ヤクーバーとライオンで、二項対立型道徳

おはようございます。

 

先週行った「ヤクーバとライオン」による二項対立型の道徳、かなり手応えを感じましたのでご紹介します。

 

あれ、あの教科書でやる道徳は嫌いなんじゃないの?

まーくん

 

青ちゃん

おいおい(笑)確かにヤクーバとライオンは教科書にも載っているけど、二項対立型でやることで、考えが深まっていったんだよ

 

さて順に見ていきましょう。

 

二項対立型の道徳って?

geralt / Pixabay

 

ボクも今年初めてこの概念を知りました。

 

きっかけは、watchaで共に登壇させていただいた、おにぎりパパさんです。

 

 

こちらのブログを参考にさせていただきました。

 

参考 二項対立型道徳 ✖ 教材一覧 - 稼ぐ教師🍙になりませんか?稼ぐ教師🍙になりませんか?

 

注意

おにぎりパパさんのブログは、今は、夫婦でやるブログに移行しています。

 

 

簡単にいうと、二つの対立する立場のどちらかを選択し、意見をぶつけ合いながら深めていく道徳でしょうか。この辺りは、パパさんに聞いてみたいところです。

 

二項対立型道徳に使った教材は?

IanZA / Pixabay

 

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ボクは一度、この絵本で道徳教材を作りたいと思っていました。

 

今年から教科となった道徳科の教科書にバッチリ載っているではありませんか!?それだけこの本には大きな価値があると思っています。

 

ストーリーは次の通りです。

 

アフリカの奥地にある小さな村。今日は少年たちが戦士になる特別な日。主人公のヤクーバにとっても大切なお祝いの日。

 

戦士になるためには、たくましい勇気があることを示さなければならない。ライオンと一人で戦って倒すのだ。

 

長い1日も夜明けを迎える。ずっとライオンを探していたヤクーバの目の前に、ついにライオンが現れる!「今こそ勇気をふるい、戦うときだ!」

 

しかし、目の前に現れたライオンは、夜通し別の敵と戦い、力尽き果てていたのだ。ライオンの目が語る「二つの選択肢」。考え抜いたヤクーバが選んだ道とは??

 

 

二項対立型の授業の流れは?

 

「今こそ、勇気をふるいおこして戦うとき」の場面で、ヤクーバの気持ちを確認しました。一般的な道徳だと、一番の質問に向けて、「この時の気持ちは?」と聞いていくことが多いと思います。ボクはこれ、意味があるのかな?といつも思ってやっています。

今回は、設定の確認をしたかったのと、どういう風に考えているか、ヤクーバの気持ちを共通理解しておくべきと考えて、あえて入れました。こういう使い方があるのだとボクも勉強になりました。

 

ライオンが示した道は次の二つです。

 

 

子どもたちへの問いは、次のようにしました。

 

あなたがヤクーバだったら、二つの道のどちらを選ぶか。

 

戦士になるチャンスはこの日一度きり。弱っているライオンを目の前に、仕留めて村の人々からの名誉を得るか、仕留めず気高い心を手に入れるか。この部分を対立させました。

 

どちらかの道を選んで、それについて自分の考えをワークシートに書いてもらうことに。

 

数を聞いて見ると、3分の1が「殺す」、3分の2が「殺さない」でした。

 

実際に子どもたちから出てきた意見を見てみましょう。

 

ライオンを殺して名誉を手に入れる

  • 戦士になりたかった。そう簡単には諦めきれない。
  • 弱っているライオンは長生きできないだろう。
  • 村の人気者になれるチャンス。
  • 立派な戦士になりたい。
  • 目的は戦士になること、ライオンを殺してもしょうがない。

 

ライオンを殺さず、気高い心を手に入れる

  • 弱っているライオンを殺さなくてもいい
  • 戦士になるより命が大事
  • 殺すのは卑怯
  • 楽に仕留めても、立派な戦士にはなれない
  • 正々堂々戦いたい
  • 全ての生き物に命を取る権利はない

 

一つだけ問い返しました。

 

青ちゃん

でもヤクーバとライオンは二人きり。誰も見ていないんだよ?

 

子どもたちの意見は、

  • 見ていなかったとしても、自分はわかっている。自分の中で本当の戦士になれない
  • 正々堂々と戦って勝ちたいんじゃないか。
  • 「立派になった」を認められるだけを求めるために、人間が動物の命を奪っていいはずがない

 

話し合いは深まり終わりました。この後、自分自身の経験を考える時間を取りたかったのですが、予想以上に意見がたくさん出てしまい、「誠実に生きる」ことがどの部分にあたるのかをまとめて終わることにしました。

 

誠実の対象が人やものだけでなく、自分自身にも向けることができること

自分の中の正しさのコンパスを磨いていくこと

 

ヤクーバ自身は、「名誉より命」をとった、その勇気に触れて終えました。

 

二項対立の話し合いの場面では、普段発言しない子たちも、話したくてしょうがない様子で話していました。

 

まとめ 題材によって内容が深まっていく

 

 

今回やってみて感じたのは、題材によってになると思いますが、対立型の話し合いはたくさんの意見が出るということです。立場を決めて話し合うことで、考えを出しやすいし、それによって価値に近づいていくのを感じました。

 

ただ、題材は選ぶなぁと思いました。この「ヤクーバとライオン」は、絵本自体に大人も引き込まれる力があります。他にどんな教材があるのだろうと調べてみたくなりました。

 

後日行った自分自身の「誠実に生きる」経験の振り返りでは、涙を流しながら話す子もいたほどです。

 

実はこの本には続きがあります。

 

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次週は、こちらで「信頼」について考えていきたいと思います。

 

青ちゃん

それでは良い一日を!

 

道徳の授業については、こちらも合わせてお読みください!

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