おはようございます。
娘の運動会で小学校時代の恩師に再会できたヒミツキチ森学園のあおです。感慨深い。
さて、今日は「教室に持っていく秘密兵器」のお話。
心を病む教員が近年増えています。ボクが働き始めた頃よりもさらに多くなり、周りの先生がそうなってしまうことも増えました。
ボクはその要因の一つに、教室という周りからは見えづらい空間で行われている「子どもとのやりとり」が原因ではないかと考えています。
教室での子どもたちとのやりとりをポジティブなものに変えること、そうすることで一定数の心の病を予防することができるのではないかと思うのです。
子どもたちのいいところを見つけたくても、なかなか見つけられない…
先生
そんな先生の悩みをよく耳にします。
たくさんのやるべきことがある中で、一人ひとりの良さって捉えにくいのもよくわかります。ボクもそれほど個人に目を向けることができない日々が、一時期続いていました。
そんなとき、一つの道具を持つことで、色々な子に声をかけることができるようになりました。
それが「カウンター」なんです!
これはボク自身が岩瀬先生(軽井沢風越学園校長)の取り組みを参考にして始めた実践でもあります。
- 子どもたち一人ひとりの良さを見つけたい
- 忙しさから、毎日を進めることで1日が終わってしまう
- 一人ひとりの輝きを大事にしてクラスづくりをしたい!
あお
効果大なので、ぜひ取り組んでみてください!
こちらを実践している無料コミュニティがあります!
こちらの補足は音声でも!
目次
準備するもの「カウンター」って?
方法はすごく簡単です。
勇気づけのカウンターと読んでいる、このカウンターを持って教室に向かうだけです。
このカウンターは、100円均一などにもあるので、それでも構いません。
これだけの準備でいいんだね!
まーくん
あお
そう、これならすぐに準備できそうでしょ?
カウンターを使って、何をするのか??
勇気づけた、励ました、プラスのフィードバックができたって時に、カウンターをカチッと押していきます。
「勇気づけ」についてはアドラーのこの書籍を!
ボクは持ち物をなるべくシンプルにしたいんです。
岩瀬先生のようにクリップをポケットに入れて試したところ、だいぶポケットの中が散らかっちゃいました。散らかっちゃうとイライラしてしまう「視覚優位」である自分には合わなかったみたいです。
そこで、カウンターを購入して試してみました。
あお
これが、自分にはぴったりでした!
勇気づけができた、子どもたちの笑顔が見られるような行動ができたときに、カチッとカウントしていきます。
このカチって音が、とても心地良いんです。
それが「励ませた、ポジティブに接することができた」という実感につながって、愛用しています。
カウンターがもたらす様々な効果
このカウンターには様々な効果があります!
- ポジティブがポジティブを引き寄せる
- ネガティブの抑止機能・ポジティブへの変換機能
- 他の実践にも良い効果をもたらすカウンター
ポジティブがポジティブを引き寄せる
ポジティブはポジティブを生みます。
自分の目の前にあるフィルターをポジティブを捉えるように変えてくれるのがこのカウンターの役割の1つです。
ネガティブに反応ばかりしていると、ネガティブを見るフィルターがかかっちゃう。
人間なんて誰しも自分のフィルター越しに事実を捉えている。でもボクらは自らそのフィルターを少しずつ変えていけるんです。
カウンターを持つことによって、「ポジティブを探す」というマインドセットがされます。だからポジティブが見つかるんです。目の前の子たちは変わるわけではありません。
それをどう捉えるか、先生の心が変化するから、良さがよりよく見えてくるんです。
あお
そういう機会を与えてくれるのがこのカウンターだと思っています。
ネガティブの抑止機能・ポジティブへの変換機能
「あ、つい小言を言ってしまいそう。」ってとき、ぐっと我慢して、どう言ったらいいか、態度や言葉を変えられるんですね。この効果もぼくにとっては大きい。
ネガティブな反応をしちゃう自分自身に気がつけるんだね。
まーくん
カウンターを持つことで、どうすればポジティブに変えられるか…このフィルターで考える癖がつきます。
あお
意外とポジティブに変えられることはたくさんあります!
やることをやらないで教室の中を走り回っている子には、言いたいこともあるのだけれど、
「パワーが余っているから、これ配って!」って役割をお願いする。
素直に配ってくれたら、「ありがとう!」
これで、周りのみんなもその子のことをポジティブに見ることができます。
カウンターがポケットにあるだけで、ついつい言ってしまいがちな一言を抑え、変換しようって気持ちになるので、不思議なものです。
抑止効果って大きいね!
まーくん
他の実践にも良い効果をもたらすカウンター
ポジティブは本当にポジティブを引き寄せるんです。ファンレターの枚数も増えていくのがよくわかりました。
ボクらは全体化を図りたがる。でもそうではなくて、大事なのは個に応じていくこと。その一歩目がこのカウンターならスタートできるんです。
ただし、どう声をかけるかに注意しすぎて、個への関心が薄れてしまったら逆効果です。
あくまで一人ひとり大切にしているものが違う。じゃあどの部分に声をかけて、どの部分はスルーするか。一人ひとりへの違いに応じる必要があります。
教室で目立つ子だけじゃなく、いろんなことが当たり前のようにできる子も、実はこの大雑把に括っちゃう対応には苦しんでいるかもしれません。
一人ひとりをよく知ることが大切だね。
まーくん
個への関心を高め、どうしたらどの子も安心して過ごせるかを考えていく必要があります。
あお
カウンターはそのための修行だと思えばいいよね!
人とのコミュニケーションを数値化する意味
数値化することで、コミュニケーションを可視化することができます。
- 前日との数の差はどのくらいか
- その数になった理由は何かあるか
- 明日試せることがあるか
数値化することで、今日の自分を振り返ることができます。
数値化することで、明日の一手を考えることができます。
これを今日はなんとなく上手くできた、なんとなく上手くできなかった…という感覚に頼ることなく、可視化された数値によって振り返ることができます。
今日は感覚的には上手くコミュニケーションができたけど、カウンターの数値が上がっていない…そんな感覚と事実との差異から、さらに深くコミュニケーションを考えていくことができるのです。
あお
このあたりはタスク管理を通じて学んできました。
まとめ カウンターならすぐ試せる!
このカウンターならすぐに試せるね!
まーくん
あお
様々な良さがあるから、ぜひスタートしてみてください!
今でもボクは実践を続けています。
毎日は使いませんが、一定の期間使ってみるなど、1年間の中で使う時期を決めています。一つの修行だと思って取り組んでいますよ!
いまだに自分自身が落ち着かない時なんかは、持っておくことにします。1週間で500回を目指すなど、お守りのように大事にしています。
100円均一に行くか、Amazonでぽちっとすれば次の日から始められますよ。
一人ではなかなか続かない方のために、みんなで一緒にできたらと、コミュニティを作ろうと思っています。こちらも2024年からスタートできるよう準備中です。
もしよかったら、一緒にやりましょ!
ちなみにカウンターが持つ効果と、その他の実践への繋げ方については、こちらの本にも詳しく書きました。
ぜひ手に取ってみてください!
まーくん
あお
それでは今日も良い一日を!
こちらを実践している無料コミュニティがあります!
こちらの補足は音声で!
同じく在り方を変えてくれる考え方はこちら!
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