おはようございます。
多動気味の毎日も合っているなぁと思い始めているヒミツキチ森学園のあおです。2022年のテーマは「移動」、2023年のテーマは「没頭できるしくみ」、2024年のテーマは「自己の拡張」です。
さて、この記事では、「講演や講師、研究会の仕事の記録・登壇記録」を載せながら、今年度のお仕事や講座・講演のご依頼をつける内容になっています。
21年度〜23年度も多くの場で講演や講師依頼をいただきました。
特に公立学校さんでの、講師依頼については、本当に学びが多かったです。
「何が正解なのか」はわからず未知なことなわけで、一旦整理した結果、「やったらいいこと」はわからないけれど、「やっちゃだめなこと」は今までの経験からわかっていました。
- ずっと自分のことを話し続ける
- 先生たちの対話量が少ない
- ニーズと合っていない
この失敗がないように、友人と打ち合わせを重ねつつ、1や2を狙っていけるように考えてみました。
2021年度には「先生の時短」で、2022年度には「ビジョンを作ること」で公立の小学校で研究講師を務めさせていただきました。
2024年度も次の講師を予定しております。
- 葉山町教育委員会様
- 名古屋市教育委員会様
- 平塚市教育委員会様
- 横浜市立小学校様
- 君津地方教育研究会様
あお
よろしくお願いいたします!
今までの記録がこちらだね!
まーくん
2024年 7月 横浜市立中田南小学校・平塚市教育委員会・名古屋市教育委員会 研究研修講師として
2024年 7月 天外塾 対話会 登壇
2024年 3月 オルタナ子どもおとなフェス 登壇 プロジェクト活動のススメ 出版記念登壇多数
2024年 2月 葉山町勉強会「探究する学び」登壇
2023年 8月 イエナプラン全国大会 分科会登壇
2023年 3月 学校CHLOOS イベント 登壇
2023年 3月 大磯町立大磯小学校 研究講師
2023年 2月 エデュシーク 登壇
2022年 3月 若手のオンライン職員室 登壇
2022年 2月 平塚市立金田小学校 研究講師
2021年12月 探究博覧会2021 登壇
目次
提案できる研修の種類
ここでは、提案できる研修の種類についてお伝えします。
過去の登壇内容からどうぞ!
まーくん
あお
これらの講演を引き受けてきました。それぞれの場で、学びの場を作れたと思います。
各小学校での研修です。研究講師として呼ばれました。
あお
最後の講師は、インフルエンザで行けず…。
また一風変わったこととして、こちらに取り組んでいます。
このような企画を行い、23年度の先生たちの変容を後押しすることができました。
2020年から、システム思考教育家 福谷彰鴻さんと共に講座を作っています。
合計9期に入りますが、毎回30名近くの先生方、管理職、教育委員会、教育関係者がチームとなって学び合っています。
2024年3月には、プロジェクト活動のススメを発売しました。
こちらおかげさまで、好評をいただいております。
実際にプロジェクト活動関係の「特別活動」の講演依頼も増えてきました。
あお
以上を踏まえまして、提案できる研修は次のとおりです。
ワークショップ型では、上の3つです。
タスク管理やルーティンでは、先生個人の働き方改革を目指します。
組織として取り組むことも大事ですが、まだまだ先生個人ができる、働き方の改革はあります。個人として、どうやって自分の仕事と向き合うか、自分の感情と向かい合いながら、新しいワークショップに取り組みます。
投資発想型の仕事術では、「そんな発想なかった…」とよく言われることが多いことについて注目していきます。「こんな時間が取れない」ではなくて、「この時間を取るから時間ができるんだよ。」という投資型の仕事術について、先生自らの経験から対話を繰り返し、明日への一歩を作り出します。
「当たり前をアンラーン」は、新しい取り組みを開始したい学校、自治体におすすめです。
ヒミツキチ森学園は、
- 宿題がない
- テストがない
- 放課後の会議は一切ない
- 全員週1日平日にもリモート
それでどうなっているのか、少し気になる方もいませんか?
小さい規模だから、オルタナティブスクールだからできること、それも確かにあると思います。
しかしながら、学校のちょっぴり先のカタチを表現しているのも確かです。
あお
よかったら、いかがでしょうか?
