おはようございます。
授業中siriが発動し「言っている意味がよくわかりません」と、ipadに爆笑をかっさらっていかれたヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は小学校教員向け手帳徹底比較4選と題してお届けしたいと思います。
教員用の手帳ってあるのをご存知ですか??
ボクは大の手帳好きマニアなんですが、ここ数年までその存在をほとんど知りませんでした。皆さんの中にもそういう人、多いんじゃないでしょうか??
しかし、教員手帳は日々日々進化していて、その進化は素晴らしい!の一言です。
- 教員向けの手帳について来年度何を使おうか迷っている人
- 教員向け手帳の存在を初めて知り、どんなものか詳しく知りたい人
今日は4つの小学校教員向け手帳を手元に並べた上で、写真等を使って比較していき、どの手帳にどんな特徴があるかを詳しくお伝えできたらと思います。
それでは早速行ってみましょう!
まーくん
以前のレポートはこちら!
目次
2022年度用小学校教員向け手帳ラインナップ
今回お届けする小学校教員向け手帳はこちらです!
しっかりとした特徴がありながらも、書店に並んでいる確率も多いものをチョイスさせていただきました。
どれにしようか、迷っちゃうね!
まーくん
あお
それでは1つひとつ見ていきましょう!
進化を遂げるスタンダード「スクールプランニングノート」
まずは、学事出版さんのスクールプランニングノートです。
名前 | スクールプランニングノート |
出版社 | 学事出版 |
価格 | 2200円(限定色2420円) |
ページ数 | 208(別冊ノートも含めると256) |
サイズ | B5 |
教員手帳の先駆けとも言えるスクールプランニングノートには、たくさんの特徴があります。
HPから抜粋していることでわかる通り、数々の特徴があるのですが、ボクはスタンダードならではの手帳への熱いこだわりを感じました。
まずは開いたところにあるペタペタボード。これは本当にカスタマイズできて大事なプリントを多数貼っておけるページです。
あお
これは先生によって、貼っておくものが違うので、カスタマイズを楽しめますよね!
今年度の目標や働き方に関することがしっかりと書いてあり、近年の先生事情も汲んでくれています。
使い方のページも洗練されていて、わかりやすいですね!
月のページはこんな感じ。
2ヶ月開いて見れるところが特徴的です。翌月の予定を確認しながら、今月のものが見れて、非常に効果的です。
小学校教員にとっては、今月にやることに集中しつつも、来月のための準備をしていかなくてはいけません。翌月の手を少しずつ打っていくことが、働き方に大きな影響を及ぼします。
まさしくプランニングノートだね!
まーくん
細かなプランニングは、こちらのページで。
ガントチャートのように、仕事を管理していくことができます。
仕事をたくさん抱えている先生に優しい設計ですね!
こちらが毎週のページです。
シンプルかつ、線の色の濃さがすごくいいなと思いました。
手帳の枠の濃さって、結構重要だと思っていて、スクールプランニングノートのそれは書く人の邪魔をしない濃さだなぁと思ったんです。
手帳に入っている斜め線は手帳好きには必須の線で今週のものがどこか一発で開けるような工夫がしています。
巻末はメモのページと必要なページ。
防災関係のものをまとめてあるのも、ありがたいです。
さらには、別冊のノートが充実しています。
標準として付いてくる会議のためのノートも使いやすいですし、個人的には児童の記録のノートは使い勝手がいいと感じました。
別冊で児童の記録がある点なども、記録を学校に置いておくことで、個人情報が守られる安心感があります。
ユーザーの使い勝手に応えようと努力しているんだね!
まーくん
あお
こんな本が出るくらい!アンバサダーの方もいて、本当によく使われているんだね。
多くの教員が使っているスタンダードな手帳として、初めての方にとっても安心して使えるのではないでしょうか?
この手帳は「プランニングノート」という名前があるように、教員が毎日を計画していくことを大事にしているんだと思います。職場の相棒になって、毎日をつくっていくそんな手帳です。
あおも愛用してた「ほめ言葉手帳」
さて、菊池先生のほめ言葉手帳です。
名前 | ほめ言葉手帳 |
出版社 | 明治図書出版 |
価格 | 2310円 |
ページ数 | 240ページ |
サイズ | B5 |
ボクも2019年にはこちらの手帳を愛用していました。
3年経った進化と共に見ていきましょう!
まず持った瞬間、大きさの割には軽いなぁというのを感じました。
ボクは「ほめ言葉のシャワー」の実践をしたことがありませんでしたが、この手帳を使っていたのには、「子どものこと」を大切にした手帳だなと感じたからです。
巻頭のページの使い方にも、菊池先生の実践に触れつつ、使い方が書いてあります。
名簿、座席表、児童の記録欄が最初のページに来ていることは、子どものことを第一にというメッセージでもあります。
子どもの記録、変容にフォーカスした手帳なんだね!
