おはようございます。
来週から友人の飲食店の配達業務をボランティアでやるべく、今日からまた自転車に乗ろうと決意するヒミツキチ森学園のあおです。ロードバイクで運べるのか(笑)
さて、今日は「教員のフレックスタイム制度」についてお話しします。
先生でもフレックスが取れるんだね!
まーくん
あお
ボク自身が2019年度に取得しました!その経験談をどうぞ〜
この記事は次のような方に読んでもらいたいです。
- 制度による働き方の変化に興味がある
- フレックスタイム制度って何?先生も使えるの?
- 育児や介護で、先生として働く時間が限られてくる!
あお
それでは早速いってみましょう!
目次
先生が取得できるフレックスタイム制度の内容
ここでは育児のためのフレックスタイム制度の内容について書いていこうと思います。
市町村によってそれぞれ取得の方法が違うというのが現状です。
「うちでも使えます!」というのは聞いたことがありますが、現状検索してみると、ボクがいた市町村の例ぐらいしか出てきませんでした。もしかしたら、コロナウィルスの影響や変形労働時間制に舵を切る方針にしたからでしょうか。。。
あお
あくまでボクが取っていた2019年度の場合を書いていきます!
- 早く、または遅く出勤した分、退勤も同じようにずらして勤務をすることができる。
- 1ヶ月に取得できるのは5回まで。ただし育児や介護をする人は12回まで取得可能。
- 毎週、翌週の取得日を申請する。
フレックスタイム制度というのは、皆さんと同じ8時間半の勤務時間の中で、前後にずらして勤務をすることができる制度です。
この前後のズレは、15分ごとに細かく設定が可能です。
例えば、一番早くて、7:15〜15:45という時間での勤務。一番遅くて、10:00〜18:30という勤務が可能になっていました。
取得回数については、5回が基本ですが、育児や介護で利用する場合は12回取得することができます。
あお
ボクは育児なので12回の取得をしていました。
でも1ヶ月の勤務は20回ぐらいだよね?
まーくん
あお
そうなんで、12日を超えた部分については、年休でまかないます。
ここが辛いところなのですが、12回を超えると、年休を使っていかなくてはいけません。でも1日15分(1時間を超えるまでは1時間単位での取得になる)だと、1ヶ月最大8回使ったとしても、年休1日分ぐらいですので、大した数にはならない予定です。
実際、2019年度の年休消化は30日ほどでした。
「ここには退職のための年休消化」も入っていますので、実質20日強でしょうか。
また、毎週、翌週のフレックス制を利用する日を申請します。
あお
ほぼ毎日取得していましたが。
教員のフレックス制をどのように利用したか
ボクは最初はこちらを取得する予定でした。
しかしながら、フレックス制を知った時に、給与面でマイナスがないことや誰も取得していない制度だったので、思い切って校長にお願いすることにしました。
お金が減らないということが、部分休業や育児短時間勤務との違いだね。
まーくん
あお
うん、それと担任しながらでも取得可能なところだね!
フレックスタイム制度で働けた1年間、ボクにとっては非常に大きかったです。
使い方は、8:45〜17:15までの勤務という使い方でした。
朝、子どもたちが登校してきてから朝の会までの時間に他の先生に入ってもらっていました。
おかげで娘の登校を見守ることができます。娘が1年生になったばかりなので、小学校までの道のりを見守りながら一緒に歩いて送ることができました。
心配性の娘なので、安心して歩く姿に「取得してよかった!」という気持ちでいっぱいです。これがなければ、一人で鍵をかけて学校に向かうはずでしたから…。
友達と一緒に歩く姿を見て、もう大丈夫かなぁと思っています。でもこの1年間があって、今の娘の姿があります。
フレックスタイム制度の取得で得たもの
まず一番に、自分の代わりに朝の会まで入っていただいている先生のありがたさを感じています。
宿題の丸付けまでしていただいているので、助かっています。
また子どもを違う目線で見ていただけます。気づいた点を教えてもらうなんてこともよくあるんです。
曜日ごとに違うメンバーで教室を見てくださっていて、子どもたちも嬉しそうです。
学校での協力体制があってこそだね![
まーくん
あお
ボクの場合は、学年についてもご配慮いただいたので、それも本当にありがたいことです。
学校での協力体制があれば、取得可能だと思います。
体力テストのライン引きなど、最低限のこと以外はお任せしてしまっていることも多々あります。そこは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、制度への理解も進んでいくと嬉しいです。
学校事情によって、そして自分の今の立ち位置によって、取得状況は変わるものだと思っています。
「うちの学校じゃ無理だ。」
「管理職に理解がないから、きっとできない。」
そう思うのはいいのですが、まずはお願いしてみることも大事ですよね。言ってみないことには始まりません。
ボクも担任じゃない形でお願いしましたが、それは叶いませんでした。
でも、「担任をしてくれるなら。」という形でOKをいただきました。
言わずに諦めるよりかは、思い切って話してみて、どういう風に働くかを主体的に選ぶって大事なことだと実感しました。
教員のフレックスタイム制度による勤務状況
勤務の状況はどうなっているの?ちゃんと夜も育児してるの?
まーくん
あお
おかげさまで何とか。毎日17時半に終えているよ。
2019年度は、定時が17時15分だったので、それに15分をプラスした17時半退勤を自分に課していました。そのあと長女の小学校へのお迎えや、次女の保育園へのお迎えがあるからです。
1年間、オーバーする日もちょこちょこありましたが、基本的には17時半の退勤を続けることができました。
低学年ということで、放課後の空き時間が長いということや、学年の先生の優しさによるところが大きいです。また働き方改革として、さる先生の本などを参考にして、やらないことを決めているのも大きいです。
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まとめ 働き方の柔軟性が広まっていくことを願って
校長先生の理解や、周りの先生の協力のおかげで、取得して育児に力を入れることはできています。
しかしながら、最初はこんな感じでした。
あお
「育児に逃げる」なんて表現をされたこともありました。
でも、こればっかりは自分の選択と集中です。何を大切にするかで、制度として必要なものだと思っています。
また、もうちょっというと、仕事なのか家庭なのかという2択ではないということです。
ボクは両方を大事にしたい…
それが自分の、家族の、周りの人の幸せになるからです。
こういう柔軟な働き方が広まっていくことを願っています。
幸せな働き方については、著書でさらに詳しく書きました!
あお
それでは今日も良い一日を!
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