講座・講演などお仕事の依頼はこちらから
過去の研修について
あお
こちらでは、過去の学校さんでの研修について、詳しくお伝えいたします。
2024年度 名古屋市教育委員会
この日は、働き方改革を個人の視点から考えるということを行いました。
個人が変わることで、共に改革することの下地ができる。
そんな、個人の変化から始めることの価値について触れました。
振り返りを体験してみること、その価値。そして振り返り対話として、複数人でやることについても考えてみました。
ルーティンを考えることを、平塚市の小学校同様に取り組んでみました。
校長先生も楽しんでやってくれたよね!
まーくん
あお
校長先生のルーティン、見てみたかった。
2024年度 平塚市教育委員会 「学級経営」研修講師
この日は平塚市教育委員会主催の研修でした。
平塚市、近隣の都市から80名ほどが参加いただきました。
ここでも基本は対話の繰り返し。
参加者同士が、ちょっとずつ深い対話に繋がるように考えました。
前半は、ボクのブログにもある話。
1対1を30回という、個別の関わりのアイディアを参加者で出し合いました。
あお
後半は予定していたものが合わないと感じ、その場でガラッと変えました。
後半の内容は、ここには出せませんが、変更したおかげで、参加者の熱量と希望を見出すことができました。
言いすぎやろ!?
まーくん
兎にも角にも、参加者の方の表情がとても印象的でした。
いい場になっているといいです。
2024年度 中和田南小学校区 合同研修
この日は3校合同の研修に呼んでいただきました。
学級を作るにあたって、どのようなバイアスが一人ひとりにあるかという内容が前半の内容です。参加者同士で深めあうために対話を繰り返していきました。
後半は、「私は子どもたち一人ひとりとの関わりから得た大きな気づき」について、対話を通じて学んでいきます。
あお先生のやり方は、参加者の対話を促すんだね。
まーくん
あお
対話を促すというよりも、「私の事例」を出して深い気づきが起こるようにを心がけているよ。
そのためにこんなグラウンドルールをしています。
あお
Compassionate Systemsのものをアレンジしています。
2022年度 大磯町立大磯小学校
昨年度は、本を出版したこともあり、声をいくつかかけていただきました。今年度につながっているものもありますが、3月には大磯小学校に声をおかけいただき、ビジョンについて深掘りするワークをさせていただきました。
内容をチラ見せー!
まーくん
ワクワクするにはビジョンを語る
子どもがやる気を出す要素は上の3つだと言われています。
参考文献
しかし、これは大人だって一緒だと思うのです。
自立性、関係性、有能感、これらを感じられるときに大人も力を発揮します。
そう大人も自分がやりたいことを自立的に描き、それを支えてくれる応援してくれる仲間との関係性があり、自分がそのビジョンに向かっていっていると感じられているときに、ワクワクしてくるのではないのでしょうか。
あお
では3月に振り返ってみて、あなたのビジョンは?その結果はどうでしたか?
じっくり考えてもらった後、ペアやグループで聞き合うことを行いました。
次年度のビジョンをつくる
次に、再度個人ワークで考えてもらったのは、3月にできることは?来年度やってみたいことは?です。
ここでは、できるかどうかの根拠があることが大事ではなくて、そういうのを取っ払って、書いてもらいたかったんです。
あお
実例とかを出しながら説明したんですが、まだまだ「できる範囲」に終始してしまった感じもあります。
ちなみにボクは公立小学校での最後の1年で、教室にベンチを置きたいと考えていました。
くわさんの教室を見学して、教室にベンチがあることの可能性を感じていたからです。
でも、この教室見学から2年が経とうとしていました。
あお
すぐに導入は周りの目もあるしね。。。
でもなんとかやってみる機会はないかと探っていたところ、ちょうどいい機会がコロッと転がってきて。。。
教室にベンチを置くことができました。さらにはその効果も計り知れないほど得ることができて、そのままヒミツキチでの実践につながっています。
でもこれって、自分が置きたいと願っていないと生まれてこないことなんです。最初から「できないから諦めよう」だと生まれてこない。何とかできないかなぁって時間はかかっても、願っていることが大事。
あお
それがビジョンだと思うんです。
ワクワクする関係性を築くには、先にコストを取る
最後はちょびっとだけ、理論と実践の話もさせていただきました。
何よりも関係性から始めること。
プログラムデザインをすること。
日々の対話、振り返りを共にすること。個々のビジョンを聞く時間があること。
同僚との関係性からスタートしたら、子どもたちの成長にまでつながる1年になったことをお話ししました。
どの先生もできることをやることは、誰のためなんでしょうか。
問題解決していった先に残るのは何なのでしょうか。
問題提起して終わったわけね!