まーくん
自由度が高く、ボクにとっては使いやすかったです。
右のページはほぼ方眼なのがありがたいです。
大きな月のページ+週のページというつくりは以前のまま。
ほめ言葉手帳が他の手帳と違う点は、4つ分の週ページの直前にその月のページがあることです。
他の手帳は、最初の方のページに月のページがまとまってあります。
あお
個人の好みにもよりますが、ボクの場合月のページを何ページも見ることって少ないんですよね。
月▶︎週▶︎日の計画順で降りてくることをわかっている先生の作りだなぁと感心してしまいます。
月のページでは、大きな余白にも、月の予定がしっかりと書き込めて便利です。
フォーマットが少なく、個人のカスタマイズに頼っているあたりも、この手帳の特徴ですね。
手帳上級者向けになっていますので、今までも教員手帳を使ってきて自由に使いたい方はこの手帳が合うかもしれません。
毎週のページにある、菊池先生の価値語録もよく読んでいました。
この手帳のコンセプトは、ほめ言葉による「児童との関わり」を管理している点です。
子どもを大切にしたい方、ぜひ使ってみてください。
さらにたっぷりかけるワイドも出ています!
コンセプトが面白い!「教師生活手帳」
続いて、教師生活手帳をお届けします。
名前 | 教師生活手帳 |
出版社 | 明治図書出版 |
価格 | 2090円 |
ページ数 | 208ページ |
サイズ | A5 |
明治図書さんから出版された新作の手帳になります。
教師生活という名前の通り、先生であることだけではなく、その生活(プライベート)も一緒に見ていく方の手帳になっています。
今までになかったコンセプトだね!
まーくん
あお
ボクもこのコンセプト好きです!
より良いものを作ることも大事ですが、いいものはコピーされてしまい、同じような仕様になってしまうことって多いんです。
いかに使う先生に刺さるかは、想いの強さだと思っています。
切り口が違うこういう手帳を作るって、ステキです。
まずは持った瞬間、その軽さに驚かされます!
A5サイズ、そして持ち歩くことができる軽さも、生活を考えてのことですよね。
あお
他の3冊は持ち歩きには不向きですが、この軽さなら持ち歩ける!と妻も言っていました。
生活を大事にする分、土日の枠もたっぷりとっています。
また土日は右側に時間軸が書かれているため、時間の管理もできることがいいなぁと思います。
祝日の場合は、時間割ベースではなくて時間軸で使えるなど、使い勝手もちゃんと工夫されています。
シンプルなのは、先生特有の手帳というよりは、普通の手帳の良さを思い出させてくれます。
他の手帳にもある、こういう早見表は嬉しいものですね。
先生ならではに合わせて巻末の付録はついている感じです。
新しい選択肢として、教師生活手帳オススメです!
アソビゴコロ満載「TEACHER`S LOG NOTE」
カバーはブラウンとワインレッドのリバーシブルになるそうです!
最後は、TEACHER`S LOG NOTEです。
名前 | TEACHER`S LOG NOTE |
出版社 | フォーラムA企画 |
価格 | 2200円 |
ページ数 | 192ページ |
サイズ | B5 |
こちらは、現役人気教諭である森川正樹さんがプロデュースしている手帳となります。
TEACHER`S LOG NOTEは、アソビゴコロが豊富な手帳です。
巻頭には、こうやってクラスの写真を貼ることができます。こうやって子どもの顔を思い出しながら記録している時間が、好きな先生って多いんじゃないかな?
自分自身の夢を書く欄がしっかりとあるなど、先生自身を大切に作ってある印象もあります。
自分のワクワクに向かっているかどうか、日々振り返りたいですよね。
使い方の欄もわかりやすく細かく書いてあります。
毎月のプランニングや、毎週のページは自由度が高めの設定になっています。
巻末には「使える教師コトバ」があったり、「子どもに読みたい・読ませたい本リスト」があり、教員ならではの視点での付録はありがたいですね。
先生ならではの視点がよく反映されているね!
まーくん
この手帳はLOGNOTEと言っている点からも「記録」にこだわっています。
そこに自分の色を足していくことを大事にしているんですね。自分の夢やモチベーションを上げる点、その人自身の在り方を大事にしているところが、特徴です。
先生向け手帳は、何を基準に選ぶ?
4つでもどれを選んだらいいか迷っちゃうよ。。。
まーくん
あお
わかるわかる!手帳って1年間使うから、いいものを使いたいしね。
ただ1つ言えることは、4つともすごくいい手帳だということです。欠点がなくよく考えて作られています。
では何を基準に決めるのか、それは、
「何を管理するのか」
です。
手帳は必ず書くことで何かを管理しようとしています。
それぞれの紹介で書いてきましたが、もう一度振り返ってみると、管理したいものと手帳の関係は次のとおりです。
- 計画・プランニング ▶︎ スクールプランニングノート
- 記録・ログ ▶︎ TEACHER’S LOG NOTE 2022
- 子どもとのつながり ▶︎ ほめ言葉手帳
- 生活とのバランス ▶︎ 教師生活手帳
こういうことになるのではないかなぁと思っています。
あお
何を管理したいかに自分の好みを加味して選んでもらえたらと思います。
ちなみに、手帳と相性がいいタスク管理については、自著になりますが、こちらの本に書かせていただきました。ご一緒にいかがでしょうか。
ぜひ手に取ってみてください!
まーくん
あお
それでは今日も良い一日を!
2023年度版はこちら!
手帳に対する考え方はこちらを!