おはようございます。
家族でのモノポリーにハマっているヒミツキチ森学園のあおです。いつも勝てない。。。
さて、今日は「オンラインでのアイスブレイク」についてお話しさせてください。
非常によく読まれているオンラインのレクについてですが、こちらは少し難易度高めになっています。
そうじゃないのよ、もっと欲しているのは、軽く、導入に使えるやつ!!
まーくん
あお
って思っている方のために、こちらの記事も用意しました。
ボクの友人である元教員のまひとが、子どもたちにオンラインのアイスブレイクを試してみて感じたことを教えてくれました。
よろしくお願いします!
まひと
今回はそれを記事にしたいと思います!
- オンラインの空気が軽くならない!
- 最初の導入で使えるアイスブレイクを知りたい!
- 子どもたちの心をほぐしていい導入がしたい!
早速いってみましょう!
目次
なぜオンラインでアイスブレイクが必要なの?
さて、まずは理論的なことから。
あお
いいから、アイスブレイクを教えて!って方は、ここをすっ飛ばして次の章へ!
どうしてオンラインにアイスブレイクが必要なのかというと、対面とは違う緊張があるからです。
子どもによっては対面以上かもしれません。
みんなからの視点が集まること、視点が集まっているのに画面の前では一人なこと。
そういう感覚に違和感を覚え、苦手だと感じる子もいるようです。
あお
オンライン授業の疲れっていつもより大きいですよね?
話す方も視線を配ろうとすると、みんなの情報が一気に入ってきてしまい、難しいみたいです。
大人でも疲れるなら、子どもならなおのこと、緊張が強いです。
だからこそ、最初にほぐれたら、次に進んでいけそうですよね。
ボクからもオンラインでのアイスブレイクの価値を説明します!
まひと
ボクの寺子屋も先週はオンラインでした。オンラインでも、楽しく学べたという実感をもってほしくて、アイスブレイクをたくさん混ぜながら、進めました。そのときにチャレンジしたネタをみんなと共有したいと思います。
子ども達は、関係性の中で育つというのがボクのモットーとしていることです。一 緒にいて楽しい、安心できるという実感があるから、よりよく学べると信じていま す。オンラインでも同じです。
もちろん、小学生にとって実際に会って、肌感覚で学ぶことが一番です。でも、こんな状況の中で、それが制限されている。そんな中でも、少しでも前向きにオンラインの学習に取り組もうとしている、みんなを尊敬しています。
あお
ここでオンラインだからこそできる5つの要素を整理します。
- 画面の枠 ▶︎ 簡単にフレームイン・アウト
- 家にいる ▶︎ 家の中のものを使える
- ビュー ▶︎ 一人でも全員でもアングル変更
- ブレイクアウト ▶︎ 一瞬でグループ活動可能
- 共有 ▶︎ 距離を変えずに共有できる
これらの要素はオンラインだからこそできることです。
アイスブレイクを行うときにもこれを生かしてやることをオススメします。
普通にやったら対面の方がいいからです。対面でできるものをオンラインにそのまま持ってきたらうまくいきません。オンラインだからできることをどう活かすかの視点で考えてみてください!
ではここからは、友人のまひとがやってみて、鉄板だったものをご紹介するよ!
まーくん
アイスブレイク① みんなの元気バロメーター
実際の授業で取り組むつもりでやってみます
まひと
今日はどんな一日ですか?
めっちゃ元気がみなぎる人?
朝ごはん食べれなかった人もいる?家族に怒られちゃった人も?
みんなの元気具合を分かち合いましょう。
めっちゃ元気な人は5本指、まぁまぁ元気な人は4本指、普通の人は3本指、
ちょっと元気がない人は2本指、元気ないわーって人は1本指を出して下さいね。
画面に指を近づけると見えやすいですよ。こんな感じですね。
いきますね。「せーーーの」
5本指、めっちゃ元気なんですね!手まで振ってくれてますね。○○さん、なにか いいことあったんですか?
「朝ごはん、美味しかったーーー」
そうなんですね。ちなみに何を食べたんですか?
「目玉焼きです」
いいですね。
4本指の方もいますね!普通って人もいるし、元気ないわーって人もいますね。そ うですよね。そういう日もありますよね。
じゃ、早速今日の授業に入っていくよ!