まーくん
あお
どのくらい伝わったか、難しいところですが。。。
2021年 平塚市立金田小学校での講師
ここでは2021年に行った平塚市立金田小学校での講師記録をご紹介します。
あお
テーマは先生の時短です。
教員の時短 意外な盲点
時短を考え上で、いつもやりがちなのが、行動に目を向けること。
「テストの丸付けを授業内に行う」
「印刷物はまとめて行う」
「子どもたちと一緒にできることはする」
これらは全部行動です。
でも、時短というか働き方において重要なのは「感情」です。
- 忙しいという感情が、より一層忙しくさせている矛盾
- 自分のことを把握できていない不安感からくる忙しさ
これら感情のことが意外と大事なのです。
あお
では、感情をほとんど使うことなく、できるようになっていることはなんでしょうか??
それが繰り返しで培われたルーティンです。
毎日、毎週、毎月、毎年、行われていることが学校の中にはあるはずです。
ルーティンは無意識でできちゃうので、普段は意識しないかもしれません。
ただ、このルーティンを含めて、自分のやっていることをしっかりと意識化すること、それが時短に効いてきます。
ルーティンを把握するワーク
今回の研修会では、ルーティンを把握するワークを行いました。
今回のメインはこのワークです。
実際にやってみると、
「あれ、なんで俺こんなに忙しいんだっけ??」
「この時間何していたんだろう?」
と悩む先生が多かったです。
そうだと思うんです。普段は無意識なんで把握しようとはしていないから当然です。
付箋を机に貼ってタスク管理している方も多いと思いますが、その方法ではうまくいかない理由が、ルーティンを把握できていないからです。
ルーティンも含めて、タスクを構成しない限り、自分の今日やるべきことは把握しきれないのです。
これに時間を割いた理由がわかったよ!続きは??
まーくん
あお
ここからは共有タイムです。お互いにじっくり対話して、付箋を変えていきます。
この段階では3つの問いを出しましたが、鍵なのでここは企業秘密です。
3つの問いに基づき、同学年の先生と、他の先生方と対話して付箋を変えていきます。
こうしたらどうなるか…みたいなことを徹底的に話し合い、次のプランを練っていた学年もありました。
意識化した後、付箋をどう変えていくか、ここが大事なポイントですね。
無意識の意識化 個人からチームへ
今回のワークを通じて狙ったことが2つあります。
まずは学年の先生たちとどっぷり対話に浸かることです。
師走の終わりというこの時期だからこそ、学年内の会話が必要なことに割かれがちです。どうでもいいことを話す合法的な時間がないんですね。だからこそ、この研修ではたっぷりと話してもらいたかった。
あお
ボクらはいつでも対話が必要です。
2つ目は、現在地が把握できていないと、ビジョンが描けないということ。
特にタスク管理では、現在地の把握が大事になります。
ルーティンを把握するのは、そのための一歩です。
今やるべきことだけを追っていては、多忙感が迫ってきます。
全体を把握しながら仕事をする。
それが先生の時短に直結してくるんです。
実際にログを取ってみると見えてくること(当日なかった話)
この先のやるべきこととしては、
- 自分の時間に対して何をするか
- 強みを元にどう変化をつけるか
- しっかりとログをとること
この3つですね。
ログをとること(現在地を把握)はすごく大切で、必要なのは詳細なログです。
週案を作ったではなく、「週案を何時何分から何時何分まで〇〇分かけて作った、その時の感情は〜」というログです。
これはデジタルが得意分野だね!
まーくん
また、時短を含めて、働き方について1冊の本にまとめました!
ぜひ手に取ってみてください!
まーくん
講演・講師のご依頼受け付けています!
いかがだったでしょうか。
24年度もいろいろな箇所からご依頼を受けていますが、まだ日程によっては受付可能です。よかったらこの時期いかがでしょうか。
講座・講演などお仕事の依頼はこちらから
ヒミツキチでの見学・実習・講座も受け付けています
あお
それでは今日も良い一日を!
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