2冊目の著書!「プロジェクト活動」のススメ

漢字練習の指導は「あかねこ漢字スキル」よりも「かんぺきくん」!

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あお

あお

あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

まーくん

あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。

修了式の子どもの言葉に涙ぐむヒミツキチ森学園のあおです。

さて、今日は「漢字練習にオススメのスキル」についてです。

先生の立場からすると、漢字練習の指導、その方法はいろいろあって「何をするのがいいのか」と迷いますよね。

そして、子どもたちや保護者の立場からすると、「どう学習していいか」と迷うところですよね。

ここ数年やっている指導で、子どもたちの漢字を覚える力がグーンと伸びてきています。

さらにいうと、誰も不幸になっていません。

あお

あお

今日はそんなやり方をご紹介します!

読んでほしい
  • 漢字スキルの選定に毎年迷う、もしくは赤ねこスキル一択になっている先生
  • 漢字の指導に中休みも使う時期がある先生
  • もっと違う方法で、子どもたちに力をつけたいと考えている方
あお

あお

それでは、早速みていきましょう!!

長年、「あかねこ漢字スキル」を使ってた漢字指導

長年、「あかねこ漢字スキル」を使ってた漢字指導

よく使っていたのは、あかねこスキル。

10問ずつのテストが付いていて、漢字練習も1週間単位でスムーズにまわるもの。

あぁこうやってやれば、より多くの子が100点とれるんだと初任者の時からずっと使ってきたスキルです。

でも、あるとき、ふと疑問が思い浮かびました。

あお

あお

本当にこのスキルを使うことがベストなの?

長年の思い込みということもあります。

当たり前を疑うって大事ですよね。

このあかねこスキルを使っていることでのマイナスポイントがいくつか見つかりました。

  • 1週に1枚のテストで進んでいくと、3月頭ぐらいで全て終わり、ギリギリになる。
  • 10問のテストが難しい子がいる。
  • 1通りやり終えるだけで精一杯。
  • 練習した漢字→テストで出る問題だと、正解はするが、他の読み方や使い方にまったく対応できない。

いくつかの「上手くいかない要素」が見えてきたのです。

ギリギリに終わることは、ボクらにとっては大変で、最後の方は全て完了させるために力業になりがちです。そうなると、ボクも児童もきつい

中休みに延々とやり直すなど、漢字スキルが終わっていないために、「中休みをつぶしてまでやる現象」が生まれます。

「やっていない人は仕方ない」じゃなくて、中休みは児童の当然の権利。基本的にお休みをしている子以外は、取り上げたくありません。

またこのスキルだと1通りやるだけで精一杯。新しい漢字を覚えて、「前期のまとめ」「後期のまとめ」となると、習った漢字は2周頭の中をくぐるだけで終わってしまいます。

あお

あお

ということで、最近は新しいやり方に挑戦しよう!として、違う方法を試みてみました。

「かんぺきくん」を使っての漢字指導

「かんぺきくん」を使っての漢字指導

そこで取り組んでみたのが「かんぺきくん」を使った漢字指導です!

同じ光村図書の「かんぺきくん」です。

大体1ページに3つ新出漢字があります。なので、毎日3つずつ漢字を出題していくことになります。赤ねこと同じように10問のテストは別冊で付いていますが、それはいったん置いておきます。

こういうタイプのスキルは、低学年で使用したことがあるくらいで、ほとんど使ったことはありませんでした。

基本的な流れは次の通りです。

  1. 習った漢字3つを1行ずつ宿題で練習する。
  2. 授業の中で5問漢字テスト。3問は進出漢字、2問は以前にこのスキルで習った漢字から出す。
  3. 終わった子からその場で先生に見せ、正解者は次の漢字の練習、間違った子は直して見せに来る。

2、3は合わせて5分ずつぐらいです。
正解していると、次の漢字スキルの練習がじっくりとできる形です。3の時間が終えたぐらいで新出漢字のポイントは話すようにしています。
終えていないスキルの練習は宿題でやってくるようになっても、5分ほどで終わるでしょう。

こんな感じで、新出漢字の練習をしていきます。

漢字の5問のテストは、スキルのどの言葉から出すのかは、テストの時のお楽しみにしているんだよね!

まーくん

まーくん

つまり、いろいろな読み方や熟語を練習してきていないと正解できないようにしているんです

これはあかねこスキルの時にもあった「漢字スキルで練習した言葉しかわからない」を解消するためです。

例えば「算」という字を習ったとすると、漢字スキルのテスト欄に載っている「算数」は書けるけど、「暗算」はかけないという問題が長年あったのです。

それはその漢字でしか練習していないから。

ボクらの目的は、漢字テストで100点を取ることではなく、日常で正しい漢字が書けるようになるためです。

テストで100点を取ることが目的になると残念。100点をとるまでやり直させるなどの無理なことが生まれてくるのです。

漢字指導は、予定より早く終わり、何度も繰り返す

漢字指導は、予定より早く終わり、何度も繰り返す

前期は9月ごろに漢字1週目が終了して、10問テストを後半繰り返していくのですが、後期の本は薄いので11月末には全て終了。12月にはテストも終えました。

ということで1月以降は、50問テストを繰り返しやるなど、何回か復習をしていっています。4,5周目のあたりには覚えてくるかなぁ。

このあたりも自分のペースで漢字学習ができるように工夫は必要ですね。

まず中休みや宿題でそこまでを大量にやる姿、苦しむ姿がなくなったのがいい。

一生懸命指導するあまり、目的が入れ替わっちゃうことがあるよね。

まーくん

まーくん

あお

あお

そうそう、そこに気づかないと、漢字練習1つで学校来るのが嫌になっちゃう。

それまでの自分は、あかねこスキルを使ってそうさせがちでした。

どの子も幸せになった。まず間違いない。

そして、今年になっての50問テストや業者の国語テストでは、それが成果となって現れてきています。やはりこの方法はいいと実感できています。

まとめ これからの指導の工夫

  1. 自立学習アワーでの充実
  2. いろいろな熟語に対応するには?
  3. 漢字を好きになって、日常で使うには?

自分でどれだけ取り組めるか、自分で選択して学習する時間に漢字の教材を充実させていかなければと思います。

オランダで言うところのブロックアワーの時間を週1は取っているけれど、まだ軌道に乗っていないんです。この時間を増やして、学習の中での自分の選択をする時間を増やしていきたい。

2019年度の実践
2年生の2月には、ブロックアワーを進めていました。完全にブロックアワーまでいかなくても、自分裁量の時間は必要です。

またいろいろな熟語で漢字を使い、使いながら好きになって欲しいと思っています。ここについては、文章の中で使ってほしいのだが、まだそこへの具体的な手立てはなかったんですが。。。

この辺りは作家の時間との組み合わせですね。

2024年追記

漢字のテキストの量の多さに、辟易としています。

もっと、変わるものはないのかと思い、漢字練習の仕方自体を変えることにしています。

ヒミツキチ森学園ではeboardを活用したり、リズム音読漢字を活用したりしながら、取り組んでいます。

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あお

あお

それでは今日も良い一日を!

学習指導のまとめはこちら!

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