卒業文集のつくり方・指導【前編】

おはようございます。

 

突然ですが、

初めて6年生の担任をするそこのあなた!卒業文集のつくり方、悩みませんか?

 

 

あお先生

一生に一度の卒業文集だから、ミスは許されない…
みんな似たような文章になってしまった苦い経験もあったよね。。。

まーくん

 

ボクは4度目の6年生になりますが、これまでも文集に悩むことは多かったです。

 

 

そんなあなたに朗報です!

ボクは今回、市町村を代表する国語の先生と学年を組ませていただいているので、学年で進めている卒業文集作りを公開します。

お役に立てれば嬉しいです!

 

教科書の文章から随筆を学び、文章の工夫を抜き出そう!

Skitterphoto / Pixabay

 

まずは教科書文を読み込みます。

本格的な随筆と、子どもが書く見本となるような随筆が載っていますので、その書き方や内容について抑えます。

 

自分が経験したことや、みたり聞いたりしたことの中から、忘れられないような印象深いことを取り上げ、それについて自分の思いや考えを書くことがあります。このような文章を「随筆」と言います。

 

教科書ではこのように触れています。

 

そのあと、見本の文章から「表現の工夫」を抜き出しておきます。今後、卒業文集に使えるようにするためです。

 

 

表現の工夫

  • 会話文からのスタート
  • 倒置法
  • 体言止め
  • ダッシュ
  • 過去→現在→未来という視点

 

これらのことを、子どもたちと一緒に取り出してみました。

 

ウェビングマップ 練習版

geralt / Pixabay

 

 

続いてウェビングマップを使って、自分の成長を見つける作業に入ります。

 

 

真ん中に来るのは「成長」です。

 

ここは大切なのですが、出来事が先にあると、卒業文集作りは上手くいきません。 子どもにとっての体験の大小で書く文章が決まり、似たり寄ったりになってしまう可能性が高いです。

 

あお先生

書きたい「行事」じゃなくて、「自分の成長」を先に考えてみよう。

 

そうではなくて、「自分の成長したこと」が先にあり、「それを起こした出来事」は後です。そうすることによって、自分の成長の掘り起こしにもつながりますし、様々な体験や経験を価値づけることができます。

 

中心に来る「成長」は最初は自分で発見できない子もいます。ですからウェビングマップで広げていくことで考えていくのです。最初の中心は「出来事」が来てもOKです。

ツイートの子も体験が真ん中に来ていますよね。そこから広げていくことで、「自分から友達に関われるようになった」という成長を発見しています。

 

最初は横に広げていく拡散思考です。たくさんの思いついたことをウェビングマップに表現していきます。まずは時間を取ってみましょう。

 

十分に広がってきたら、次の2つを行いました。

 

  • 友達と対話する
  • 出来事をみんなで出し合い、自分のマップにつなげられないか検討する

 

信頼のおける友達に「自分の成長って?」「こう考えてみたんだけど、どう?」と聞きあいます。友達の視点がそこに入ってくるってすごく大切なこと。じっくり聞きあいます。

 

 

 

次に、出来事をみんなで出し合います。

 

 

出来事が自分のウェビングマップの成長につながらないか、検証します。

 

 

ウェビングマップ 本番

 

 

 

 

次は縦に深めていく思考です。今度は、前回の練習用のマインドマップで見えてきた「自分が成長したこと」を中心に置きます。

このとき使うツールは付箋です。その後の構成メモで、並び替えることができるようにするためです。ウェビングマップの位置も動かせるため、自由度を与えられるのが付箋の良さ。

自分にオープンクエスチョン(「というと?」など)をかけながら、付箋を貼っていきます。

 

 

最初に与えた視点は次の通りです。

 

最初の視点

  • 具体的なエピソード
  • 成長したわけ
  • 心に残っている言葉
  • 関わった人

 

これらの視点から、真ん中の成長を深めていきます。

 

20分ほどすると、B4のワークシートにウェビングマップがいっぱいになってくるはずです。そうしたら新たな視点を追加します。

 

 

追加した視点

  • 未来への視点
  • エピソードが過去の点で語られているか
  • 自分の気持ち(感情)が入っているか

 

 

自分の成長は過去→現在の中で語られるはずです。それを結びで未来に動かしていくために、未来への視点を追加します。

「中学校では…」「成長するにつれて…」「将来の夢」どれかと結びつけるようにしておくことで、後々の選択肢が広がります。

 

「エピソードが過去の点」というのは、「仲直りできた」「いい記録が出た」という、どの部分のエピソードなのかわからないまま、終わっている子がいるためです。そうではなくて、「誰といつ仲直りしたのか。」「記録は何回なのか。」詳細なある一点でのエピソードを深く掘っておく必要があるのです。

 

ここできていない子多いんだよね。普段のジャーナルで、具体的なエピソードの層まで振り返りを深める習慣をつけておくのは大事!

まーくん

 

 

 

具体的なエピソードは文章の魅力につながります。これを下書きしながら掘り出すのは難しいため、この段階でしっかりと掘り下げておきましょう。

 

気持ちや感情が付箋にない子がいるため、この視点も重要になります。その時の気持ちを「嬉しかった」「楽しかった」「すごいと思った」だけではなく、色々な表現で書き換えられるといいですね。

 

下書きまでに終わらせておきたいこと

geralt / Pixabay

 

前編ということで、下書きまでを書いてみました。

 

ボクはここに来るまでに一人ひとりが「これなら自分の文章が書ける」という手応えをつかんでいてほしいと思っています。

ウェビングマップを上手に使うと、この手応えに結びつくはずです。

 

そこまでには、友達とのたくさんの対話も必要になります。先生と一対一ではなくて、自分の信頼の置ける友達との対話により、自分の成長を見つめ直してほしいのです。そうしてスッキリした状態でここまで来ると、あとは書いていくだけです。

 

追加情報18.11.25

下書きを10枚ほどみてびっくりしたのですが、書きっぷりが今までの文集と違うんです。似たり寄ったりにならずに、その子らしさが出ている。これは嬉しいことです。

 

その子らしさを失わせることなく、完成へ向かっていきたいです!

 

 

続いて後編を書く予定ですので、そちらもお楽しみに!

 

あお先生

それでは良い一日を!

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