こうやって、今の自分の状態を否定もされず受け取ってもらえることって嬉しいで すね。
まひと
元気の度合いが分かると、あの人をサポートしてあげようとか思いやりの心 がもちやすくなりますね。
オンラインに関わらず、一人一人の子どもの今の状態をみんなで分かち合うことは、とても大切だと思います。理由は、自分の状態とみんなの状態が違うことがわかりますし、違ってよいということが分かります。そのことで、安心して過ごせるようになるんですよね。ボクは必ずやっています。
あお
あおも解説!
チェックインですよね。
チェックインとは、ホテルなどでありますし、こういう授業や講座などで最初に行うことを指す場合があります。学校で言うと朝の会はチェックインの役割を果たしています。
チェックインは「今ここに私はいます」の合図です。この合図って出しやすい子と出しにくい子がいること、ご存知ですか?
ただ、みんなの状態も確認できることが大事、だからまひとは指の数でチェックインをしたんですね。こうしておけば、声をあげにくい、最初から入れていない子もちゃんと、「ここにいます」のサインを出せる。誰もが出しやすいようにハードルを下げて、チェックインを達成しているのが、さすがです!
ちなみに5つの要素③のビューを使っていますね。自分一人じゃなく、みんなを見せることで安心感を引き出しています。
アイスブレイク② 先生スケッチ
子ども達は先生の絵を描くのが大好きです。オンラインでも、この活動はとってもやりやすいですよ。
用意するのは紙と黒のペンです。鉛筆だと後で画面に見せるときに見にくくなるので注意してください。
ここからは授業の風景
まひと
それでは2分間で、ボクの顔を書いて下さい!絵が苦手だなーって人、安心して下さい。どんな顔になってもボクは怒りませんから!!
Aさん、めっちゃ手を早く動かしてるけど、なんだか怖いなぁ。どんな顔になるんだろう。B君にやけていますよ。絶対悪いこと考えてる。
子どもに話しかけながら絵を描くハードルを下げて盛り上げるのもい いです。
オンラインだと沈黙をあまり作らない方がボクは良いと実感しています。
まひと
おっ、できたようですね。見るのがとっても楽しみです!! せーので見せましょう。
誰か、せーのって言ってもらっていい?
おーー、すごい出揃いましたね。わーめっちゃ若く描いてくれてるありがとう。
なんか、おばけみたいな顔いるんだけど・・・この顔先生に似てる?
似てると思う人は手をあげて!!
こんなふうに巻き込んでいくのもいいと思います。
せっかくだから、記念撮影をしましょうとか言って、スクショを撮って、子どもが登校したときに写真にして黒板に貼っておくのも楽しそうですね。
絵を描くのはオンラインにとても相性がいいです。あなたが思うドラえもんみたいな遊びのものから、りんごを描いてみようというようなアートな活動にも発展させられますし、図工はやりやすいですね!!
あお
ボクも解説
ホストの絵を描くと言うのは、参加しやすいんですよね。自分のことじゃないので!
心理的な安心感を作るのに、似顔絵っていいんですよね。
こちらは①画面の枠③ビューを上手に使うアクティビティです。
普段の教室なら隠しながら書くのはできないけど、オンラインだったら画面の外に紙があれば、簡単にできます。
隠す▶︎みんなに見せるって言う流れがスムーズにできるんです。
完成するまでみないで!ってタイプの子も安心して書くことができますね。
また③ビューを使い、先生が視点を操作しましょう!みんなで見せてワイワイするところと、一人ひとりをアップにして映すところ、使い分けられるといいですね。
子どもによっては、他の人に見せるのはちょっとって子もいるので、
「見せていい子は、OKマーク出してね!」
など反応してもらうと、授業の際のリアクションの練習になりますね!
オンラインアイスブレイク③ 大切なものなーに?
オンラインは多くの子が自宅でしているかと思います。学童の子もいるのかな。身の回りにあるもので大切なものを紹介してみるアクティビティです。
子どもって大切なもの何?っていきなり聞くと困る子もいたりしますね。だから、
「最近買ったものでもいいし、お気に入りのものでもいいし、みんなに見せたいものでもいいよ、持ってきてね。でも、見せてみんなが嫌な気持ちになるものはやめてね」
とか伝えてやるのがいいかなって思います。
じゃあ、やってみましょう。2分後に見せ合いっこしますね。では行ってらっしゃい。
みんな揃いましたね。さっそく見せてくれている人もいます。やる気が伝わりますね。じゃあ、せーので見せましょうか。
おーー、いろんなものがありますね!Dさんのそれは何ですか?
