おはようございます。
新年度の入学式でより一層、身が引き締まる想いのヒミツキチ森学園のあおです。ご家族の想いを感じ、入学してきた生徒のために、いい時間をつくっていきます。
さて、今日はすっかり皆さんの頭から抜けている?「変形労働時間制」についてお話ししたいと思います。
確かに去年導入されるってなって、コロナで全く聞かなくなったね!
まーくん
あお
働き方も何もあったもんじゃない1年だったものね。
しかしながら、#教師のバトンというハッシュタグが大荒れだったようで、また話題になっていますね。
そんな変形労働時間制のことについて説明していきたいと思います。
目次
教員の変形労働時間制って何?
さて、教員の変形労働時間制について、もしかしたら初めて聞く方もいるかもしれないので、説明しておきます。
その前に開始時期はいつかということですが、この記事を読む限り、条例がまだ追いついていないのではないかと思うんです。
そして今その導入整備をしている各自治体と反対をしている教員という構図になっています。
変形労働時間制ですが、色々と調べてみました。
4、6、10、11月の多忙な計13週に、週3時間定時が伸びます。
その代わりに、3時間×13=39時間で、5日分の休暇が取れて、それを夏休みに回すというものです。
狙いとしては、「夏休みに教員がまとまった休みが取りやすくなるように」というものらしいです。
というかあなた、夏休みの休みなんてまとまって取れていたよね??
まーくん
あお
このあたりが実態と違うところなんですよね。
文科省はこの場合の休みは中高の先生を対象に話している気がしてならないのです。ボクの場合、3週間ほど夏休みは取れていました。
先生方ってほぼ年休使えないんですよ。そんな簡単に教室を空けられないんで。そもそもここも問題なんですが。。。
フレックス制度を使っている年でさえ、年休の全消化は難しく、特にこの変形労働時間制が成立したとしても、全く恩恵は受けません。
上限も決めつつ、育児や介護等への配慮は大前提としているものの、この制度についてはどうなんでしょうか??
アンケートから変形労働時間制について考える
実際に話題になった2019年秋に、アンケートを取ってみた結果が上のツイートです。
圧倒的にマイナスに働くと感じている先生が多いことがわかります。そんな中でも20%弱の人が「今までと変わらない」って感じていると答えています。
正直、ボクもこことおんなじなんですよね。育児で免除されそうですし。でもよくよく考えていくと、状況は違うのかもしれません。
あお
アンケートにご協力ありがとうございました。
ちょっと気になる記事があったのでこちらも!
この記事によると、
さらに給特法改正で可能とした1年単位の変形労働時間制が適用されるための条件として、残業時間の上限が決められている。適用する前の年が「月45時間・年360時間以内」で、適用される年は「月42時間・年320時間以内」が見込まれていなければならないとなっている。
「以内」となっているのがくせ者で、この上限を超えると変形労働時間制は利用できなくなってしまうのだ。月45時間を超える残業をしてしまえば、夏休みにまとめて休もうとしても、それが許されない制度というわけだ。
働く教員ほど利用できない変形労働時間制の導入は「荒れた職員室」につながるのか(前屋毅) –
月45時間を超えてしまっては、夏休みへのまとめての休暇も取れなくなってしまうのか。
まぁ、定時が後ろに伸びた月の残業時間は減ることが予測されるものの、これはなんか気持ち的に納得できないよなぁと思います。
変形労働時間制が自分にどう働くか
さて、ボクの場合どうなんでしょうか。
ブログは人が持っている情報を入れながらも、自分の頭で考える場なので、自分ごとに当てはめて考えていきたいと思います。
一見17時45分までの勤務は差し支えないように思えます。
しかしながら、毎日ここが定時だと色々と支障が出てくるかもしれません。
そもそもこういう問題があります。
@takaさん、ありがとうございます。
6、10、11月は本当に忙しいかという問題です。小学校教諭にとってはもちろん人や学校にもよりますが、12月や3月の方が忙しさが増す気がします。
文科省は繁忙期をどう設定しているのか、それとも自治体や学校単位で、この繁忙期は設定できるのか。
誰がどこまで決定できる権限があるのかが明確になっていないことが、不安を煽っているのかなぁと感じました。
「先生辞める人続出」「公教育が終わった」という意見をTwitter上でも目にしますが、そこまで過激なもんでもないというのがボクの実感です。
ただ一つ言えるのは、現場の先生への説明不足ということ。周りの先生で知らない人が圧倒的に多い。そして管理職ももしかしたら知らないかもしれない。。。
あお
不利なことは後から知らさせるのが、現場…それはあんまりです。
今後、変形労働時間制によって危惧されること
先生たちにどういう影響が出るのか考えていくことにします。
育児についても職場までの距離がある人については、辛い制度となるかなぁと思います。職場が通勤圏内であることはこれからの働く条件となっていくのではないでしょうか。
@kiegasanのご意見ももっともだと思います。このように夏休みを短縮している自治体があるんですよね。この場合どうするんでしょうか。
そしてボクが最大の懸念を抱いているのがここで、変形労働時間制の導入を足掛かりにされないかということ。
繁忙期は会議が17時以降も入ってくるようになると、また話が変わってくるんですよね。
「先生たちが自由に使える時間が削減される」ような方向性にならないかが不安なのです。
会議が18時まであれば、帰りにくい教員も出てきますし、みんなが仕事をするのはその後の時間になります。
そうしたら、「働き方改革」を進めてきた流れがまた別の方向へと向かってしまう。
あお
それが狙いじゃないですよね。
@しほ育休さんありがとうございます。
ボクもここが一番不安です。
そうならないことを願っています。
変形労働時間制 まとめ
- どう導入するか、どこに権限があるかによって変わるだろう。
- 働き方次第だが、マイナスに働く先生が多いだろう。
- なし崩し的に、働き方改革の流れが変わらないで欲しい。
いかがだったでしょうか。
やはり、このような動きを危惧してか、動き出している先生もいるようです。
まだまだ予測しかできないものが多いので、今後リライトで情報を付け足していきたいと思います。
勉強不足、情報不足のところがあるかもしれません。
皆さまのtweet、ご意見お待ちしております。
まーくん
あお
それでは今日も良い一日を!