おはようございます。
草野球で軽い肉離れと花粉症のダブルパンチをくらったヒミツキチ森学園のあおです。
さて、突然ですが、あなたは先生としての軸をもっていますか??
先生としての軸??
まーくん
軸を別の言葉に言い換えると、根っこ、幹、ビジョンでしょうか。
初めて考える方も多いのではないでしょうか?
今、探している方も多いのではないでしょうか?
あお
ボクもずっと探してきました。
それはずっと同じではなく、徐々に変わってきたのも事実です。今日はそんなお話です。
- 先生・教員としての軸がよくブレてしまう。
- 軸について考えたことがなく、どんなものがあるのか知りたい。
あお
早速いってみましょー!
目次
先生・教員の軸・根っこがもたらすものは??
木で言うならば、軸は幹のこと。実践が枝葉だとすると、その根幹にあるものと言えるでしょう。
ボクらの職業には日々「判断する」ことが必要です。もちろん子どもの判断を大事にしますが、先生として判断するべき場面は、1日の中にたくさんあります。
その判断の際に、迷わないためにも、ボクらには軸が必要です。
あお
軸さえしっかりしていれば、判断はしやすいですよね。
その軸に戻ろうとすることで、目の前で起きることに反応するスピードを抑えることができます。
すぐに反応・対応できることは、先生にとって必要なことではありません。目の前の子どもたちに応じるための間も必要となります。そして、刺激に反応し続けることは、疲労にもつながります。
また軸がはっきりしているからこそ、他の人の軸とすり合わせることができます。
同僚と考え方の相違があったとしても、軸を根拠に話すことができます。また日頃から軸について意見を交わしておけば、そう言う時の判断も容易になりますよね。
あお
もちろん、他者の軸を理解するために、対話し、他者から学ぶということが大事になります。
最後に、振り返りの視点にも役立ちます。
振り返る時に、考えの中心にあるのは自分の軸です。また振り返りを重ねることによって、少しずつ自分の軸もバージョンアップしていきます。
軸はいかに大事かは、現場の先生なら実感しているはずだね。
まーくん
先生・教員としての軸はどうつくる?
自分が考えていることを言語化したものを軸としてボクは表現しています。
この自分自身の指針のことを、「ミッションステイトメント」という言葉で表現されている本がいくつかあるのです。
ボクはこれらの本を読みながら、少しずつ考えてきました。
目的を持って始める最も簡単で大きな効果をもたらす方法のひとつは、ミッション・ステートメントを書くことである。そのなかで自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、そして、自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにするのだ
―スティーブン・R・コヴィー
7つの習慣は名著です。なぜミッションステイトメントをつくるのか、この本を読むとよくわかります。
あお
ぜひ一読をお勧めします。
時間がない方はこちらの記事をどうぞ!
夏休みと、冬休みの長期休みに自分のミッションステイトメントを、書き直すことが多いですね。
時間はたっぷり必要だもんね!
まーくん
自分のミッションステイトメント(軸)の歴史
あお
今回は恥ずかしいのですが、ボクのステイトメントを公開しておこうと思います。
軸があることで救われた経験が多いのです。ボクという一人のサンプルですが、軸があることでここまでやってこれました。
2009年
2009年ですから、10年以上前になりますね。勇気づけやバケツの理論が色濃く入ったものになっています。
2011年
信頼ベースの考え方が入ってきていますね。
あお
3部作は、先生必読の3冊です!
2013年
この辺りは細かくなりすぎてますね。
今思えばですけど、当時は忘れないようにいろいろなことを盛り込んでいました。
こりゃ読まなくなるね。
まーくん
振り返りの視点は多いのですが…毎朝読むことはかなわない量ですよね。
2017年
影響を受けているのが、コルトハーへンさんの振り返りの考え方ですね。
振り返りに重点を置いたステイトメントになっています。
これはこれで新たな視点をいただきました。
2018年
この年の夏に読んだ一冊をもとに整理されています。
毎日読むことで力が湧いてきますし、軸の確認にもなります。
あお
だいぶ、シンプルにスッキリしてきたね!
2020年
こちらにも書きましたが、2020年のステイトメントはこのようになっています。
日常、毎日の教室の中で戻りやすいように、最適化した5つを選択しました。これをもとに、週ごとに自分ができるように目標とし、振り返っていました。
1週間ごとの視点というのが、7つの習慣と相性がいいと本の中にもあったので、週単位にこだわっていきます。
生きる上でのステイトメントはこちら!
2021年
シンプルに洗練されたものを意識しつつ、読みやすいように、「ーしよう」という語尾になっています。
先生としてのステイトメントはこちら!
毎日必ず読みながら、1日の予定を練り上げています。
だいぶシンプルになったんじゃない??
まーくん
あお
リフレクションをもとに削ぎ落とされていった感じです。
2022年現在のステイトメント
最大の特徴は、ステイトメントとビジョンを分けたこと。
ステイトメントは、毎日読んで染み込ませたい概念。ビジョンは人生において成し遂げたいことです。
上のステイトメントは、手帳に貼って毎日読んでいます。
ちなみにビジョンは次のとおりです。
- 自分のどまんなかで生きる
- 幸せな働き方を広めて軽やかに先生する人が全国に増える
- 子どもたちと共に未来を創る仕事をする
- 家族・仲間・相手の未来と可能性を信じ、win-winで生きる
人生で成し遂げたいことだね!
まーくん
あお
ボク個人としてはこの4つですね。
まとめ 教員・先生としての自分の中心をもつ
自分の中心を持つことは、安定してその場にいることにつながります。
落ち着かない時、迷う時は、この軸・ステイトメントに戻って考えるようにしています。作り方、使い方は人それぞれ、でも軸があるからこそ他者に寄り添えるし、相手が持っている軸ってなんだろう?って考えることもできます。
大事なポイントは、人の作ったものではダメだということ。
ボクのステイトメントの言葉の意味を深く捉えているのは自分だけです。他者がこれを真似ても、何にも意味がありません。
自分のステイトメント作りには、経験からの振り返りの積み重ねと、自分と向き合って考える時間の積み重ねが必要です。
時間をかけて、想いを言語化していくプロセスが大事なんだね!
まーくん
一度皆さんも、ステイトメントを作ってみてはいかがでしょうか。
あお
それでは今日も良い一日を!
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