おはようございます。
44歳になりDIYに目覚めているあおです。自分の部屋のDIYをガンガン始めています。
さて、今日は読書ノート#1 「がんばらない戦略」です。
良い本に出会った時に、この読書ノートを、InstagramやVoicyと連動させながら発信していきたいと思っています。
読まない時期も結構長いんじゃ‥

まーくん

あお
こうやってアウトプットを前提にしておけば、インプットも行われるはず!という希望を込めて。
今年も良い本に出会っているので、それらをまとめていけたらと思っています。
第1弾は、「がんばらない戦略」です
目次
「がんばらない戦略」 概要

この本の面白いところは、主なあらすじが、二重構造になっているところ。
不思議な国の物語(童話パート)
主人公は、がんばることが何より大切だとされる「ガンバール国」の出身のミサキという人物です。
がんばり続けることに疲れたミサキは、ある日、国民ががんばらないのに成果を出すことで知られる「ガンバラン王国」へ旅に出ます。
このガンバラン王国でのミサキの体験を通じて、意志の力に頼らず、仕組みや習慣化によって成果を出すための「がんばらない戦略」の具体的なノウハウが、物語として展開されます。
社会人たちの変化(現実パート)
この物語を読んだ現実の社会人たちが、そのヒントを自分自身の行動に重ね合わせ、日々の習慣や働き方を変えていく様子が描かれます。
これにより、物語で学んだ抽象的な教訓が、現実の生活や仕事にどう活かせるのかが示されます。
つまり、「がんばる」のが当たり前の世界から来た主人公が、「がんばらない」世界で成果を出す方法を学び、それを読んだ読者も自分の行動を変えていく、という流れで、習慣化の技術や思考法が解説されています。

あお
子どもたちでも読める工夫がされていることが素晴らしいと感じています。
まさに学級文庫に置くことができる、そんなお話なんです。

あお
主なポイントは次のとおり。
意志の力は有限であると知る
人間の意志の力(やる気)には限りがあるため、無駄に消耗しないようにすることが重要です。
細かい決断を減らすために、繰り返し行うことをルール化(ルーチン化)することが推奨されています。
行動をシンプル化・自動化する
何かを続けたいときは、習慣を極限までシンプルにし、「きっかけ」と「行動」をセットにして繰り返します(トリガー化)。
これにより、行動を意識せず条件反射的にできるようになる(自動化)ことを目指します。
「楽しい」を重視する
つまらないことは我慢のために意志の力を使い疲弊するため、面白くないことは「ゲーム化」するなどして、楽しみながら取り組む工夫を提案しています。
また、得意なこと、好きなことに集中し、苦手なことに意志の力をすり減らさないことが大切だとされます。
成果を可視化・約束化する
効果を実感できないことは続かないため、自分へのご褒美を可視化したり、日々取り組んだことを記録化(積み重ねを意識)したりします。
人に宣言することで、やり遂げようとする力を生む「約束化」も有効な手段とされています。
この本は、努力しているのに成果が出ないと感じている人に向けて、「がんばり方」の間違いを見直し、本当に大切な1%に集中し、少ない労力で成果を出すための具体的な方法を、物語形式なども交えて解説しています。
自動化して大事なものにエネルギーを使う

ミサキが最初に出会う人のシーンで出てくる言葉です。
意志の力は小さなことに使うのではなくて、大きなことのために取っておく必要がある。
その重要性を出てくる登場人物が語ってくれます。
この男は、黒いセーターとデニムのパンツのみ。そうですね、スティーブ・ジョブズのような登場人物なのです。
本当に決めなくちゃいけないことのために、決めなくていいことを自動化しておくんだ。
これは相当大事なことです。
実はボクもPatagoniaの服を好むのは、洋服がすごく好きだったから。でもPatagoniaの服しか着ない(たまにUNIQLOなんかも買います)と決めたら、選ぶのがその中からだけになるので、非常に楽になったのです。

