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4つの「優位感覚」とは?先生に必要な子どもに応じるための知識

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あお

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あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

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あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。

次女の卒園式でもムービー作りを請け負ってしまういい人ヒミツキチ森学園のあおです。

さて、今日は「優位感覚」についてです。

ゆーい感覚?

まーくん

まーくん

あお

あお

誰しもが持っている感覚の強さのことだね。今日は丁寧に説明していくよ!

あまり知られていないかもしれませんが、ボクはMI(多重知能診断)と共に教員が知っておくべき知識の1つだと思っています。知らなかった!という人は、これを機に色々と調べてみることをオススメします!

あお

あお

多重知能診断よりも、保護者へ説明しやすいっていう利点もあります。共有できる知識が増えると、家でも学校でも楽になれる子が多くなると思うんです!

コーチングセミナーで学んだ優位感覚

コーチングセミナーで学んだ優位感覚

2年ほど前、「先生のためのコーチングセミナー」という連続講座を受けていました。

ボクにとっては珍しく、学校のメール便で届いた資料での受講。

どうして受けたかというと、内容が「コーチング」だったからです。

その前年の段階で、「一人ひとりにどう応じるか」を考え続けていたのですが、一人ひとりをどう見るかという視点がボクには足りないなぁと感じていました。

このみとり方、アセスメントの仕方について、「コーチング」の分野からもっともっと学びたい!そう考えていたところに、ちょうどこのメール便が届いたのです。

講師は、はっしーこと橋口直子先生です。

元はリトミックの先生、コーチングに出会い、その限界を超えるために、NLP(神経言語プログラミング)のことを組み合わせて、活動している方。

魅力的な人は、必ず強みを掛け合わせているよねー!

まーくん

まーくん

実はハッシー、2年前にボクの学年の授業に年6回来てくれて、道徳について授業をしてくれたのです。

優位感覚とは何か

優位感覚とは何か

そのコーチングの講座で出てきたのが、「優位感覚」です。

ボクはこの言葉、聞いたことがあるくらいでしたが、そのときに学んで「これだ!」と思ったのでした。

優位感覚とは

人が情報を知覚する際に、人それぞれに得意とする感覚があります。

その得意とする感覚のことを『優位感覚』と呼びます。

要は自分が得意とする感覚なんですね。人によって違いはあるし、はっきりと分かれているわけじゃなくて、全部を持ち合わせている人もいるようです。

  • 視覚優位
  • 聴覚優位
  • 触感覚優位
  • 言語感覚優位

4つの感覚があるんだね!

まーくん

まーくん

あお

あお

触感覚のことは、体感覚ということもあるよ!

視覚、聴覚、触感覚、言語感覚、どの感覚がどのくらい優れているのかを意識すると、生活の中で意識することが変わってくるんです。

それは、学校の教室においてでもです!

注意

NLP理論によると、VAKタイプと言って、3つに分けて理論化されたものもあるようです。ここは、ボクも学んでいきます。

視覚優位であることがわかった自分!

視覚優位であることがわかった自分!

簡単なテスト(優位感覚アセスメント)によると、ボクは「視覚優位」だろうということが判明しました。

視覚優位の特徴はこちら!

  • 全体像を大切にして、色分けなどが得意。
  • 頭に映像が浮かぶため、話はあちこちに飛びがち。
  • 見かけを大切にして、身なりはちゃんとしたい。
  • 話が見えない、「〜に見える」などよく使う。あの人に顔が似てるね!など

よく写真をとって覚えようとします。特に新学期の子どもの顔と名前は、写真があれば1日で覚えることができます。

丸つけすごく早いですが、子どもには「間違いは赤で直すこと」をお願いしています。赤で直してくれると、すごく早く発見することができるからです。

カーナビは音声よりも画像が気になるので、結局画像を見ながら運転することが多いです

あお

あお

考えてみると、視覚優位だらけ…。

同じ視覚優位の方々と話しているうちに、ボクって間違いなく視覚優位だ!となりました。

となりました。

さて、これによって先生の仕事とどんな関係が生まれるのでしょうか。

4つの優位感覚と子どもたちの指導について

4つの優位感覚と子どもたちの指導について

この優位アセスメント、子どもにやってみたいなぁと思いました。

一般的に、授業は先生の優位感覚が中心となって行われていることが多いとハッシーも話していました。

言語感覚が優位な先生は、子どもたちに言葉で書かせることが多いと思います。

あお

あお

ボクは明らかに映像で見せることが多いんです。

だからこそ4つの感覚のバリエーションを大切にしたり、いざという時の対処法を考えておく必要があります。

ボクは視覚重視だから、きっと触感覚優位の子には、説明が長かったり、早く動きたいオーラを出されたり…確かにしているんですね。

また、よく個人面談でもする話なんですが…

漢字練習にしたって、触感覚優位の子は、たくさん書いた方が覚える。でも視覚優位の子は、熟語で書いた方が覚える。自分の字を見ることで形として覚えるんですよね。音読して覚えたほうがいい子は、聴覚優位です。

いろいろな優位感覚の子がクラスにたくさん混じっているのに、一斉に同じ指導って、実はかなり無理がありますよね自分にあった優位感覚での学びを進めていくことが必要になってきます。

ボクらの手立てが生まれやすくなるね!

まーくん

まーくん

あお

あお

子どもにレッテルを貼るんじゃなくて、この知識を前提に考えると、手立てが増えるってことなんだ!

クラスには色々なタイプがいるので、満遍なく応じるのが難しい、でもこの見極めができる…「この子は、この感覚なんじゃないかな?」が生まれると、指導も打ち手が増えます。

打ち手が増えると、子どもたちに選択肢を与えた学習方法があるかもしれません。そんな風に考えて、学習の幅も変わってきます。

優位感覚に関しての先生へのアドバイス

優位感覚に関しての先生へのアドバイス

最後は、はっしーからのアドバイスを載せておきます。

  • 自分が「この優位感覚だから」と周りに言える環境づくりが大切。
  • うまくやるより試すこと。
  • 場面や状況によって変わった感覚を出すことも…「〜先生にはこの感覚」すらありえる。
  • 大切なのは「自分にはどの感覚を向けるのか」、「学習中はどの感覚を見せるのか。」
  • 席替え…言語感覚は先生のそば、グループはバランスよく、聴覚の子のそばに体感覚は×。
  • カテゴリーによってアプローチを変える。上手くいかないで諦めずに、どの優位感覚かを探りながら、アプローチを変える。
  • 自分自身を固定化せず、自分が違った優位の感覚を出すことも。
  • 自分を変えるのは簡単ではない、それより視野を広げること。
  • 2:6:2のバランスはクラスの中に生まれる、大切なのはそれが固定化されないこと。交代でその役割を担うことが安心感につながる。

ボクは子どもたちに、優位感覚の話をこれからしたいと思います。

「自分が何優位か」がわかると、学習の習熟の仕方から、友達との接し方まで変わってきますよね。。。

優位感覚って、学校現場で話題にはあがりませんが、これから必要な要素のうちの一つなんだろうなぁと思います。

こちらのサイトでは、VAKの無料診断も!

こちらのサイトも優位感覚から発展させて、タイプ分け診断をしてくれます!

ボク自身もまだまだ学んでいきたいと思っています!

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

コーチングについてはこちら!

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