2冊目の著書!「プロジェクト活動」のススメ

小学生のオンライン授業、これからスタートするときのポイント・考え方

4 min 1,679 views

あお

あお

あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

まーくん

あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

FOLLOW

おはようございます。
GWですが、のんびりできる時間が少なく、ほぼ通常通りの毎日を送っている「あお@aosenn」です。今は外出自粛しましょう!

さて、ヒミツキチ森学園でもオンライン授業がスタートして3週間が経ちました。
先週の金曜日には、1ヶ月の「催し」をして、GW前を締めくくりました。

3週間で見えてきたことを交えながら、「オンライン授業のポイント」を考えていきたいと思います。

ポイントといっても、これから挑戦したいことも含まれているよ!

まーくん

まーくん

あお

あお

はい!試行錯誤の末、見えてきたポイントを知ってほしいです。

読んでほしい!
  • オンラインでの授業、どう考えたらいいか困っている、戸惑ってる
  • オンライン授業、どんな風に進めているか知りたい
  • 何が大事なのかを一旦立ち止まって、考えたい

ではどうぞ!

オンライン授業をスタートさせる時に考えたいこと

さて、オンライン授業をスタートする時に考えたいのは、

これ、オフラインだったらいいのにな!」を超えていくことです。

あお

あお

誤解しないでほしいのですが、ボクらもここは超えられていません。毎日振り返りをしながら試行錯誤しているところです。

オフラインでやっているはずだったことをそのままオンラインに持ち込むのは違うと思うのです。

今、そこを大事にしながら日本中の先生たちが取り組んでいるところだと思いますし、感じている違和感はほとんどがこの部分にあると思います。

どうやったらいいの?今までのままでやるの?ってことか。

まーくん

まーくん

オフラインのように、先生が黒板の前で授業する時間を45分取り組んだとしたら、子どもたちはいつもの5倍ぐらいのスピードで飽き始めるでしょう。

そうではなくて、オンラインだからこそできることである。
そしてそれがコロナ終息後も、引き続き活用できるぐらいの有効な手立てだということの2点を考えて、取り組むべきだと思います。

今は耐える時期です。

でも学びも同じように、「今は苦しいから耐えてね!」じゃなくて、今しかできないことを進めていくべきだと思います。

あお

あお

ヒミツキチ森学園の取り組みを通じて、オンラインだからこそできることについて考えていくよ!

オンラインは自宅が学び場になっている

これは通常では起こり得ないことです。

リソースがあるという面では、以前のブログで書きました。

さらにいうと、画面の前に限らず、自由に学ぶ場を変えられるということです。

机の上にタブレットやPCをセットして授業を受ける子が多いと思いますが、その前でずっと学びを進めることは、子どもたちにとって大きな負担となります。

集中できる子もいますが、すぐに何かを始めてしまう子もいます。

あなたもそうだもんね。

まーくん

まーくん

あお

あお

はい、その通り。一箇所にはいづらいです。

日によって学ぶ場所を変えたり、もしくは授業の途中でも場を動くなんてことも大事になります。これ、椅子にはずっと座っているもんだって思っている方は、ちょっと思考を変えてみましょう。ずっと一緒の場所にいるって学校でも家でもなかなか苦しいことですよ。

画面は変わらないけど、周りの空間が変化すると、それだけで新鮮です。

また自宅が学び場ということで、放課後の時間と過ごす場所が一緒ですよね。

だからオンラインの授業の時間はあまり長くせず、その分、午後の時間をどうとるかってことも考えていけるんじゃないかと思っています。

午後も学習するの?

