おはようございます。
疲れている時に4時ぴったりに起きてしまう仙人のようなおじさんこと、ヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は初任研じゃ教えてくれないことシリーズ第6弾、教員の授業準備はどこまでするのかについてお話ししたいと思います。
これ、昨今の教員の多忙化に関係するところだもんねー。
まーくん
あお
ボクもたくさん悩みましたねー。。。
授業の準備にかけている時間はどのくらいか、もちろん年次によって、経験によっても変わっていくるかと思いますが、自分がやってきたことを中心にお答えしようと思います。
- 授業の準備の時間がなかなか取れない。
- 授業の準備をしすぎてしまう。
- どこまで準備しても授業が不安だ。
そんな先生、これから先生になる人に読んでほしいと思います。
これが最良の方法ではありません。あくまで自分の経験から書いたものですので、周りの先生に学び、自分なりの方法を確立していってください。一例として参考にする程度です!
あお
早速いってみましょー!
目次
教員の授業準備はどのくらいの時間をかけるの?
実際に、どのくらいの授業準備の時間をかけていたの?
まーくん
あお
これは、ボクも年次によって違うなぁ。だいたい次の通りだよ。
- 初任者時代 1時間〜1時間半
- 6年目以降 30分
- ヒミツキチ森学園 30分
だいたいこんな感じでしょうか。
あくまで毎日の1日の流れにかける時間ですので、ここに単元単位での予習の時間が加わる形ですかね。
ボクは、1日の流れは主に朝に組み立てていました。週単位での計画も割としっかりとやって、朝に微調整していく感じでしょうか。
- 単元単位で予習
- 週単位で計画
- 毎日単位で調整
こんな流れをずっと続けていました。
今は、ヒミツキチ森学園という家から離れた場所にいることもあって、チームで動いていることもあるので、前日に学園の中にいるときに組み立てておくスタイルに変わっています。
あお
ちょっと先が見通せるようになって、余裕があります。
何をどう授業準備するの??
具体的な授業準備はどんなふうにするの??
まーくん
あお
ここも丁寧に説明していくね。
まずは指導書を使っていい!
最初のうちは指導書や赤本を使ってもいいと思っています。
指導書とは、教科書会社が作っている、教え方について細かく書かれた本。
「赤本」と呼ばれるのは、教師用の教え方が赤い文字や線で加えてある教科書のことです。
あお
これを持って教室に行っちゃだめだよ!と指導されましたが、ボクはまずこの指導書や赤本で教えることからスタートしてもいいと思います。
いくらでも時間をかけられる初任者の頃だからといって、時間がたっぷりあるわけではありません。
授業の流し方(といったらいい感じはしませんが)を覚えるためにも、まずは指導書や赤本をフル活用してもいいと思っています。
自分なりの組み立てや、授業の流れ、詳細を掴んでくるのはその後だと思っているので、まずはこれを使えることを目指していください。
あお
ただ、指導教官などのご意見には、反発しないように。。。
ボクは、3校目でも、算数や理科はこの本をコピーして小さなブックにしながら、授業の組み立てを考えていました。科学的な分野では、自分の知識量に限界を感じていたからです。
1日の授業の流れをデザインする
最初はほぼ日手帳やモレスキンの手帳に手書きで書いていました。
見てわかる通り、これは1日の流れをデザインしているところです。
この頃、単元デザインしたブックに授業のことは書き込んで、1日の流れを手帳に書くスタイルでした。
その後、iPadが出て、この流れが変化します。
単元ブックをiPadで管理するようになったので、1日の流れも授業のことも一緒にiPadでやるようになりました。
黒板に似せたものに1日の流れを書いていましたね。
iPadだと、
- デジタルのデータとして残せる
- 座席表や名簿などの決まったフォーマットを取り込める
- 黒板の画像など、授業を終わった後のものを記録として残せる
などの多彩な利点がありますので、おすすめです。
こちらのアプリを使って、授業の準備をしています。
今はnotionで毎日のことを計画しています。
授業の準備だけが授業を作る要素ではない
よく陥ってしまうのが、授業の準備をしすぎてしまうこと。
子どものために授業の準備をしすぎてしまい、ガッチガチの授業に作り込んでしまうことって、よくあることだと思います。
あまりに流れを作りすぎると、その流れにのることがいいことのように思え、イレギュラーを楽しめないのですが、実は思い通りいかないところに授業がうまくいくヒントが詰まっていることも多いんですね。
ある時期、ボクも作り込みすぎた経験はあります。子どもの思考の流れまでかっちり作ってしまい、それ通りに通らせてしまった苦い経験があるのです。
あお
ほんと、情けない。
どんなに準備をしても、不安なこと、上手くいくかなぁと悩むことは尽きないですよね。
そんな悩みの部分にも大きなヒントがある気がしているんです。
そもそも、授業がうまくいくってなんだろう?
どんな授業ができたらいいのだろう?
と自分に問い直すチャンスだと思っています。
ボクはそんな中から、授業がうまくいくのは、授業の準備をすることだけじゃないなぁということに気づき、その他のこと、具体的には子どもたちのつながりづくりに、エネルギーをかけるようになりました。
授業も学校というシステムの中にある、1つの要素だとわかったんですね。
だから授業を疎かにしていいわけではなくて、そんな幅広い視点から授業を考えられるといいなと思っています。
大切なのは授業をした後にやること
そして大切なのは授業をした後にすることです。
しっかりとリフレクションをして、翌日の授業につなげていけたらと思っています。
できなかったところ→どうすれば翌日うまくいく
という流れだと、先生も苦しくなってしまいますので、この辺りは工夫が必要です。
まずは気づきを書き残し、そこから考えるべきことを丁寧にリフレクションしていきます。
この辺りは、
教員・先生の学びにつながる振り返り・リフレクションの書き方と方法 や
に書きましたので、ぜひぜひお読みいただければと思います。
教員の授業準備 まとめ
- 授業のデザイン(単元デザイン)と1日の流れはわけて準備する
- 授業を準備するだけが、授業を作る要素じゃない
- 準備以上に、授業後によるリフレクションが大切
初任研でも教えてくれるかもしれませんが、これって誰から教わるではなく、自分自身が経験から体得したものを書かせていただきました。
何かの参考になれば幸いです。
あお
それでは今日も良い一日を!
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