じゃあ、グループに分かれて1分ずつぐらいで紹介し合ってみましょう。グループに分けた部屋に招待しますね。行ってらっしゃい!!
どうでしたか?どんなものがあったか聞いてみたいと思います。Hさん、どんなものがありましたか?
大切にしているものを紹介し合うと相手のことがよく分かりますね。
せっかく家にいるのでこういうアクティビティも面白いですよ。
まひと
あお
ボクも解説!
こちらは要素②と④を利用しています。家を探しにいくとフレームアウトするので、そういう意味では①もですかね。
オンライン授業が通常の授業とどう違うか…最大の違いは子どもたちが家にいるということ。家のものを利用しない手はありません。できるなら家族に出演!といきたいところですが、お仕事に行かれて一人の子もいると思うので、そこはモノに頼りましょう。
大切なものをみんなに見せる!というのは、学校に普段持っていけないものを見せるわけで、ちょっとワクワクしますよね。
その特別感をちゃんと全員の子が話せるように、ブレイクアウトルームを活用して、グループでの対話に持っていきます。めっちゃ笑った1名決めておいてもらって、後から全体でグループ1名発表するのも楽しいかもしれません。
家の中のものを利用するっていう視点は、本当に大切。
あお
ボクもオンライン授業をしながら、何度もこれは活用しました!
アイスブレイク④ 借り物競走
実際にやってみてめちゃくちゃ人気があるのがこの活動でした。
めっちゃ簡単。お題にあったものを、家の中から探してくるというシンプルなアクティビティです。
「丸いものを持ってきて下さい」というので子どもたちとはやりました。
ちょっとやってみましょうか。
2分後に集合しますよ。では、どうぞ!!
いろんなものが集まりましたね。ボールが多いですね!!なんだろうこれ、Kさんのものは何ですか??
あーーーなるほどお鈴なんですね。他に気になるものありますか?
こんな風にもってきたもので、子ども達とお喋りするのもいいですね。
あお
あおが解説!
こちらも要素で言うと②を使っています。お題にあったものということで、ちょっとした大喜利感もありますよね。なんか話題になるものを持ってきたいと男子が張り切りそうです。
ボクもオンライン授業でやったのですが、しりとりをしながらチームをいくつかに分けて、素早く持ってくるなんてアレンジもできます。
お題を広く捉えると、色々活動が広がっていきそうです。
アイスブレイク⑤ 30秒選手権
これも青木さんの著書のアクティビティです。
実際にやってみるとめちゃ盛り上がります。というのもオンラインって運動不足になるし、動きがなくなるんですよね。でも、子どもは動くの大好き!
まひと
30秒間で指示された動きをやり続けるというものです。 今日はエアー縄跳びをしてみましょう。
「いきますよーーせーーの。」
「お、二重跳びしてる人がいるすげーー!!」
「はーはー、疲れてきたーー。」
ピピー終わり!!
どうでしたか? こういう動きのある活動を合間合間にいれていくのはとてもいいですよね。 子どもにどんなことをしたいか聞いてみるのもいいですね。
あお
あおも解説!
使っている要素は③のビューですね!
わちゃわちゃやっている様子がビューのアングルだと全員が見れて楽しいんですよね。クイズ番組で一斉に全員が見えているようなあれです。
時たまスポットライトを当てて、注目の1人を映すと実況も盛り上がるかもしれません!
オンラインでは画面の前でじっとしていたり、体勢が同じで体に負担がかかっていたりもしますので、思いっきり動くアクティビティは、心も軽やかにしてくれます。
オンラインアイスブレイク5選 まとめ
全体を振り返ってみて、お話しします!
まひと
いろんな活動をしてきましたが、オンラインでも笑顔とつながりを忘れないようにしたいものです。ついつい、オンラインだと画面に釘付けになってしまうから、動きをつけてあげたり、活動に変化をつけるのが効果的だと思います。
今日みんなで体験したものを、それぞれのクラスの子どもに合わせてアレンジしてみて下さい。
あお
まひと、ありがとうございました。
アイスブレイクで大切なのは、全員が参加できるアクティビティかということ。
気持ちの状態によって参加しない子がいるのはOK。でも誰かが熱心で大勢が待っているという状況はなるべく避けたいですよね。
みんなで参加するから、ほぐれるんです。このあたり大事にしてください!
寺子屋大仙寺もお願いしまーす!
まひと
あお
それでは今日も良い一日を!