おはようございます。
保育園年長の娘の運動会が明日なのですが、バッタバッタとお休みし、残り5名ぐらいしか残ってないらしいことに怯えているヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は初任研じゃ教えてくれないことシリーズ第7弾です。
「校外学習・遠足のポイントは?」
というお話をさせてください。
ボクが初任者の頃は、自分自身で校外学習を組み立てるということがなかったのですが、2校目で単級の学校、3校目で主任のお仕事をさせてもらって感じたことを残しておきます。
もしかしたら1校目でそういう学校に行ったら…
まーくん
あお
そんな人を少しでも助けられたらと思ったので、書いておこうと思います。
- 校外学習・遠足を仕切ることになった!何からやればいい?
- 初任者だけど知っておきたいポイントは?
あお
早速見ていきましょう。
今日の記事の概要はこちら!
目次
校外学習(遠足・社会科見学)で大事にしたいポイント
まずは、校外学習のポイントについてです。
- 前々から計画、ちょっとずつ準備
- 足を動かして、事実を確認していく
- 子どもたちの気持ちを最優先
「前々から計画、ちょっとずつ準備」はその名の通りですが、2ヶ月ぐらい前から動き出して、ちょこちょこ進めていく感じです。日常の授業と異なり、たくさんのやるべきことがある校外学習では、スケジュールが詰まってくると、厳しくなります。
「前年度、同じ校外学習に行っている先生」にじっくり話を聞くなど、早い時期に取りかかり始めましょう。
「足を動かして、事実を確認していく」について、下見が大切です。
下見をすることでいろんな事実がわかってきます。
数年前に水族館の遠足に行った時も、2回ほど下見に行ってきました。1回目は学年で、2回目は計画の段階で、家族と。
自分の足を動かして、計画が煮詰まってきたときにもう一回下見をしたことで、ベストな時間設定ができて、当日は子どもたちも大満足でした。
自分の足を動かすって大切なことだね。
まーくん
最後に「子どもたちの気持ちを最優先」です。
例年通りの計画だと、目の前の子どもたちに合っていないことがあります。
子どもたちにとって大切なこと、いいことは数多くあるけれど、その中でどんなことが大事で、何を優先させたいのか、職員間で何度も話し合う必要があります。
あお
子どもたちの気持ちが満たされる校外学習にしたいですね。
これはNG!校外学習でやってはいけないこと
校外学習を成功するポイントは、千差万別です。
でも、失敗するポイントは、割と共通しているかと思います。
失敗するポイントを知ることで、成功率を上げることはできますよね??
- なんのために行くのかわからない
- 伝えていなかったことを注意され続ける
- 「次何すんのー?」となる、しおりが使えない動線
「何のために行くのかわからない」は、あってはならないことなんですが、よく聞きます。
事前指導が鍵を握ります。
学年での事前指導 → 学級での事前指導のように、段階が必要で、目的を子どもたちと共有することが大切です。
「伝えていなかったことを注意され続ける」については、どうでしょうか。
あまり起こらない事態かもしれませんが、子どもたちはいつもと違う環境です。それだけでも感情が上がったり下がったりする中で、言われていなかったことを注意されるのはきついですよね。
あらかじめどんなことが起こるのか、何が必要なのか、イメージしておきましょう。
- 学年で事前指導
- 学級で事前指導
- 集まった質問を職員間で確認
- 直前に指導
など、丁寧なステップを踏むことが大切です。
「次何すんのー?」
子どもたちが聞き続ける校外学習にならないようにしましょう。
そのためにしおりがあるので、この活用の仕方は教えましょう。
特に3年生以上では、しおりが上手く使えるといいですよね。
あお
最後に校外学習のチェックリストを載せておきます。市町村にあるチェックリストと一緒にご確認いただければうれしいです。
校外学習のチェックリスト
ここからはチェックリストを載せていきます。
あお
何かの役に立つと嬉しいです。
全体的な役割分担
- 会計(書類作成・集金)
- 1日の流れ作成
- 職員会議資料・保護者資料作成
- しおり作成
- 実行委員活動
- 渉外(委員会への届出、写真や、交通機関)
最初の役割分担はこのぐらいでしょうか。2ヶ月前には割り振っておきましょう。
下見について
- 下見の日時、見学場所への連絡
- 当日の受付に必要な書類
- 集合場所・解散場所
- トイレの有無
- 電車やバスの乗車の有無
- 昼食を取る場所(雨天時も含む)
- バスを使う場合
駐車料金の確認、支払い方法 - 学年全体が集まれるスペースの確認
下見は非常に大切なポイントです。特にただふらっと見ることにならないように、気をつけていきましょう。
渉外連絡と交通機関について
外部との交渉などについては、次の通りです。
- バス・電車の団体乗車
- 写真屋さん
- 昼食場所(別であれば)
写真屋さんは、最近ではネット注文ができるので、日時決定次第、管理職の許可をとって、早めに連絡をしておきましょう。
バスや電車に乗る場合には次のことをチェックしたいですね。
- JRや私鉄への団体乗車の有無
- 団体乗車の申し込み
- 乗車場所、改札口の確認
- 当日欠席での人数変更の時間リミット確認
特に当日の欠席がどうなるのか、ここ重要なポイントです。
改札口前での集合場所もチェックしておきたいので、下見の際のチェックを忘れずに。
提出書類について
教育委員会への提出の形式は様々だと思います。ボクがいた自治体では、2週間前までが原則でした。
- 校外学習の書類作成
- 書類の管理職チェック
- 委員会へ送付
こちらも書類の送付を忘れずにやりましょう。
集金について
- 必要な金額の確認
- 電車メインなら事前、バスメインなら事後に集金
- 集金日時、方法の確認
集金については、ミスが起こりやすい不慣れな状況なので、しっかりと段階をふんで行いたいですね。
金額が多い場合は、保護者が来校する行事に合わせるなど、大切なポイントがいくつもあります。学年で徹底して確認しておきましょう。
連絡体制・交渉内部
- 職員のLINE(他の方法でも可)共有
- 当日までの学年での一斉指導時間を押さえる
- 当日の役割分担(先生の話、校長先生の挨拶) の確認
学校内部のこういう細かいことも準備しておきましょう!
しおり作成
低学年の場合の見本を載せておきます!
あお
裏面にはメモ欄もあるといいですよね。
学年・学級での事前指導
- めあてを確認する
- 流れを確認する
- 実行委員さんから
- 注意点を共有する
- 質問を集める
学年での事前指導、特にめあてを確認することは重要になります。上の学年では、実行委員が中心となって、子どもたち主体でこの確認ができるといいですよね。
- グルーピング
- バスの座席など
- 細かなことを、聞きやすい状況で再確認する
- 最後の質問を集める
- イメージできて楽しみが残る程度の写真共有
上の学年に行けば行くほど、グルーピングは重要ポイントです。職員間で同じ方法になるように共通理解して、グルーピングの方法は合わせましょう。
あお
揉めるポイントです。
そのほかに注意点はある?
まーくん
あお
小学校の現場からもう3年ほど離れていますので、今の実態に合わせてご活用ください!
まとめ 校外学習(社会科見学・遠足)のポイント
長文お読みいただきありがとうございました。
- 前々から計画、ちょっとずつ準備
- 足を動かして、事実を確認していく
- 子どもたちの気持ちを最優先
- なんのために行くのかわからない
- 伝えていなかったことを注意され続ける
- 「次何すんのー?」となる、しおりが使えない動線
今日の記事の概要で確認する!
子どもたちにとっていい校外学習になること、願っています。
あお
それでは今日も良い一日を!
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