おはようございます。葉山牛の牧場で、1tの牛への餌上げにびびるヒミツキチ森学園のあおです。
さて今日は1冊の本を紹介しながら、著者の方のワークショップでの気づきを共有できればと思います。
今、話題の!?
まーくん
あお
そうそう、素晴らしい一冊だったから、紹介するよ!
今回は、この著者、末永先生のワークショップも受けてきました!
合わせて考えたことをご紹介します。
目次
「13歳からのアート思考」は、教育者必読!
この本の素晴らしいところは、「アート鑑賞」を全く別の次元に引き上げたことだと思います。
絵や作品を見る鑑賞のこと?小学生でもやっているよね?
まーくん
あお
ボクがさせていたことは、鑑賞じゃないよなぁと思い返しました。
ボクが学校現場でやっていたことを思い返してみると、友達の作品の良さやいいところを細かく書いてもらって、その精度で評価をしていたと思います。これだと、作品を細かく見るという視点を増やしても、「自分なりの意味を作る」ってことにはなってなかった。
今やるとしたら…
- 自分なりの意味を作り、友達と対話しながら鑑賞する。
- その対話の時間からの気づきを書いてもらう
などの方法に変えるかなぁと思います。
「アウトプット鑑賞法」というのが、紹介されているのですが、背景の知識と合わせながら、自分なりの見方をすることの大切さが語られています。
今回のワークショップでも1枚の絵を見ながら、アウトプット鑑賞法をした後に、解説を受けた後に、鑑賞を楽しみました!
思考のツールを生み出す2つの問い
アート思考だけでなく、他のことに転用できる大事な2つの問いがこの本には書かれています。
- どこからそう思う? (意見→事実)
- そこからどう思う? (事実→意見)
この2つです。
アウトプット鑑賞法の中で、考えを深めるための問いなのですが、この2つの問いは秀逸だと思っています。
末永先生も講座の中で話していたのですが、
「思考を深めるツールの1つが、私の場合はアート思考」だったそうです。
あお
ボクの場合は、本を使って思考を深めることを日々行っています。
読書の中でも「2つの問い」は有効だと思うのです。
事実と意見とをお互いに深める…それは本を挟んでも行うことができるからです。
アートじゃなくても転用できる有効な問いです。
かけているメガネに気づいた上で行動すること
人は誰しも、ありのままで物事を捉えているのではなく、「自分のメガネ」をかけて物事を捉えています。
同じ物事を見ても、人の感情や行動が違うのは、このメガネをかけているからです。
眼鏡についてワークショップの中で、わかりやすく、そして新しい示唆がありました。
- 「自分の答えを作る」という今までのメガネをかけている。
- アートに出会って、「新しいものの見方を知る」自分は、新しいメガネを手に入れる。
- 2つの眼鏡に気づき、全く違う見方のメガネを手に入れる。
それによって、物の見方が変わったんじゃないの?
まーくん
あお
それだけじゃなく、今までの自分のものの見方と、新しいものの見方から、全く違う見え方をする別の見方が生まれることがあるんだ!
この見方の転換こそ、非常に大切なことだなぁと思っています。
子どもたちが成長するときは、どこかでメガネの掛け替えが行われていますし、新しいメガネを獲得しているかもしれません。
このバイアスを変える手伝いを、ボク自身もしたいです。
自分のかけているメガネに気づくことが第一歩です。
種の段階で決まっている だから育つ環境を用意する
子どもたちはもともと違う種、素晴らしく光るものを持っている。
だから、その育つ環境を用意するだけ。
ボクも本当にそう思います。子どもたち一人ひとりは大きくは変わらない。それが育つ環境をどう整えるか。
その光る一人ひとりの個性を、伸びていくのを妨げないためにはどうしたらいいか。
あお
ボクらは、ついグッと伸ばそうとしちゃうんですが、伸びるまで待つことの方が大事なことだと思います。
意図を持って見守り続けるのも大事だね。
まーくん
ボク自身もここを大事に考え続けたいです。
あお
それでは今日も良い一日を!