あお
アパレルの仕事ではない自分にとって、そんなことに10枚のカードを使う必要はないと思ったんですね。
それ以来、すごく楽になり、洋服に自分の意思を使うことがなくなりました。そして、数年経っても変わらないデザインや品質、修理もしてくれるので、服を買う機会が激減しました。
実は選ぶってものすごいエネルギーが生じることです。
できるならそのエネルギーは1日の中の大きなことに取っておきたいものです。
本当に必要なもののために、必要のない選択は削いで、自動化しておく。
これはどの人やどの子にもあてはまる、人生の法則だと思っています。
自らのスイッチを開発する

こちらは、「美人とすれ違うと腕立て伏せを始める男」 の章で出てくる文章です。
なぜすれ違うと腕立て伏せを始めるかというと、それがトリガーになることに加えて、段取りが少ないからです。
ジムに行くってなると、そこには無数の工程が入ります。
そもそも着替えたり、着替えを持ったりってすごくめんどくさい。だからボクもジムの用品は一箇所にまとめておくようにしています。
でもすれ違ったら腕立て伏せというルールを作っておけば、それが自分を動かすスイッチになるということです。
朝起きたらコーヒーマシンの電源を入れて、外に出てヨガを始める。
家に帰ってランニングしたら、次はYoutubeをつけながら筋トレをする。
これはボクの大事なスイッチです。
さらには自分の書斎を快適なものにしたら、カフェに行くより遥かに仕事が捗るようになったんですよ。
書斎以外では仕事をしない。
だから書斎に入ると、スイッチが入るようになった。

あお
これもすごく大きな発見でした。
何にスイッチを入れるか、そしてそのスイッチを入れての一連の動作をいかにシンプルにしていくかどうか、人生の大事なことを教えてくれる本はなかなかありません。
宣言と予約の効果

最後に、重要だと思ったのが「宣言する男と予約する女」の章。
ここでは二人の登場人物が出てきます。
宣言する男は、「僕、明日5時に起きますから」
といきなり宣言をしてきます。
そうやって宣言をすることで、励ましを受ける。10人の人に励ましを受けて、翌朝ベッドの中で目が覚めた時、その人たちの顔が思い浮かぶわけです。
そうしたら、励ましを無駄にしないために起きるしかないと男はいいます。
そうやって宣言することで受け取った励ましを無題にしないために、人は行動してしまうのだと。
予約する女は?

まーくん
予約する女も、予約を入れることで、予約した先でその約束のために動く相手を思い浮かべます。だからこそ、予約を入れると、やる気が出てくると。
ボクの妻は「予約すればピラティスに通うことができる」と話しています。
予約すると相手との約束になるから、自分は運動ができると。
これは出会ってから20年以上経つ妻が、20年間ずっと定期的な運動しなかったのですが、ここ数年で自転車を漕いで通勤し、毎週ピラティスに通っているという変貌を遂げました。だから、サンプル数1だとしても、予約の効果は、間違いありません。

あお
あんま書くと怒られるので、この辺で。
ボクらはもっと仕事するときに、こうやって巻き込むことを仕組みにしてしまったほうがいいと思うんです。
予約や宣言は効果的。
ボクも、「ハーフマラソン走ります!」って子どもたちに言っちゃったから、ちゃんと練習しているし、11月の大会に予約を入れているから、頑張れている自分がいるのです。
予約は宣言がとっても効果的なの、わかってもらえましたか??

まーくん
「がんばらない戦略」大人も子どももぜひ読んでほしい!
ボクらは、努力については、歯を食いしばってやることを幼い頃から刷り込まれてきました。
小学校の教室で、中学校の部活で、ボクらは努力すること、頑張ることが正義だと教わってきました。でも実はそれは真理ではない。

あお
でも歯を食いしばって努力することって、続かないですよね。
学習は、いかに楽しみながらやることが大事かということが見直されてきつつある昨今。
集中には、同時にリラックスすることが必要だという研究結果もあります。
ボクらが常識を捨て、新しい常識を学んでいけるきっかけになる‥そんな読みやすい一冊です。ぜひ教育に関わる方こそ読んでほしいです。
ぜひぜひ読んでみてください!!

まーくん