通知表所見の書き方 小学校編

おはようございます。来週に迫ってくる詰んでる授業研がありつつも、webミーティングが続く「あお@aosenn」です。

どっちもワクワクしますね。アイディアは全く降ってきません。今日も考えます。

さて、今日は通知表所見欄の書き方についてです。

主に「所見欄」という文章を書くところについて記事にしていきたいと思います。少しでも若い方のお役に立てればと思っています。

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所見欄って何?ってところから解説していきますね!どうぞ!

通知表所見欄の基礎知識

さて所見のことについて話す前に、少し成績というものについてご説明します。

まず、国語なら4つ(次の指導要領からは3つ)の項目について、◎○△やabcでつく「評価」というものがあります。ボクの市町村では、それが全員一覧になっているものを「成績一覧表」と言います。

次に通知表に記述の欄があります。それを「所見」と言います。

この「成績一覧表」と「所見」を作成することが、先生が成績をつける主な仕事になります。ボクが先生になったばかりの頃は、スタンプで評価をつけて、所見は手書きで書いていました。しかし、2・3年後から全てデジタル化されたので、初任の頃の苦労からすると、だいぶ楽になりました。

所見の記述量については、各市町村でだいぶ違っていて、全体で3行という短い場合もあれば、6行程度を3・4項目と長い場合もあります。

ちなみにボクの市町村は学校ごとに違うので、学習の所見と特別活動の所見、前期は外国語で後期は道徳科を書く所見、そして総合的な学習の時間の所見(3年生以上)の4箇所に記述を行います。

学習欄が所見の量としては一番多いです。

アンケートをとってみました!

高学年を基準に考えてみましたが、半数の学校で4箇所記入をするという結果になっています。中には1箇所という学校もあり、羨ましい限り(笑)

その他には次のような意見もありました!

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それぞれの学校でだいぶ違うんですね。アンケートのご協力ありがとうございました!

所見の書き方 基本編

さて、この所見ですが、ボクの学校の場合は、特殊な専用ソフトで入力していくことになります。しかしながら、このソフトは恐ろしく入力が面倒なため、基本的にExcelを使って下書きをしています。

所見ヤッホイは画期的!

このさる先生の「所見ヤッホイ」は画期的でした。

何、所見ヤッホイって?楽しそう!

まーくん

あお先生

エクセルに関数を使って、自分が書いた量が全体の何%になっているのか、見える化することなんだ。

書いていくたびに、ヤッホイ指数が上昇していくという快感は、ゲーム世代のボクにとってはたまらなかったんですね(笑)

所見って長い旅みたいなものなんです。30人以上の所見は1日じゃ書けないので。コツコツやっていくしかないんです。だから、自分が目的地までどのくらい進んでいるのかがわかるのは、非常に嬉しくモチベーションになります。

これを知ってから、昨年度の通知表は、あっという間に書き終わりました。皆さんにもオススメします!

記録よりも記憶に

通知表作成は、「記録」じゃなくて「記憶」に頼れ!

こちらの記事に書きました。

記録をどんなにとっていても、あとで書こうとすると、記憶の修正がかかってしまうことがあります。だから記憶に頼るんです。

これは所見ヤッホイのコツコツやるという考えにも通じるものがあります。

毎日コツコツやるため、その日にあったことから所見を書いていくことができます。記憶に頼って書いていけば、1ヶ月もあれば、全員分の所見を書くことができるんです。

記録からの記述が一般的な中で、記憶に頼るってのは画期的だね!

まーくん

あお先生

そっちの方が想いがのった文章が書けるんだよ。

さて、この想いがのるってことは、実は非常に大事なことなんです。次で見ていきましょう。

保護者に伝わる所見、良いと言われる所見のコツ

それではいよいよ肝心な部分です。

所見の書き方について、コツをお話しします。

前期の終わりに副校長先生に声をかけていただきました。

副校長

「あお先生の所見、他の二人の先生も読んだんだよね。こういう書き方を学年の先生にも伝えてくれないかな。」

嬉しい言葉をいただいたんですね。

あお先生

はい、ボク、よく所見褒められます。
自分で言うな!?

