おはようございます。
うちの妻の家族は先生一家であり、学校批判なんてしたら秒で抹殺される「あお@aosenn」です。微妙なバランスの中で生きています(笑)
さて今日は、ボクがどうして学校の先生を15年間続けてきたかを話していきたいと思います。
最近、先生の多忙さとか、仕事の離職率とかがクローズアップされているもんね。
まーくん
あお
そうだよね、ボクがどんな思いで続けてきたかを話しておこうと思います。
こちらは音声でも!
目次
教員向いていない?自分でも貢献できる仕事!
高校生の時の自分は、まぁ本当ひどいありさまで、コミュニケーションもうまく取れず、仲の良い友達は今でもいてくれるものの、嫌われることだって少なくありませんでした。
だから、
「あおが先生なんて世も末だな。」
そんなことも言われていました。自分でもそうだよなぁ、ボクなんかが目指していいのかなぁって思っていたほどです。
自分なりに大学で勉強しましたが、それでもボク自身の人格は変わらず…
自己肯定感が低いまま先生になったわけです。
ただ、教育実習では、子どもたちが涙を流してくれました。
この記事をぜひ!
そして先生になってからも自分が子どもたちと一緒にやったことで、子どもたちが嬉しそうな表情を見るのがとても幸せでした。
あお
こんなボクでも貢献できることがあるんだ!
そんなふうに思えてからは、先生の仕事に打ち込めるようになりました。
楽しいことも辛いこともあったけれど、子どもたちの反応やつながりを感じるたびに、「先生をやっていてよかったなぁ」としみじみ思うわけです。
これは15年経っても変わらない感覚でした。
教員になりたくない?やりたいことを即実行できる現場
これはものづくりの感覚とすごく似ているなぁって思っています。
通常の会社員をイメージしてもらえるとわかるのですが、顧客相手にいきなり新しいことは試すことができません。相手との信頼関係の構築もそうですが、上司の許可も必要でしょう。
でも、学校の先生の仕事は、いくらでも試すことができたわけです。初任者のボクが、自分の裁量で「子どもたちがもっと良くなるはずだから、これをやってみよう!」ってのが試せたんですね。
確かにその感覚は楽しいよなぁ。
まーくん
あお
子どもはものじゃないけど、「ものづくり」に近いかも。
自分が作ったモノを子どもにボールとして投げてみて、どう反応するかをたくさん試していました。
良い反応があれば改良するし、悪ければやめることもありました。
シンプルだけど力強い法則、よければ続け、悪ければやめる。それができるのは、たくさん試せるからです。
目の前の子どもたちには何が合うのか、そのために先生になってから、たくさんの勉強をしてきました。
この学びの感覚は続いていて、熱量は今も冷めることがありません。
教員向いてない?様々な職業を体感できる!
「他の職業を疑似体験できる」ことは、ワクワクしながら続けられていた大きな要因ですね。
初任者の頃から感じていました。
例えば…
体育の時間は「スポーツインストラクター」です。専門的知識も身につけながら、子どもたちと体を動かすことを楽しみます。
学級通信を書いているときは「ライター」なんですね。書く力はグーンと伸びました。
ipadを使ってのmovie編集しているときは、「編集者」なわけです。
adobeのpremireからスタートして、いくつも動画編集技術をマスターしました。おかげで結婚式のmovieづくりなどは任されることも多くなりましたよ。イラストレーター系の力も徐々に上がってきています。
おかげで理系のボクが夢見ていた「パソコンを使う仕事」としても存分に味わうことができました。夢を掘り下げていくと、四六時中パソコンに触れていたいわけではなかったのです。
こんなふうにいろいろな職業を疑似体験できる先生っていう仕事は、これからの時代にもマルチに活躍できる要素を含んでいるのではないでしょうか。
ボクはこれらの経験が今も生きているのを実感しています。
あお
こうやってブログを書いているのにも、当時の経験がたっぷりと生かされています。
教員は、心を通わせ感動できる多くの場面に立ち会う
この要素も非常に大きいですね。
子どもの話をじっくり聞くこと、子どもの声に耳をすませること、考えていること、そんな1つ1つのことに驚きや喜びを感じる心というのは、ボクの中でずっと残っています。
高学年の子と、気持ちが通じ、一緒に何かを創っていく感覚。こういうのに痺れていました。
6年生を持った時はこんなところに痺れました!
大きな行事だけではなく、子どもの困りごとを一緒に解決できた時だとか、信頼し合えているなぁと感じた時とか、子どもの成長を目にした時とか、何気ない日常の一場面に感動しているんですね。
あお
子どもが好き…ともちょっと違うこの感覚、伝わりますかね?
子どもの生活が丸ごと詰まった学校の中で、起こっていることが愛おしいなぁって思うんです。
教員なりたくない?公務員は安定感抜群
公務員の安定感は素晴らしいの一言です。
仕事をクビにならないもそうですが、ボーナスの額とか見ると驚きます。
普通の給料は、大きな上昇は見られないものの、ボーナスの額については年々上がっているのも確かです。
福利厚生面も、かなり待遇はいいですし、かかったことはありませんが、病気での欠勤時の待遇もトップクラスだと言われています。
あお
離れてみて、恵まれていたことを感じます。
ただ、安定をどう捉えるかっていうことも、これからは必要になるかもしれません。
この本を読んだ時に、ボクの今までの概念はだいぶ覆されました。人生100年時代における安定の話。今までの概念では、安定を語れなくなりました。
今まで考えていた安定は、これからの時代は安定ではなくなります。
ずっと同じ職業を続けていくことには、価値の高まりよりリスクの方が上回るようになってきました。
育休や大学院進学だけではなく、今では多様な選択肢があります。
どうしたら本当の意味で「安定」していられるのでしょうか。それはその場にとどまることだけではなく、挑戦し続けることの方が近道な気もしてくるんですね。
とは言え、教員という仕事は無くならないでしょう。
50年後も間違いなく必要とされる仕事です。
ただ、AIに仕事を任せて、さらなるマルチタスクが必要となるのも間違いないでしょう。
大事なのは、抜群の安定感がある中で、何を願い、何をしていくかだと思っています。
教員なりたくない?向いてない?
教員を続けてきた理由について話してきました。
教員の仕事や学校に不満はなく、多くの同僚の先生との出会いに感謝しています。
もう一回生まれ変わっても、同じ道を歩むかもしれません。選択は間違っていなかったとも思います。
しかし、こんなにステキな職業である教員を飛び出し、ボクは今、オルタナティブスクール「ヒミツキチ森学園」で働いています。
どうして飛び出して、オルタナティブスクールでチャレンジを続けるか…それにはたくさんの理由があります。
いつか直接、お伝えできればと思います!
あお
それでは今日も良い一日を!
こちらは音声でも!
志した理由についてはこちら!