おはようございます。3連休、心から楽しみ、休息も取れた「あお@aosenn」です。
Watchacamp、楽しかったです。
登壇したWatcha Tokyoで声をかけてくださった銀河くん@gingasportsfのとってもワクワクする企画だったので、即OKして、色々とお手伝いさせていただきました!
さて、今年度の学級目標についてです。
もっと早く書く予定でしたが、書きたいネタが尽きないため、ここまで延びてしまったこと、お許しください。
それではどうぞ!
これまでの目標の作り方はこちら! 当ブログのベストセラーです
学級目標・クラス目標のつくり方
学級目標・クラス目標は、本当に必要か?

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そもそもクラス目標って必要なのでしょうか?
ボクらのクラスの話し合いもそこからスタートしました。
男子
女子
そんな本音の意見の中、進んでいきます。
ボクもこんな意見を出しました。
あお先生
子どもたちとの話し合いはワイワイ続いていきます。
子どもたち
一人の意見をきっかけに、みんなも「うーん」と悩みます。
「今まで当たり前にあったものを見直す」ってすごく大切なことだと思うんですよね。でも学校の中でもなかなかそれがない。言われたからやる、昔からあるものだからやる、こういう当たり前に従うことを教え続けたら、この変化の多い時代に対応できるでしょうか。
ボクは、当たり前を疑い、どうしたら良いか一緒に考える先生でありたいなって思うんです。
学級は、チームというか共同体なんですよね。普段はバラバラでもOK。
でも何かあるときは一緒に動く。
お互いの大事にしたいものがあって、それをうっすら知っていて、一人一人がそれに向かっている感じ。
この状態をボクは自然だと思っています。
時には、大人から見たら不要なことにひたすら向かっている子もいる。それもOK。
子どもらしくいるってこういうこと。
先生の仕事はっていうと、
何か力をあわせる必要があった時に、
「オラー集まれー!」
って煽るんじゃなくて、
一つのことが決まったら、それにみんなが向かいやすいように、調整する役割。
どうでしょうか。
ボクはそんな肩の力が抜けた、でもなんか期待感を持たせるそんなクラスにしたいと思っています。
まーくん
6年生になると、こういう話もできる。
話し合いの積み重ねではなく、対話の積み重ねが方向性を決定していくんです。
学級目標のデザインが決定

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【今年度の学級目標①】
「もう個人の目標でいいんじゃない?」という子どもの意見からスタートした。学級で一つの目標じゃなくて、個人の目標が集まって何か一体感のあるデザインにしようということに。
桜と大人へ羽ばたく鳥にしたいということ決定。
色々な場面で使うことも考え、文章にもする。 https://t.co/3KAdt387BV
— あお | 先生をアップデート (@aosenn) November 25, 2018
そんな中、一人の子からこんな意見が上がりました。
「個人の目標をそこに飾ろう。でもそれだけじゃなんか目標って感じしないから、みんなの個人の目標を集めて、何かの形になるようにしよう!」
子どもたち
そこまでの話し合いがあったから、うまく納得できた瞬間でした。
それにしても子どもたちの発想は素晴らしい。ボクなんかの想像をはるかに超えていきます。
6年生の面白さってこういうところ。
個人目標を集めて何の集合体にするかを話し合いました。
いくつかの意見の中から、最終的に決まったのは…
未来へ羽ばたく鳥 でした。
一人一人の目標は羽根に書こうということになりました。
そして卒業を迎える時に桜が満開になるように、目標を進めていこうってみんなで約束したんです。
【今年度の学級目標②】
その中から鳥の羽に個人の目標を。達成したことは桜にして卒業までに満開にしようということに。
ここまでの話し合いは、全部サークルで行なった。運動会が終わった6月に先生がファシリテーターになって意見の調整をした。 https://t.co/3KAdt387BV
— あお | 先生をアップデート (@aosenn) November 25, 2018
学級目標に言葉もそっと添えたいな…

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とは言え、行事ごとや卒業アルバム、PTAの卒業特別号などには、学級目標の言葉がしっかりと載っていることも考えると、やはり言葉も必要かなぁと子どもたちに伝えました。
子どもたち
ノリノリで応えてくれる子どもたち。
30分ほどで一つにまとめることができました。
笑顔の桜 輝く未来へ step up!
ステキな学級目標の言葉が完成しました!
まーくん
ミッションとビーイングを目標に組み込もう!

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学級目標として、昨年度作ったものとの違いを生みたいと考えていました。
先生の中では大切にされている
成長を視覚化して、子どもたちと共有したい
にはボクも賛成です。
学級目標を成長する何か、例えば「ひまわり」だったり、「海賊船の乗組員」だったり…
そういったものに設定することで、成長を可視化することができて、子どもたちとそれが祝えるのです。
そこにボクらは「ミッション」を取り入れることにしたのです。
ミッションはこの本に詳しく載っています!
U-teacherの本はむちゃくちゃオススメ!
達成できた分だけ桜に添えて目標を増やしていこうということになりました。
そろそろ今年の学級目標についても書いていこうかな。
全体の目標ではなく個々の目標の集合体であって、その間をビーイングが緩やかに繋いでいるこの形は、かなり気に入っている。
子どもたちの意見の結集でこの形になった。そこからプロジェクトがいい形で進化させている。 pic.twitter.com/AUVAcZrFOr
— あお | 先生をアップデート (@aosenn) November 24, 2018
そして桜の幹の中には、行事で重ねてきた「個人の目標を達成するために、集団で大切にすること」を記入していきます。
最終的に、大切にしたいものは、白い桜で書いているもので、その桜をピンク色に卒業まで染めよう!という子どもたちのアイディアを採用しました。
【今年度の学級目標】
個人の目標の達成が大事。同調圧力による集団の成長は常になくてもいい。その個人の目標の間を緩やかに繋いでくれるのが「ビーイング」。これだけでもPAと出会えてよかったと思う。
さらに「達成」が貯まっていくのを見える化してみた。単純にこれはこれで嬉しいこと。 https://t.co/3KAdt387BV
— あお | 先生をアップデート (@aosenn) November 25, 2018
いわゆるビーイングというやつです。
ここまでの構想はすごくいいんですが…
問題点は、この桜を増やすこと自体が停滞してしまっていること。
ミッションのプロジェクトがもうひと頑張りしてほしい。そのための仕掛けがボクに足りないんです。
猛烈な反省点です。
この後、Uくんの本、見ながらどうしていこうか考えてみたいと思っています。

まとめ
今年度の学級目標から学んだことは次のこと。
- 個人の目標をうまく表現できたこと!
- ビーイングと視覚化の相性はいいということ。
- 違和感なく噛み合っていること。
しかしながら問題点は次のこと。
問題点・改善点
- 子どもたちに目標が浸透していない。
- 先生側が桜を増やしていく手立てが足りない。
- ややこしすぎて、子どもたちがそこにはまらない…。
もっとシンプルなものにしていくことが必要なのかもしれません。
ボク自身のアイディアも枯渇しているのかもしれません。
色々と学びながら今年の目標、もう一度考えていこうと思います。
あお先生
これまでの目標の作り方はこちら!当ブログのベストセラーです
学級目標・クラス目標のつくり方
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