おはようございます。
秋のドラマ、みたいものが多すぎて、選びきれないヒミツキチ森学園のあおです。最愛とラジエーションハウスは見ちゃうな。
今日は小学校教員のための定時退勤に向けてのロードマップを書きました。
定時退勤するって、17時に帰るってこと??
まーくん
あお
はい、そこに挑戦してみる価値はあると思うんですよね。
ただ、色々と思うことがあるので、それも含めて書いてみました。
- 定時退勤したいのに、夜遅くまで働いちゃう先生
- どうして定時退勤をしたいのかわからない先生
- 定時退勤している同僚がうらやましい先生
目次
なぜ定時退勤を目指すのか
なぜ定時退勤を目指すのでしょうか。
それは、先生自身のためです。
先生にも大切な人・家族・友人がいます。
先生にだって生活があるんです。
この先生⇄自分という生活の中の切り替えが不要な人と、必要な人が世の中にはいます。
大半の先生は、誰しもが何らかの方法でこの切り替えを行なっているように思いました。
そしてボクにとって魅力的な先生は、退勤後の自分も大事にしている先生でした。
スポーツを楽しんだり、家族を大事にしたり、仕事のことは考えず休日を過ごしたり…
そんな割り切りが上手な先生、自分を大切にする先生は、いつも学校でも輝いて見えたんです。
先生自身を大切にすることは、目の前の子どもたちを大切にすることにもつながります。
- 体調が悪い
- 寝不足
- 疲れが残る
こんな先生が目の前にいたら。。。。
子どもたちだって嫌だよね。
まーくん
だから自分自身のためにも、子どもたちのためにも、なるべく定時に退勤しましょう。
あお
ここからは、実際にどうやって定時退勤に近づくのかを見ていきます。
授業時間内に全てを終わらせる
基本中の基本ですが、子どもといる時間に全てを終わらせるという発想を持つことです。
放課後にどっさりの丸付けを持って職員室へ…というスタイルでは、定時退勤は夢のまた夢です。
子どもがいるうちにテストの丸付け・直しを終える
これは大きな一つの方法であり、ボクにとって転換点でした。
効率性を求めて出席番号順にあつめる先生もいますが、それよりも終わった子から持って来させて、丸付けを始めた方が効果的です。テストが終わる頃には、全ての子どもたちのまる付けを終えて、すぐに子どもたちにテストを返却しましょう。
即時的なフィードバックこそ大事です。何日間か遅れて帰ってくるテストなんて、記憶の彼方ですから。。。。
これについては、
- 暗記してまる付けができる範囲に絞ってまる付けをする
- 目の移動を鍛えて、まる付けのスピードを早める
などの小技は必要です。
子どもと一緒にできることを探す
子どもと一緒にできることを探すというのも、すごく大事な発想です。
先生一人でやるんじゃなくて、子どもたちの役割としてうまくかけ合わせられないかなぁと考えます。
例えば、掲示物の張り替えは掃除中に、廊下の掃除の子と一緒にやってしまったり、帰ってからのほうきがけは、最後の子と一緒にやったり…
目の前の子どもたちを大切にしながら、効率にいきすぎない視点で、一緒にやれることはないか考えていくことが大事です。
やる時間・場所・方法を徹底して考える
時間・場所・方法については、タスク管理を徹底して考えます。
先生の仕事は、授業の時間を除くと、そのほかの残された時間が短いことが特徴です。
8割ぐらいは、子どもたちといるもんね。。。
まーくん
仕事時間のデザインは、学校に行く前や行った後も含めて考えていかないと、厳しいなぁと思っています。
あお
制度でこの辺なんとかなればいいのですが。。。現状、授業後に子どもたち帰したら、1時間で定時ですもんね。
だからこそのタスク管理です。
自分のやっていることを分単位で測定してくれるアプリに出会ってからは、自分の行動については効率を徹底して考えるようになりました。
- この仕事は平均何分かかるのか
- この仕事は、いつ・誰とやるといいのか
- この仕事は、無くせないか、やり方を変えれないか
そうやって日常のことを徹底的に考えます。
毎日のことだから、うまく改善すれば、レバレッジが効く(てこの原理がかかる)のです。
例を挙げると、ボクは週案を放課後に取り組んでいた頃には45分かかっていました。
しかし金曜や土曜の朝に考えることによって、15分で終わることに気がついたのです。翌週の計画は頭がリフレッシュされている朝の方が効果的です。
さらには子どもたちのいる時間に、子どもたちとワイワイしながら手書きで書いてしまえば、放課後でも10分足らずで終わることがわかりました。
日々のこと、徹底的に考え抜いて、どう働くのが良いかを実践しました。
そうすることで、
- 休日、じっくりと自分の時間にできる
- コミュニケーション系の仕事に時間を割ける
ことがわかったからです。
レバレッジが効くスキルを身につける
レバレッジ(てこの原理)が効くスキルを身につけることは非常に大切です。
例えば、Excel。
最初は毛嫌いしていましたが、使ってみるといろんなことができることがわかりました。
ボクの初任の頃は、まだ「一太郎」を使っていた先生がたくさんいました。
「あぁ、これは一太郎ではなく、wordやexcelの時代になるなぁ。」
そう感じてからは、集中的に勉強することで、いろんな側面で使えるようになりました。
ボク自身は15年前ほどからMacを使って仕事をしていたので、PagesやNumbersなどのソフトの方が使いやすかったのですが、学校との互換性を考えて、Excelも勉強しました。
今はスプレットシートなどGoogleのものを使った方が、共同作業で作ることができるので、そちらを学習しています。
もっとわかりやすいところで言えば、タイピングです。
このスキルを身につけておけば、覚える前の3分の2の時間で、PCでの文字入力が終わります。
それは生涯続いていきます。
こういうてこの原理が効くスキルは覚えておくに限ります。
ボクはこの本で覚えました。
古典的古さ!?
