おはようございます。
問題解決よりも自分の望みたいものは何かにアテンションを向けることを徹底して練習したい!と思いながらも、自分のお腹のたるみが気になるヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は「Most likely to succeed」の上映会に行ってきました!というお話です。
2019年の夏に観た映画について語る回です。
あお
もう観たことがある人の方が多いのではないでしょうか??
目次
「Most likely to suceed」ってどんな映画?
説明はこちらのサイトにお任せしましょう。
「Most Likely to Succeed」 は、「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属の、トニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。2015年の公開以来、7000以上の学校や図書館、公民館といった公共施設や、SXSW edu を含む教育カンファレンスなどで上映されています。
FUTCRE EDU TOKYOより
学校教育がテーマとなったドキュメンタリー映画です。主にアメリカの「High Tech High」という学校に焦点が当てられ、語られています。
ボクもずっと観たかった映画だったんです。
こういうドキュメンタリー映画って本当にいいですよね。「みんなの学校」も色々な人に気づきをもたらしてくれるいい映画でした。
「Most Likely to succeed」vimeoで観られる!
Most Likely to succeedは、DVDのは販売は今のところ、ありません。しかしながら、vimeoという動画サービスで、有料で見ることができます。
- レンタル … ¥553
- 購入 … ¥1,106
ただし、上映会の取り組みにもあるように、一人で観るよりかは、同僚と先生仲間と、教育関係者と一緒にみて、対話する映画だと思っています。
あお
ぜひ、誰かと一緒にみてみてください!
感情・モチベーション・野心、それを潰す教育システム
印象的だったシーンとして、校長先生(?)が最後に語っていた言葉があります。
子どもの持っている感情、モチベーション、野心。
そこに注視した教育システム日本はなっているだろうか?
この3つについては、一律に無いものとして、授業の中で扱われていないだろうか。
ボクはずっとこのことが気になっているんです。
感情には全く触れない指導案。子どもたちのモチベーションは皆同じのように扱う運動会練習。
なんであれ、均一化されることが求められている教育。
個を見るより、集団として扱われる子どもたち。
そして、「感情を大事にする指導」っていうのは、授業の中ではなくて、それ以外の部分(行事)の方が高められやすいので、安易にそっちでやっていないか。
授業より熱狂的になれる部活動の問題ってこういうことが根源なんじゃないかと。
授業の中に「子どもたちの学びたい」がない学校システム。ボクがいつも立ち向かっていくのはそこだよなぁ、そんなふうに思いました。
道のりは長いね。。。
まーくん
あお
高いモチベーションになります。
プロジェクト学習の中に見たもの
映画の中に出てくるHigi Tech Highのプロジェクト学習。その中でなんども語られていたのが、ソフトスキルの重要性でした。
ソフトスキルとは、コミュニケーション能力や批判的思考などの、知識以外のスキルのこと。それをプロジェクト学習ではつけているということ。
このソフトスキルについて、誰かの定義をなぞるんじゃなくて、まずは自分で考えてみたいこと。社会に出た時に必要なスキルってなんだろうって。
あお
その後、ヒミツキチ森学園で大切にしているソフトスキルはこちらです。
プロジェクトメンバーと一緒に作り上げた「ヒミツキチ森学園で大切にしたいこと」です。
そしてプロジェクト学習の中で、行われているものは何だろうと考えてみました。
最後の方にプロジェクトを終えた子どもたちが、先生も親もクラスメイトも一緒に、振り返りを行う場面があります。
これって今まで書籍の中でイメージしてきた「評価」そのものなんですけど、実際におこなっているところを見たことがなかったんです。
その子に沿った振り返りと評価のシステムがあり、その子が行なったこと、創ったことをベースに力強い言葉をかけられる機会があるのは、素晴らしいことだと思いました。
まさに評価の理想だったんだ!
まーくん
任されると人はやろうとする!
責任は教師にあるということなんです。その分裁量もかなり与えられています。そして「発表する場で全てが決まる。」とも話していた。
あお
こういう本気になれるシステムは、今の日本の学校じゃ生まれないかもしれないなぁ。
責任がどこにあるかってことなんですよね。
そしてその責任が正常に扱われる時間もあるかどうか。ここは本当に難しい。
こういう授業を作ろうとすると、一人ではできないんです。
単級の学校で過ごしてきたことを考えると、この時ボクが学校の中でやっていたのは、もしかしたら一人でもできることなのかもしれない。
一人でもできることを、合わせるしかないからチームでやっている違和感。
実はそこら中で起きているモヤモヤはこれなんじゃないだろうか。
こういう授業や学びに身を置くためにはどうしたらいいだろうか。
それが今につながっているわけね。
まーくん
あお
2年前にもう、腹を括っていたんですね。一人じゃできないことをやろうと。
ボク自身、この映画を見て、ポンっと肩を押された気持ちになりました。
観終わってから何ができるか
昨日の会場には久しぶりの友人もいました。
初任研の時の仲間です。
今までずっと接点がなかった友人と、こうやって15年経って学びの場に再開できるわけです。非常に嬉しく思いました。
大切なのは、観終わって何をするか。
「映画良かったね」
「対話が楽しかったね!」
そんなんで、終わりにならないことを、願っています。
ボクはこの映画を見て自分のデザインに新たな一面を加えることができたと思っています。
次に進むために、圧倒的に行動して、アウトプットしていきます。
あお
そんで今のヒミツキチ森学園にいるわけです。
多くの人の中にいろんな衝動や大きな気づきを生み出す映画です。
ぜひ、観てみてください!誰かと一緒に。
あお
それでは今日も良い一日を!