の日本だからこそ地域で学ぶ
- つながりが生まれ、日常に橋渡しができること
- 循環の一端をヒミツキチが担えること
ここにこだわる価値があるんです。
さらにいうと、地域に自然が豊富なこと。これを生かさない手はありません。
都心に近くても自然が豊富な場所はあるでしょう。
そのままの自然を使って授業するからこそ、ボクらは多くのことを学ぶことができます。
- 姿・カタチを変える自然
- 遊びや学びの種類が豊富
- 言語だけではなく全身で学ぶこと
ありのままの自然に触れると、子どもたちの表情はガラッと変わります。
いい表情になるんですね。
葉山は自然が豊富で、4月から9月は海を味わいました。
次の半年は、山を味わう予定です。
地域で学ぶの中に、この自然は不可欠です。
あお
葉山で学ぶにこだわるのも、それがあるからです!
ご興味ありましたら、ぜひぜひご見学に。
あお
それでは今日も良い一日を!