おはようございます。
さて、今日は運動会の熱中症対策についてです。
あれ、夏の開催だっけ?
まーくん
あお
いや、5月なんだけどね。。。近年は暑さが激しいのよ。
最後に勤めていた学校では5月末の春開催の運動会でした。しかしながら、5月でも暑さが厳しい近年、熱中症対策をしていかないといけません。
今年はコロナウィルスでいろいろなイレギュラーな対応が迫られていると思います。しかしながら、コロナと共に歩んでいく来年以降になるかもしれません。
予算が余るかもしれない今年度から、来年度以降のことを考えておく必要があるのが、体育部の仕事です。
そんなことを頭に入れつつ、小学校の運動会の熱中症対策についてみていきましょう。
目次
春開催なのに暑さが厳しい、運動会事情
ボクの学校は春の開催なんですが、今年は暑さがひどかったです。当日は30度を超えて、グランド内は照り返しで35度に届きそうなぐらいの温度でした。
今年度から導入された「熱中症計」の警告は鳴り続け…危険な暑さとなりました。
短縮などで対応しましたが、今後同じような暑さが続くことを考えると、対策を考えていかなくてはいけません。
あお
本当に危険な暑さでした!
急遽、熱中症対策のためにいくつかのことをしました。
- 走り終わった子たちに、塩分チャージを配布する。
- 早めの昼食時の室内開放。
- 演技順の変化と徒競走の後日開催
開催数日前に対策をしましたが、今後は、計画的に考えていきたいものです。
運動会の熱中症対策にミストシャワー
次年度、ミストシャワーの導入を考えています。
噂は聞いていたのですが、娘の運動会に取り付けられているのを見て、導入を決意しました。
実は近年、このミストシャワーの値段が下がっていて、導入までのコストは非常に少なくて済むのです。かなりの広範囲にシャワーが出るようにしたとしても、おそらく2万円程度で足りるような概算です。
これを、児童が退場門から座席へ戻ってくる位置に設置ができればと考えてるんです。
とても気持ちが良さそうだね!
まーくん
あお
そうなんだよーこれで暑さが和らぐといいよねー!
児童席の熱中症対策に、児童用テント設置へ
長い時間太陽のもとにいるのは辛いです。
前任校は単学級だったため、簡単に児童用テントを設置できていたのですが、今の学校は中規模校なので、設置はしていませんでした。
しかしながら、一番効果があるのはこれだと思い、予算を組むようにお願いをしておきました。
一気にとは予算的に難しかもしれませんが、近隣の学校さんに借りるなどして、数年かけて児童席に設置できればと動いているところでした。
児童席の日陰は、運動会ではどの学校も必須になりそうですよね。
あお
ミストシャワー以上にこちらを考えてないといけません。
時間短縮で運動会を午前中に終わらせる!!
そもそもの話で、暑さが一番厳しい午後にまで伸ばしてしまうのが一番危険があることだと思うのです。なんとかそれを午前開催のみの実施に変更できないかを提案しました。
根本的に競技数を減らさなくてはいけないのですが、本当にそうしなくては無理なのか、間を縮めることで、可能なのかを検討しました。
娘の学校で驚いたのは、徒競走のスターターとして打つタイミングです。
ボクの学校は確認してから撃つようにしていますが、割と早く撃ってもなんとかなるなぁというのが印象です。個別支援級の児童に配慮しながら、でもゴールをする前に次を撃っても大丈夫だというのがわかりました。
また応援団の応援歌ですが、工夫がありました。子どもたちが歌うのではなく、合いの手の形にした曲がありました。わざわざ歌わなくても一部を歌って一部は合いの手にするなど、簡略化できるなぁと。応援曲なんですね。
曲にすると何がいいかというと、徒競走や学年競技の際に、バックミュージックで流して応援を引き出すことができるんですよね。そうすると、学校中が盛り上がるんじゃないかと考えました。
- 応援団の簡略化
- 一番時間がかかる徒競走をペアでくっつけて1回で2学年実施。
- 開閉会式の入退場の簡略化
計算上はいける!となったので、ガッツリ提案したところで、ボクは今のヒミツキチ森学園に移ることとなりました。
コロナウィルスが到来して、今年度、そのプログラムは実施されませんが、次年度以降午前開催で同僚たちが頑張ってくれるのを祈っています。
あお
ここは、心苦しい想いでいっぱいです。。。
さて、運動会の熱中症対策について見てきました。
ご家庭と協力してお願いしたいところとして、
- スポーツドリンクOK、昼食時以外にも補充可能とする。
- ひんやりタオルなどの、体温を冷やすグッズを推奨する。
- 応援席での塩分チャージ等、熱中症対策のサプリ等を食べることを許可。
- 自分の種目が終わったら、昇降口や室内で休ませる。
- バケツに水を汲んで、応援席に置いておく。
などが挙げられるでしょうか。
一番は、児童の安全確保です。運動会の開催よりもそちらが上です。子どもたちの頑張っている姿が安心して見られるように、これから運動会開催を担当していく先生方には、熱中症対策を頑張ってほしいです。
あお
それでは今日も良い一日を!