おはようございます。
リモートの日ほどオーバーワークしがちなヒミツキチ森学園のあおです。ちゃんと昼寝の時間を設けよう。
さて、今日は「体育学習へのこだわり」についてご紹介します。
確かに、こだわりは強いなぁとよく言われるよね。
まーくん
あお
こだわっているポイントが人と違う気がしていて…でも大事だと思うんですよ。
学校現場での話です。
一応体育部として、14年間やってきたので、専門としての学びもありました。そのあたりのことを含めて書きたいと思います。
マニアックな部類に入るような何かではなく、体育が専門じゃない方にも気軽に参考にしていただけるようなライトなものです。
目次
映像で身体が動くイメージを持たせる
まずは、学習前に映像でイメージを持たせます。今の子たちはYoutubeのおかげで動画慣れしていますからね。映像を見せたほうが早いということをよく感じるんです。
例えば低学年のボールゲームでは、このような文科省が作成した動画があります。
これを見せることで、先生が持っているイメージと子どもが持っているイメージを合わせることができるんですね。
あお
映像を見てすり合わせしておかないと、感じているズレが最後まで残っちゃうことが多いんです。
必要なら文科省の映像以外のものも見せていきます。
よく見せるのは、超一流のもの。プロの選手のプレーなんかはよく見せますね。
体育学習におけるカードの工夫
こんな風に、基本的に学習カードは自作していきます。
なわとびやマットカードは特殊な例ですが、基本的には誰もが編集可能な、ExcelやMicrosoft publisher等を使います。
またそれだけじゃなくてこういうメモも添えて渡せるといいなぁって思っているんですね。
昨年はこんな風にしてみました。学年でイメージをすり合わせておくのも大事ですね。ゲームでは、クラス間の対戦もできます!
市町村の研究会でも、各学校で横断してデータを共有していきましょうという流れができていて、すごくいいなぁと思います。他の学校で共有されているデータも得ることができました。
長年、自作してきた自分にとっては時短にもなります。
校内に早いところ還元したいです。年内に取り組みます。
あお
取り組めませんでした、すみません💦
公平性が体育のゲーム学習にもたらすもの
ボクが一番重要だと思っているのはここです。
体育の学習には公平性が必要です。ここを徹底することで体育はスポーツに近づいていくんですね。
例えばリレーの学習だとしたら…
チームの組み方が大事になると思います。
その時、チームを決めるのには、50m走のタイムの平均値を出して、大きな差が出ないようにします。人数が5人なのか6人なのかによって誤差が出るようにして、チームとしての公平性も保ちます。
あお
もちろん、リーダーや人間関係を見ながらですよ。
その上でチームを発表します。
6年のベースボールなどは誰もが慣れていない競技なので、リーダーだけを先生で決めて、相談しながらチームを組むこともあります。チームの核となる部分については子どもの意見も参考にします。
納得できるなら子どもに任せることもできますが、誰かの責任になってしまいそうなときは無理せず、その責任は教師が負うことも大事です。
こうして公平性を保つのは、「責任をチームの誰かに押し付けない」という意味合いがあります。
こういう子が現れることが嬉しいですね。
他に責任を求めると、上達はなかなか見えません。「チームは公平なんだから、じゃあできることがあるんじゃない?」っていう土俵にみんなが上がっているのは非常に大事な気がするんですね。
作戦会議と体育のビーイング
チームで行うゲームの学習では、作戦会議を立てたり、ビーイング を作ったりすることがあります。
チームで作戦会議をするために一緒に給食を食べることも多いです。体育の先生ということで、5時間目に体育があることも多いので(そういうもんですか?)、チームで給食を食べる時間をとります。
今は、コロナもあってできないのかも。
まーくん
全てを授業時間内で時間を取るのは難しいので、こういうところで補っていければなぁと思っています。
あとは、チームビーイングを学習カードの裏面に貼ったこともありました。
ビーイング についてはこちらを!
チームが自分たちの目標に向かうために、大事にしたいこと、しないことを枠組みの中に書いていくんですね。そうすると、チームとしての約束事やもどる場所ができて、大変効果的でした。
あお
中学年以上にはこんな方法もあると取り入れてみてはいかがでしょうか?
体育の学習についての先生のこだわり まとめ
- 映像を見てイメージを持たせる
- 学習カードを工夫する、それを学年、学校で共有する
- 徹底して公平性を極める
- 作戦会議やビーイングなどでチームとしての高まりを見出す
いかがだったでしょうか。あくまで子どもたちが体育を楽しむ、運動を楽しむためにやってきたことです。何かの参考になれば嬉しいです。
あお
それでは今日も良い一日を!