まーくん
あお
廃盤ですが、最高の本です。
あの時覚えたことが、今ブログを書くのに、執筆のお仕事をするのにこんなに役立っているので、人生何があるかわかりませんね。
あと、音声編集も早めに覚えました。運動会近辺の編集が楽になるからです。
結果的にこれを覚えたことで、同僚に感謝されるようにもなりました。こうやって周りができないスキルで、自分が覚えられそうなことはマスターとしておくことがいいんじゃないかなぁと常々思っていました。
- 長期的にみてレバレッジが効くのは何か
- 組織としても重宝されるスキルは何か
あお
見定めるためにじっくり考えて、スキルを身につけましょう!
何があっても「削らない時間」を決める
何があっても削らない時間を決めることも、非常に重要です。
ボクもいくつかのマイルールがあって、大事にしています。
- 家族とゆっくり過ごす時間を削らない
- 個人の学習のための時間を削らない
- 日本で行われるサッカー日本代表戦は全てTVで観戦する
家族との時間を取るために、定時退勤に向けてどうするか考えることができます。
また、学校以外のコミュニティで学んでいることも非常に大切です。
ボクの場合は、今はみん職で学んでいますが、新しい知識や発想を得るために、「先生が集まらない会で学ぶこと」を大事にしていました。
学校の中の発想に染まらないようにしたいと思ったからです。学校の先生の学び場に行けば、基本的に定時退勤とは真逆に働いてしまうことが多かったからです。
学級が落ち着けば、余計な仕事時間は増えません。
子どもたちとのつながりを生む時間は削ることはありませんでした。どんなに時間をかけても毎日2回は声をかけて、話を聞いていました。
保護者を交えた年間のトラブルは平均0〜1回ぐらいだったので、放課後問題にになるケースが少なかったです。それも学び続けていたからこそだと思っていました。
さらには自分自身の楽しみも。
ボクの場合は野球を続けていたものの、大学生の時にヨーロッパでチャンピオンズリーグの試合を見て、魅力に取り憑かれてからは、サッカーがとても好きになりました。日本代表戦の時は、定時に帰ることを強く誓っていました。
削らない時間がはっきりしていることで、仕事はいくらでも削ることができる…
あお
予定があれば、そこまで全力で頑張れますよね?
死ぬほど働いたあの時間があるから今がある
ここまで定時退勤につながるための方法を見てきました。
あお
最後にちょっぴり苦言を。
20代から定時退勤を目指すのはいいことだと思っています。
しかしながら、それが目的になってしまっていてはダメだとも思っています。
ボクは初任から数えて8年目に我が子が生まれました。
それまでの7年間は、定時退勤など夢のまた夢。仕事に没頭しました。
初任の頃は、土日もほぼずっと学校にいました。
あお
よく病まなかったなぁと思います。今思えば、気持ちが落ち込む時期もあったかな。
仕事が楽しかったのもあるし、結婚するまでにクラスをちゃんと成り立たせることができるようになりたいと誓ったのもあるし、その時は時間という資源しかなかったのです。
若い20代が時間という資源を削らずに、ベテランの先生に追いつけるはずないんです。
教師って20代でも50代でも同じようにクラスを任されます。
初任の子も、大切な我が子にとって1年を任されるプロなんです。
定時退勤自体は悪いことじゃありませんが、帰った後の時間で何をしていますか、何を学んでいますか?
ブラック企業になれというつもりもありません。
でも、若い時に無茶した自分が、今の自分につながっているのも確かです。
定時退勤を目指しながら、大事なものは何か、実現したいものは何か、目的を大事にしてください。
心から応援しています。
あお
それでは今日も良い一日を!