おはようございます。MTG続きで眠いヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は一冊の本をご紹介します。
あお
こちらの本についてご紹介していきます。
目次
著者は吉田忍先生と丸岡慎弥先生
著者の一人である吉田忍さんには、以前数回「先生向けコーチング講座」で教わっていました。近くで講座を開いていたので何回か参加させていただいたことがあるんです。
すごく物腰の柔らかい方で、こういう方にコーチしてもらえると安心できる!と感じたことがあります。それ以降、ボクも子どもたちにそう思ってもらえるように、教室の中での振る舞いに取り入れてきたつもりです。
全然、その域に達していないけどね。。。
まーくん
あお
うるさい!目指すところだよ、目指すところ。
その時のお話も大変わかりやすかったのですが、この本の中でもコラム等で専門家目線から解説していただいているので、本全体がわかりやすくなっています!
またお会いしてお話を聞いてみたいなぁ。
もう一人の著者である丸岡慎弥先生も、こちらの本で知っていました。
非常にわかりやすい文章を書く先生だなぁと普段から学ばせてもらっています。
対話レベルは聞き手の質問力で決まる!
この本の中でも書かれていますが、対話の8割は聞き手によるもの、そしてその多くは質問力で決まるものだと思っています。
ボクは今まで、「信頼ベースの本」を参考にオープンクエスチョンを中心に取り組んできました。
ただ今回の対話力トレーニングの本では、そこにチャンクダウンとスライドアウトの概念を足しながら説明されているんです。
チャンクダウン?スライドアウト?
まーくん
チャンクダウンとは、縦に掘っていくイメージ、深掘りするイメージ、つまり抽象度を一段下げて具体化することです。
オープンクエスチョンに加えて、5W1Hでの質問を取り上げています。
それに対してスライドアウトとは、横に広げるイメージ、話題を展開し、より議論を広げたい時に使われます。
この概念を先生も子どもたちも知っていることで、対話のスキルは上がっていくこと、よくわかります。
あお
4年生以上ぐらいなら可能だと思います!
ペア→グループ→全体での対話
この本を読むまでは、ボクにとって対話とはペアでの対話が中心でした。今までもそれを軸に考えていたからです。
しかしながら、それだけではなく、グループでの対話の重要性も感じることができました。
「発表」「相談」「議論」の3つの活動を中心に、様々な活動を行うことができるとあります。ペアトークに慣れていない子の練習の場にもなりますし、また全体で共有することまでいかない時の発表の場とも捉えることができます。
グループトークで大切なのは、手順の可視化です。。
- よろしくお願いします
- 発表をお願いします(指名か挙手で)
- 質問はありませんか?(状況に応じて)
- ありがとうございます
この辺りの対話に対する手立ての無さがボクの弱点だと思うんです。
手順の可視化をしっかりと行いながら、対話を広げていきたいなぁと思います。
対話トレーニングレベルを上げていく
この本の終盤では対話トレーニングを3段階に分けて取り扱っています。
Level1 クラス全員が安心して話せるクラスに!
Level2 躊躇なく質問しあえるクラスに!
Level3 遠慮なく反対意見を出しあえるクラスに!
この3つの段階において、それぞれわかりやすく手段と方法がまとめられていますので、それに沿って練習を重ねていくことができます。
ひとえに「対話できるクラスに」と言っても、その段階を踏んだ指導はどうすればいいかが迷うところですよね?
あお
でもこの本の通りに進めていけば、対話のレベルは確実に上がっていくことでしょう。
対象は中学年以上な気もしますが、低学年でもアレンジして実施することができます。何度も読み直して、クラスや学校に対話を染み込ませることができる…そんな確信を持てました!
まとめ 対話をクラスだけでなく日常にも
いかがだったでしょうか、改めてリライトしてみて、対話の必要性やスキルの確認にも活用できるなぁと思いました。4月からの3学年でのクラス編成の際のファミリーグループでの対話にも活用していこうと思います。
それと同時に、対話ってクラスのだけじゃないなぁと感じています。
例えば学年で対話すること、それによって新たな考えや価値観のすり合わせが生まれます。今年は年度当初だけでなく、日常的に対話する時間を入れていけないか模索中。
学年研以上に、毎日の中に対話があふれたら素敵だなぁと。
トミーをはじめ、仲間との対話の時間もすごく大事。
こんな風にボク自身も対話を日常的に取り入れていこうと思っています。
さてさて、こっからどう変わっていくかが楽しみですね。
この本、面白かったので、ぜひぜひ手にとってみてくださいね!
あお
それでは今日も良い一日を!
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