おはようございます。
お昼の時間に筋トレをするのが日課になっているヒミツキチ森学園のあおです。
さて、以前、先生の時短術について学びに湘南PACEに参加してきました。
あお
湘南PACEとはボクの友人が主催するアドベンチャー教育の学び場です。
ボクもそこで講師として話をさせていただいたので、その内容について載せていきます!
3校の学校に勤務することで、時短に対する考え方もいろいろと変わってきました。
目次
効果マトリックスで、学校の仕事時間をDesignする
仕事の内容については、ボクは「子どもとやれること」は子どもと一緒の時間にやりたいなぁと思っています。
だって勤務時間の8、9割が子どもたちと一緒にいる時間。その時間を使わなければ、全て放課後にいる間にやらなくてはいけなくなってしまうのですから。
【先生の時短術②】
先生の仕事は効率より効果。子供にも効果的なことは、どんどん子供と一緒の時間にやっていくことが大切。
そのためのマトリックスを意識していて、win-winの部分を増やしていくことを心がけています。
先生のためにもなって子どものためにできることは、どんどんやっていこう!
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
マトリックスの中身を見ていきます。
どこに効果があるかは、ボクの感覚です。あくまでご参考に。
ただし、自分の感覚をしっかりともっていることも大事なことだなと、昨日話していて感じました。
「効率」ではなく「効果」が、子どもたちと接しているときの大前提です。
ただ、お互いにとって効果がある次の事象については、どんどん増やしていくことが、先生の時短につながると思うのです。
左側の2つの事象については、ちょボラなどの仕組みを使って、学級の仕組みに組み込んでいくこと。また「1日1当番」(うちのクラスではちょボラと呼んでいる)として子どもの責任ある当番活動にしていくことで、子どもの効果を高めることを意識しています。
矢印で言うと、右側にスライドさせていくようなイメージです。
そうすることで、子どもも先生もwin-winの関係になる右上の事象に「変換」することが可能なんですね。
右下の事象については、体験学習サイクルの中に組み込んでいくことを意識しています。そうすることで、先生にとっても大事なクラス運営の場にしています。
こちらは上にアップさせていくイメージ。
- マトリックスの中に普段行っていることをあげる
- 要素分解して、どこにあたるのかを仕分けする
- さらに要素を見極めて、右上に近づけないか子どもと模索する
マトリックスの中の右上の事象をシンプルに増やすこと。
他の事象を、右上の事象に「変換」するためにはどうするかを考えること。
それが1校目の時に考えていたことです。
あお
行動を要素に分けることって、やっていますか?まだの方は、ぜひやってみてください。発見がありますよ!
タスク管理をして、自分の行動をDesignする
大きく影響された本の中に「7つの習慣」があります。
その中で特に、「関心の輪と影響の輪」の話が深く自分の人生に影響を及ぼしました。
- 関心の輪…人の噂や、未来の願望など、自分にはコントロールできないこと。
- 影響の輪…今自分がやれること、コントロールできること
自分ができることは限られているから、あれこれ空想の心配事、自分が手の届かない範囲のことを増やすのではなく、自分ができることに集中すること。
関心の輪ではなくて、影響の輪にフォーカスすること。
あお
この考え方を知って、ボクは不要な心配や、不安に悩まされることが本当に減りました。
それぐらいの価値がある一冊だったんだね。
まーくん
関心の輪にフォーカスするというのは、自分の行動をDesignしていくこと。
2校目でタスク管理を学び、改善することができたのです。
やらなくてはいけないことが頭のすみにある状態で仕事を進めていくのは、意外にも大きなストレスになっていることも、タスク管理をしながら知ることになります。
やるべきことを入れておける大きな箱があり、そして今やるべきことに集中できる環境を創り出すこと。それがGTDに代表されるタスク管理の肝です。
【先生の時短術③】
自分の行動をDesignする。
GTDによるタスク管理は、心を安定させる。ぜひ一度や挑戦してほしい。https://t.co/S2mRrd7Xmihttps://t.co/zcBulJxcfa
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
デジタルでタスク管理をすれば、ログを取ることもできます。
あお
一度は先生たちにも挑戦してみてほしい分野ですね!
