おはようございます。
旅の楽しさが恋しい「あお@aosenn」です。また旅をする日が来ますように。
さて、先生としての方針については、2つ、このブログにも書きました。
最後は学習のことについてです。
自分が大切にしてきたこと、考えていることを書いていこうと思います。
あお
これが一番書きたかった!ボクの学習に関する学びの歴史とともに振り返ります。
目次
学習実践を漁りまくっていた過去
学習に関しては、結構いろんな実践をやってきたんじゃない?[
まーくん
あお
うん、それこそ、1校目、2校目は色々と試していったね!
そうなんです。
本当に色々と取り組んできました。
きっかけは初任の時、少人数で分かれた算数の授業、隣のクラスの女の子に言われた一言です。
先生の授業、全然面白くない!
女の子
あお
頑張るね。。。
これしか言えなかったなぁ。悔しくて悔しくて。
でもこの一言があってこそ、やってやろう!って気になりました。
無知なボクは、まずはインターネットで「授業サイト」とひいて、TOSSの存在を知りました。
そして授業実践してみて、手応えを掴みます。
あお
これなら子どもたちも、授業が楽しいって思えるはず!!
予想通り、授業が面白くなってきて、子どもたちの目の色が変わってきました。
影山先生の100マス計算やら、辞書引きやら、とにかく効果がありそうなものはどんどん取り入れていくことに。。。
「授業が面白い先生」という子どもたちの声も上がるようになりました。
でも、
あお
なんか違うなぁ。。。
ずっとその考えがくすぶっていたのです。
準備をしっかりして授業に臨むことは良いのですが、授業中もフルパワーで頑張っているのは子どもたちというよりかはボク。
子どもたちは、それをただ受け取るだけ。。。
ここに違和感を感じていたのです。
受け身の姿勢が気になっていたの?
まーくん
あお
そうなんだ、学びって受け取るんじゃなくて、自ら得ていくものでしょ?そういう自発的な姿が足りないんじゃないかって…
基本的にみんなが同じようにレールにのっかりにきていることに、違和感を覚えていたんです。
岩瀬先生の授業を見学して、衝撃を受ける!
そんな中、2年目のこと。同僚の誘いで、岩瀬先生の授業を見に行けることになったんです。
あお
今思うと、よく年休で埼玉まで授業見に行かせてくれたなぁ、当時の校長先生。
もう12年以上前になりますが、当時の岩瀬先生の教室に見に行きました。
超満員のクラスでの国語の授業。
子どもたちの姿に衝撃を受けました!
小学6年生の子どもたちが、自分たちが読んだ本について生き生きと語っているのです。途切れることなく20分の話し合いの時間が進んでいきます。
どうして子どもたちがこんなに生き生きしているんだろう。
そこには受け身の姿ではない子どもたちの姿があったのです。
自分が考えていた「自ら学ぶ」とぴったり重なる姿がその教室にはありました。そしてそれは、ボクの教室の子どもたちとは程遠い姿でした。
ブッククラブの授業でした。
あお
どうしたら、こういう授業ができるんだろう。
その後、本からも多くを学ぶようになりましたし、岩瀬先生とともに学ぶ機会もいただきました。そんな中で、少しずつ子どもたちの姿に手応えをつかみ、実践が変わっていったのです。
自分の実践を丁寧に振り返り、記録を取るようにしていったのもこのあたりからです。
ワークショップ型授業を探究する
そこから、ワークショップ型の授業に取り組んでいきます。
ボク自身、2校目に移動して、ガシガシ実践を重ねていきました。
国語の時間は、作家の時間や読書家の時間として、生き生き書くこと、読むことに取り組みました。
子ども自身が学びを味わい、自発的な姿がそこにはありました。嫌いな教科の1位だった国語が、好きな教科の1位に変わったのもこのあたりです。
また、算数、社会では『学び合い』を進め単元内自由進度学習、自主学習などにも取り組んでいました。
しかし、
歴代の校長先生には、丁寧にこの学習の価値ややっていることを説明するものの、理解してもらえはしませんでした。
そのうち、難しいクラスを持つことになり…
とうとう「ワークショップ型の授業を控えるように」という話が出てきました。
悔しさを味わったのを覚えています。
ただ、冷静に考えてみると、それは必要なことだったのかもしれません。
あお
目の前の子に合わせることなく、自分のやりたい実践をやってしまっていた。。。もっと子どもたちの反応を大事にして、やることを絞っていこう。
それ以降は、ボク自身、やりたいことと、子どもの様子のバランスをとって行うようにしています。
どんな優れた学習実践も、目の前の子に合っていなければ意味はない。
ある日急に持ち込まれた実践に慌てたり、やったことのないオンパレードで結果、子どもたちを苦しめたり…
それはあってはならないと思う。
ボクの実践は目の前の子どもたちにあったものか。常に問う姿勢が必要。
— 青ちゃん@WATCHAに登壇! (@aosenn) 2018年6月12日
学習について大切にしてきたこと
ボクは、学びにおいても体験学習サイクルを活用しながら、実践は絞って行うようにしています。
そのために、どの単元でも、
学習する上で大切なものは何か
評価はどうするのか
子どもたちにつけてほしい力は何なんのかを
はっきりさせたDESIGNをして臨むようにしています。
詳しくは、上の記事を読んでいただければ、ボクがどのように学びを進めているかはわかってもらえると思います。
また、D-OODAのモデルで毎回の授業を組み立てることは意識しています。
そして個の力だけではなく、クラスやグループの力をどう生かすかを大事にしています。
学年、学校全体のバランスをとって、一斉授業も行いますし、ワークショップ型の授業を行います。
その時々にベストなものを、目の前の子どもたちに合わせて選択し、進めているところです。
でも時に子どもたちが生き生きしていないと感じる時もあるよね。
まーくん
あお
あるある、そん時は何かが足りなかったり、ガチガチに固まったりしている時なんだよね。
いつも振り返り、何が必要か、何が大切かを考えるようにしています。
どうしたら学びが生き生きしだすのか、試行錯誤の日々です。
その試行錯誤の日々は終わりそうにありません。だからこそ、続けていけるんだと思っています。
ヒミツキチ森学園での学びの内容は?
さて、ヒミツキチ森学園では、オンライン授業を終え、いよいよ校舎で子どもたちと授業をすることができるようになりました。
ワークショップの授業として、「本と作家の時間」があります。「ことば・かず」では、自分自身で学習内容・方法・時間・学ぶ場所までも選択しながら、自己選択・自己決定で学びをスタートしています。
これが、めちゃくちゃいい時間になってるね!
まーくん
そしてワールドオリエンテーションを通じて、世界を知ることになります。イエナプランのハートであるこの授業は、ブロックアワーである「ことば・かず」の選択の内容を変化させたり、自分でやりたいことを取り組む「マイプロジェクト」の素材にもなるのです。
ボク自身が、これからも学び続けないと、ここでの学びは創れないと思っています。
毎日探求の日々ですが、これこそが楽しさでもあります。
仲間と子どもたちがいるから、学び続けることができます!
ぜひ、子どもたちの姿、学園にも見に来てください。
あお
それでは今日も良い一日を!