おはようございます。
皆さんは授業の予習をどのようにやっていますか?
正直、ボクは今年度に入ってなかなか時間が取れていません。6年生であることと、運動会があることで、捻出が難しく、いつも朝ギリギリです。
しかしながら、学年でのプログラムデザインも行いましたし、運動会も大詰め。
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少しずつ単元でのDesignをしながら、学習を豊かなものにしていきたいと思っています。
目次
その日暮らしから脱却しよう
その日暮らしの授業の予習はやめよう。
これは毎日が大変です。でも初任の時はまさしくこうしていた。
指導教官の「単元で丸ごとやると、早いし、子供のためになるよ」の意味がよくわからなかった。
毎時間のつながりも意識できていないから、授業は当然、ぶつ切りに。
せめて、流れを捉えよう。— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年5月21日
忙しいとこうなっちゃうんですよね。
授業の準備がその日暮らしになっちゃう。
でもそこを脱却していかなくてはいけないのです。毎時間、「今日はどうやってやるんだっけな?」ではかなりきつい。子どもたちもきつい。
先生の思考がぶつ切りだと、当然学んでいる子どもの思考もぶつ切りになります。
[say img=”https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_9668.jpg” name=”まーくん” from=”right”]とはいえ、まとまった教材研究の時間もないんじゃないの??[/say]
[say]学校全体の仕事、学年の仕事を進める中で、どうにか捻出できないか考えていかないとね。[/say]
なかなか、この時間を取れないことは、システムの問題です。
準備する時間も含めて勤務時間に含まれてないシステムの問題だと思ってます。
ある程度役割がある人は働き方を変えただけでは、定時には帰れない。。。 働きすぎで怒られる – ならずものになろう https://t.co/q925iiJMXn— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年5月18日
とはいえ、学びの時間を豊かにするには、この時間を捻出していかないといけません。
指導書ベースの授業からの脱却
ボクらが頼りがちになってしまうのは、「指導書」。
指導書には、教科書の解説やポイント等が載っていて、授業をしていく上では非常に便利なものです。
ただしこれに頼りすぎてはいけません。あくまで「教科書会社」が作ったもの。ボクらがベースとしていくべきなのは「学習指導要領」です。
ボクはどの単元でもまずは学習指導要領を読むようにしています。新しい学習指導要領には、その単元で学ぶべきことがしっかりと載っています。それを元に授業を組み立てるように心がけています。
もちろん指導書も読みますが、参考にし、解説を読んで、確認する程度。
[say img=”https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_9668.jpg” name=”まーくん” from=”right”]指導書を教室に持ち込んで授業するのは絶対ダメだと教わったね。[/say]
[say]そうそう、それはちゃんと守っているよ。[/say]
単元DESIGNをしてみよう!
[say img=”https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_9668.jpg” name=”まーくん” from=”right”]時間がない中で、学習を豊かにするには、どうすればいいんだろう??[/say]
[say]そこで…単元DESIGNをするのを提案したいんだ![/say]
なるべく単元ベースのデザインをしています。本当は、リーディングワークショップの学びのなかで習ったように、単元を崩して1年間をつけたい力から逆さまにデザインしていく「逆さまデザイン」が理想です。
しかし、なかなかそういうことは容易ではありません。学年によって進度を合わせる必要があるし、よっぽどの理由がないと、行うことは難しい。
そこで「単元DESIGN」です。
昨日はシートを作ってみました。
単元デザインするためのシートを作ってみた! pic.twitter.com/5QUNqlYpXg
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年5月21日
一つ一つ説明を加えていきます。
理解するための7つの方法
こちらの本に載っていたものです。
理解するってどういうこと?: 「わかる」ための方法と「わかる」ことで得られる宝物
どの学習でもベースとして使える7つの方法です。ボクは、パウチしたものを教室に掲示しています。ただ、これをまだうまく使えていない実感があって…今後、どの学習でも活用していきたいと思います。
[list class=”ol-circle li-pastelbc shadow nobdr strong main-bc-before”]
- 関連づける
- 質問する
- イメージを描く
- 推測する
- 解釈する
- 修正する
- 抜き出す
[/list]
学習に関する哲学
経験を積む中で、特に重要だと思った5つの項目です。忘れないようにしています。
5つの哲学
- 主体性と楽しさと実体験を伴う学び
- 教師も学び、自分の成長を実感できる
- 内容、方法、成果物をはっきりとさせたデザイン
- 児童の状態を診断して、共有する評価のシステム
- 繰り返す、行き来できる、学習環境の構築
特に「繰り返す、行き来できる学習環境の構築」は何よりも大切だと思っています。普通の算数の授業だと、わからない子がいたとしてもその場に取り残されてしまう。
でもそうじゃなくて、もう一度戻ってやり直せるような学習の環境づくりが大切になります。単元ベースの自由進度で子どもたちが進めていくなどの学習の形態です。
そこまでいかなくても、戻って学べるような学習環境の構築はとっても重要です。
3つのチャレンジ
こちらの本を参考にしています。
よくわかる学級ファシリテーション3―授業編― (信頼ベースのクラスをつくる)
[list class=”li-yubi”]
- 自分の学びを広げ、深めるチャレンジ
- 自分の友達関係を広げ、深めるチャレンジ
- クラスの学びを広げ、深めるチャレンジ
[/list]
それぞれ単元の中のどこにそのチャレンジがあるのかを確認することで、より学びが深まっていくようにDESIGNすることができます。プラスαとなるこの3つの学びをどう設置し、どの時間に持ってくるのかは、その下の単元計画に組み込んでいきます。
まとめ ワクワクする学びを!
子どもたちがワクワクするような学びを、いつも創っていきたいなと考えています。
そのために、どうすればいいのか…試行錯誤は続きます。
手応えを感じている部分も、そうでない部分もあるのですが、
人から学び、
振り返りから学び、
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子どもたちから学び
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自分自身も成長していきたいと思います。
形はどうあれ、まずは単元丸ごとDESIGNすることから始めてみませんか??
[say]それでは良い一日を![/say]
2 件のコメント
はじめまして。
初任3年目小学校教員です。
今回の記事を見て,
「時間ごとの授業準備」を「指導書頼り」でしている
自分のことかとドキドキしていました。
まだまだ,先輩先生や本から学ばなくてはいけないことも
多々あるのですが,「何か少しでも改善したい・・・」と思っています。
この記事にあるシートの使用例などあれば,
見せていただくことは可能でしょうか。
初めてまして。ありがとうございます。
書いた本人があまりの忙しさのために、「時間毎の授業準備」になりそうになり、反省しています。
シートの記事例ありますよ。ただ、最近ipadへ移行してこうと思っていますんで、今その練習中なんです。1個紙でも作ってみますんで、お時間くださいね。