働き方改革のために、自分の感覚をDesignする
ボクに足りない感覚
“「向き合う」って?「時間をとる、でもいい。その人に時間をかける。」””友達が来て、時間がゆるすなら一緒に話を聞く。一緒にお茶を飲む。と言うことも、丁寧にやるとどんどん面白くなってゆくことがわかって。「家族」って言うのは、それをする場なのかなと。”#一緒に冒険をする— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年6月23日
3校目に入って、時短ってスキルだけじゃないんだと実感感じ始めました。
不思議と「まったく疲れを感じさせない時間」というのが存在することもわかった。子どもと通じ合えたとき、学年の先生とわかり合えたとき。僕ならそういう「つながり」をもてたとき。
きっと一人ひとりこの時間は違うんだと思う。働くの中に自分の時間を丁寧に創りこむことも、改革の一つではないか。
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年3月3日
多忙よりも多忙感の方が、疲れの原因になります。もちろん忙しさはあるけれど、忙しい感じを出しちゃうと、よけいに疲れちゃう気がしています。
身体の疲れより、それを感じている心の疲弊の方がダメージが大きいんですよ。
あお
じゃあ、心が疲弊しないために何ができるのか。
自分にとって、疲れを感じないのはどんな時か、何が好きで何が嫌いなのか。
そういう感覚を自分でコントロールしていくことが大事になってきます。
良い感情じゃないものを取り除いて、良い感情になるものだけ取り入れていく。そういう感覚をDesignしていくことが、これからの働き方にとっては必要なのではないでしょうか。
それは未知のことへの挑戦であり、つながりをつくることであり、自分の身体をコントロールすることであり…
つまり、自分をよく知るということです。
一見、遠回りに見えるけど??
まーくん
時短の前に自分をよく知れ!だと確かにそう見えますよね?
でも、なんのための時短なのか、自分が時間を短くして何をしたいのか、というVISIONがなければ、短くしても何も生まれません。
あお
あなたは時短の先に、何を得たいですか?何をもたらしたいですか?
またつながりを作っていくことなど、すぐには時短にならないことでも、後々の時短に結果として繋がることがあります。
【先生の時短術④】
自分の感覚をDesignする
心身を共に整えておくことは大切。
このように、今すぐ自担にならないけれど、巡り巡ってあと後、時短に繋がることって結構ある。
ランニングやヨガで健康でいることもそうだし、子ども同士の関係性をつなぐこともそう。
目の前の時短に振り回されるな
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
目の前の時短に振り回されないように、未来を見据えて、今の行動を決めたいですね。
まとめ 他の提案者からの学び
もちろん、他の方からの学びも多かったです。
【先生の時短術】
少しずつでもやること。
ボクもこれは大事だなぁと思っていること。しっかりとログを取ってみるとわかるんだけど、先生の放課後の仕事って10分程度の仕事がたくさんあるということ。
少しずつでも隙間時間に進めていくことで終わることが多い。「5分だけ手をつける」も有効。
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
【先生の時短術⑤】
友人の発表より。
コスパの良い組み合わせはあるか。休み時間に掲示物を子どもと作成。委員会の仕事を掃除の終わりにささっと。安全点検とかもできるよね。
ログから、「これ子どもと一緒にできるかも。」を増やしていくといいと思う。やってみよう!
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
【先生の時短術⑥】
テストはなるべくその時間内に返し手直しまでやれるようにする。フィードバックは「即時」が原則。でもそうできない事情があることもある。その時は答えを先に配って解説はしておく。子どもたちにも解説だけはちゃんとしておく。
時短というより、効果を考えた方法。
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年7月1日
いかがだったでしょうか?
- 要素分解して、仕事の棚卸しをする。
- タスク管理して影響の輪にフォーカスする。
- 自分の感覚・ビジョンを磨く。
こんなお話をさせていただきました。
明日の先生の生活がちょっぴり楽しみになりますように。
あお
それでは今日も良い一日を!