まーくん

嬉しい言葉をかけていただくことが多くなりました。でもそれは、素晴らしい先生方と学年を組んで、さらに磨いたからだと思っています。所見は下書きの段階で読み合うので、お互いに読んで学んだことは積極的に記録していきましょう。

次に所見を書くときに、それを読み返して書き始めます。そうやっていったら、自然と上達していくはずです。

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ここでは、ちょっとしたコツをお話しします。

ぶつ切りで考えるんだけど、つなげることを意識する

ここでも学習所見で見ていきます。

ボクの学校の場合、

学習全体のこと+2教科分の所見という形が一般的なスタイルです。学習所見欄は200文字ぐらいなので、ちょうどそのくらいの文量があります。

このとき一人一人書いていくスタイルは全くの非効率です。

個人ごとに書いていくのではなくて、事柄ごとに書いていきます。

記憶に頼って書くと、今日の音読劇での素晴らしい部分を4、5人記述していく形になります。また他の単元の良いところを数人書きます。それが積み重なって、全員の学習所見が埋まっていく形の方が効率がいいんですね。

しかしながらそうすると、できあがる学習所見はぶつ切りになります。

例を書いてみます。

ぶつ切りになった学習所見例

学習に対する集中力があり、与えられた課題について、考えを巡らせ、いつも挙手して発言をします。(全体的な学習所見)

国語の「お手紙」の音読劇では、主人公の一人であるがまくんになりきり、動作をつけながら主人公の気持ちを感じて、音読することができました。(教科の所見1)

体育の「ボール投げ運動」では、チームの作戦を積極的に考え、パスを回してチームのみんなが的に当てられたことを喜んでいました。(教科の所見2)

こういう例を書いたとします。

ここまではぶつ切りになっているんですが、この後でちゃんと全てをつなげるように文章として修正することが大事なんです。

全体的な学習所見と、各教科の学習所見はつながっているといいですよね。

次のように書いてみます。

修正した例

「こうしたらどうか、これならどうか」という学習に対して自分の考えを提案していくことが光った後期でした。(全体的な学習所見)

国語の「お手紙」の音読劇では、主人公の一人であるがまくんになりきり、動作をつけながら主人公の気持ちを感じて、音読することができました。他の友達の動きについても提案して、劇全体のことも考えて意欲的に学習できました。(教科の所見1)

体育の「ボール投げ運動」では、チームの作戦についても提案しました。〇〇さんの案で、パスを回してチームのみんなが的に当てられたことを喜んでいました。(教科の所見2)どの学習でも相手の気持ちを考えながら、自分のアイディアを伝えられる良さがあります。

いかがでしょうか。「提案する」を軸にして書いてみました。

もちろんこれは、「提案できる」を保護者に伝えたいことが大前提になっています。所見欄を通じて、何を伝えたいかを考えて、つなげていくことで、伝わる文章に変わっていきます。

徹底的にプラス目線で書く

こちらも基本ですがプラス目線で書きます。

マイナスなことは、直接、子どもや保護者に伝えているので、正直それを残る形で伝える必要がないというのがボクの主張です。

だから一貫して、通知表にはマイナスなことは入れないようにしています。

どうしてもという場合には、「〇〇がよくなってきました。」「〇〇を頑張っているところです。」という表現を使います。

それで十分です。マイナスなことは書きません。プラスに終始します。

注意!

ここは学校によって書き方が違いますので、よく先生たちと話をしてくださいね。マイナスを書きなさい!という管理職もいらっしゃいます。ボクは反対ですが。

成績をつける上で参考になるもの

まずは、所見を書くのに参考になるサイトについてご紹介します。

実はこれ、ボクも少しいじったぐらいで活用できてはおりません。

この所見.comはかなり面白いです。

長年書いてくると、所見に偏りがあるような気がしていて、こういう文例が見れることでまたアイディアがもらえるのです。

初任の方は、本を参考にするのが一番かと思いますが、ボクにとってはこういうサイトがかなり役に立ちます。

本については、例えばこのようなものがあります。参考にしてみてください。

参考 子どもの良さが伸びる通知表所見文例集 小学校中学年 | 評価実践研究会 |本 | 通販 | Amazonamazon 参考 新 保護者の信頼を得る通知表所見の書き方&文例集 小学校中学年 | 田中 耕治 |本 | 通販 | Amazonamazon

しかしながら、こういったサイトや本より参考になるのが、自分の所見をなおしてもらった時に残しておくメモや、他の先生の所見を読んだ時に感じたことを書いておくメモです。

実地に勝るものはありません。先輩の所見を読ませてもらったら、どうしたらこう言う文章が書けるのか、自分の頭で考えることが大事です。

まとめ

今日のポイント
  • ぶつ切りの所見にならないようにつながりを考える
  • 徹底的にプラス目線で考える
  • 所見ができあがったタイミングで、どうしたら上手く書けるのか、記録として残しておく

いかがだったでしょうか。

一年では上手く書けませんが、積み重ねることで確実に保護者に届く所見が書けるようになってきます。

ぜひトライしてみてくださいね!

あお先生

それでは良い一日を!

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