まーくん

まーくん

あお

あお

そうじゃなくて、放課後の遊ぶ時間をめいいっぱい楽しみながら、そのことも学びの一部として取り組めるといいよね。

午後取り組んだ自分の好きなことの成果を朝のサークルで話すなんてこともできますよね。学びの場と放課後の場が分断されない良さについては、注目していくべきだと思っています。

親が学びの場に共にいること

コロナの状況によって、勤務の体系によっては、テレワーク等を使っての勤務をしている方もいらっしゃると思います。(もちろんそうじゃない方がいらっしゃるのもわかった上でです。)

学びの場に、お家の人がいるってことが通常では大きく違いますよね。

普段なら、授業参観や運動会などイベントでしか参加することがないお家の人が一緒に学ぶ場にいること…ここは大事にしたいですよね。

お家の方の意見を聞けば、子どもたちの様子がよりよくわかります。

ヒミツキチ森学園では、金曜日の最後にはお家の方とスタッフで1週間の振り返りをしています。子どもたちや授業の様子をざっくばらんに出し合ってくれているので、前向きに取り組むことができています。

ここに詳しく書いてありますよ!

またオンラインであるこの期間を活用してstoryparkというアプリについてもトライしているところです。

このアプリの凄いところは、家庭との連絡手段となっているだけではなく、低コストで子どもたちのチャレンジ、学びの軌跡をポートフォリオとして記録することができるという点です。

家庭での様子も含めてポートフォリオとして貯めていきながら、子どもを見る視点が増えていくのを感じています。

もし学校等でオンライン授業を導入するのであれば、その整備と共に、お家の人のフィードバックや、連絡方法の変化もセットで考えてみてはどうでしょうか?

オンライン授業の画面だからこそできる小技

最後に授業の小技のお話です。

zoomを使って授業をしていて、こんなことができるんです。

  • ・フレームアウト
  • ・ブレイクアウトルーム(zoomの機能)
  • ・スポットライト機能(zoomの機能)

「フレームアウト」はzoom機能ではありませんが、非常に頭に入れておくといい考えだと思います。

PCでもタブレットでも四角いモニタの外に自分が出れば、「画面からいなくなることで、一瞬でその場から消えること」ができますよね。

これは教室じゃ「教室の外に出る」以外は無理なこと

例えば、ここにも載せた鉄板レク「たのもー」

この鉄板レクは、オンラインだからこそ力が倍増する楽しいレクで、ボクももう2度ほどやってしまっています。

師範代と道場破りの1人2役ですので、普段なら「教室の外に出る」ことで、お面をかぶって再登場なわけです。

あお

あお

時に隣のクラスのベランダを通って、窓から現れるなんてことをしてたのは内緒(笑)

でも画面からフレームアウトすることを利用すれば、すぐにお面をかぶって戻ってくることもできます。

こういうオンライン授業向きのレクがあるってことですね。

この辺じっくり考えたい。

また「ブレイクアウトルーム」機能を使えば、普段なら教室から出て他の空き教室にいかないとできない1対1の会話を、授業の中で行うこともできます。他の子に影響せずに話すこともできます。

1対5ぐらいでのミニレッスンもできるんですね。

この機能はオンラインならではです。

さらに、集中するのが苦手な子には、「スポットライト」機能も便利かもしれません。

これは一人が大きく画面に表示される機能です。

通常の教室では、視線を集めることで「注目」になりますが、この機能を使えば、画面を見ていることにより自動的に必要なことに注目することができます。

これは子どもによっては集中しやすくなる、オススメの機能です。

それはここでは無理だよ…を超えて

でもそれってさ、ヒミツキチ森学園のような自由な学校だからできるんでしょ?

まーくん

まーくん

あお

あお

そういう部分もあるけれど、考え方次第じゃないかな。

もちろん、いろんなことをしやすい環境なのは確かです。でも、既存の学びにとらわれなければ、変えていけることがあるんじゃないかと思っているんです。

オフラインの授業を持ち込むんじゃなくて、オンラインだからできることを、今全国で考えて実践している人たちがいます。

確かなのは、そのまま持ち込んでもうまくいかないということ。答えなんてないんで、なんとか仲間と練り上げて、生み出していきましょ!

ボクも、オンラインだからできることの答えを見つけるために取り組んでいるところで、今この瞬間もGW明けの方法を練っています。

辛い時期が続きますが、頑張りましょう!

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

クラファン、挑戦中です!ブログが役立っていれば、ぜひ!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください