係活動を「プロジェクト活動」に変えてみよう!

おはようございます。

子年だから、ディズニーで買ったグレーのパーカーを愛するクラスの子に、キュンキュンしちゃった「あお@aosenn」です。男の子ですが、別に変な意味はありません(笑)

今日は係のプロジェクト化についてです。

ずっと係活動という形態には違和感を感じていました。

係活動からプロジェクト活動に変わると、どんな良さがあるのか、実際にやってみていてどうなのか。それをブログにまとめていこうと思います。

2020.01.09リライト

・低学年の場合のプロジェクトの実際

・プロジェクトの決め方

         を追加しました!

社会の状況との相違点から係活動を考え直す

geralt / Pixabay

きっかけは2016年の自分のFacebookでの投稿。

あお先生

係活動や会社活動とも違った形の方が「社会」に合ってると思うんだけど…
どんな部分が、社会にあっていないと思うの?

まーくん

企業の場合、役職はあっても、役割の固定化はしないと聞いています。仕事内容のサイクルも年々短くなっています。少なくとも半年単位のプロジェクトというよりは、1ヶ月や3ヶ月をベースとして、素早いサイクルを回していると聞きました。

どんどんプロジェクトごとにチームを組み替えて動いている。役職ありきではない働き方が主流になってきています。

そうしたら学校の中で、あえて役割の固定をしなくてもいいんじゃないか。。。

そんな風に思って学年の先生と相談したところOKが出たので、「プロジェクト活動」でスタートしてみたのがきっかけです。

プロジェクト活動の利点はどんなこと?

geralt / Pixabay

ボクが考えるプロジェクトの利点は次の通り。

  1. 期間限定で集中して活動
  2. 委員会や自分の「好き」とのつながり
  3. メンバーの流動性
https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/04/490f6159dcd598927e243da3827a0fe3.pngあお先生

1個ずつ説明していきますね!

プロジェクト活動は、期間限定で集中して活動

とにかく小学校高学年って忙しいんですね。委員会やらクラブやら、そして行事の代表者やら…

やたら忙しい。

でもその忙しい中で、今までの通り係活動をやろうと思ったら、なかなかできないんです。システム自体がその中で作用しない。もちろん工夫はしているものの、やはり停滞する部分が多いんです。

かつその忙しさは、それぞれの委員会や実行委員によって一人ひとりの忙しさの度合いが違う。そうすると、時間のある子とない子が一つの係に両方いることも…。そりゃあ、停滞しますよね。「やろうぜ!」と「今は無理」が一緒にいるんだから。

今、時間がある子で、自分のためとクラスに貢献できる何かを作り出してほしい。そうするとメンバーも活動も流動的であることの方がエネルギーがあるんです。

子どものエネルギーが続くのは2週間ぐらいかなぁと思っています。

半年とか学期とかのスパンでは無くて、短期でやっていく方が、面白くなる。

3年間ほど続けてきて、それは散々感じました。

だから、短期間でのプロジェクトを推奨しています。

もちろん、長期でやりたいもの、熱があるものが見つかれば、長期でやっていけるのもプロジェクト活動のいいところ!

子どもたち一人ひとりが自分で決められる自由度の高さが魅力です。

委員会や自分の「好き」とのつながり

これってすごいアイディアだと思うんです。委員会で学んできたことをクラスで活かす場がある。ちょうど「学びのカリキュラムマネジメント」のような。。。

委員会って「仕事」って感覚で終わっちゃうとちょっと残念。学んだことをクラスで活かせるといいですよね。クラスで実践して、それがまた委員会活動に還っていったり。。。

自分の得意なことや取り組んでることを生かしたプロジェクトにしてほしい!

好きこそ物の上手なれ、だね!!

まーくん

自分の「好き」って何よりのエネルギーになるんです。ボクのクラスでは、「占い」好きの女子が毎日今日の運勢を話してくれたり、キノコが好きな子が「キノコ検定」をやってくれたり…

そういうつい笑っちゃうような時間がもたらしてくれるものって大きいです。

メンバーの流動性

やっぱり固定するってボクは苦手。もちろん固定しているから深まること、メンバーが一緒だからの価値もあるのはわかる。

でも、そもそもクラスが1年間固定されているんだから、こういうプロジェクトは多様なメンバーと取り組んでほしいと思っています。

多様なメンバーで行うからこそ、多様な活動になります。

固定化は苦しいんです。

座席も固定しているから学習のメンバーも固定になる…だから動きたくなっちゃうんです。それよりメンバーの流動性を保っていく。そうすると高学年のグループになっても嫌な空気は出さないんだとようやくわかりました。

流動性についてはこの記事をどうぞ!

小学校の教室が変わる!つながりDesign①毎日のペアづくり

前期(4月から10月)の活動

geralt / Pixabay

前期はこのように進めていきました。

4月 最初のプロジェクト活動のスタート

最初の段階のクラスのジャーナル。

「あったらいいなこんなプロジェクトは?」では、次のようなプロジェクトが出てきました。

最初のアイディア
  • お笑いプロジェクト
  • 集会プロジェクト
  • 飾りプロジェクト
  • ハッピーバースデイプロジェクト
  • みんなのためにプロジェクト
  • 不便と思っているところの解決。
  • ウキウキプロジェクト
  • きずなプロジェクト
  • 遊び・運動プロジェクト
  • 質問プロジェクト …わからないところを聞ける。
  • 新聞プロジェクト
  • リフォームプロジェクト
  • ドッジボールプロジェクト
  • 50m早くなろうプロジェクト 足を速くしよう
  • 鉄棒プロジェクト
  • 春限定植物プロジェクト
  • 生き物プロジェクト
  • 腕相撲大会プロジェクト
  • 算数プロジェクト
  • 挨拶元気にプロジェクト
  • みんなと仲良くプロジェクト
  • 教室ピカピカプロジェクト
  • ペア決めプロジェクト
  • 季節に合ったプロジェクト
  • 行事プロジェクト
  • 忘れ物なしプロジェクト
  • ブックプロジェクト
  • 話し合いプロジェクト
  • 夏のお笑いコンテスト
  • ダンスパーティープロジェクト
  • キノコプロジェクト

夏休み明けに迎えたプロジェクト停滞期

スタートした「脱係」「脱会社活動」。

やはり高学年と言うこともあり、プロジェクト活動は停滞の一途をたどったのでした。。。

高学年の忙しさって本当にすさまじい。

まーくん

あお先生

ここで立ち止まって、みんなと考えてみたんだ。

失敗を乗り越えて、ここから立て直していくために、子どもたちと方針を話し合いました。

後期のプロジェクト活動をスタート!見えてきたこと

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プロジェクトで大事なのは、終わりをつくること

国語「明日をつくるわたしたち」の単元で、話し合う活動があります。

そこで「プロジェクトをみんなで取り組むためには?」という話し合いが行われました。

「しっかりと終わりをつくること」が提案の一つとしてあげられ、「シールを貼る」「賞状をつくる」等のアイディアが出されました。

いいアイディアだね!

まーくん

あお先生

終わりをつくるってほんと大切。

しっかりと締めくくってあげることで、子どもたちはまたエネルギーを持って次に進めます。期間限定ならいつまでに終わらせるか、そして終わった後はどうするかをしっかりとクラスで決めることができました。

プロジェクトの人数の見直し

5人という数字は、責任感の低下につながることがわかりました。もっと少人数にして意思決定のスピードをあげていこうということに。

今回も自由に黒板に書いて、プロジェクトを始めようとしてみると、人数が増えていき、「既存のものに加わろう」という動きがすぐに見られたんです。前回停滞していたのは人数の増加による、責任の分散化。数が多くなると、お互いに任せてやらなくなっちゃう。

それを避けるために基本を3人としてみました。

長期と短期という2つの視点

この視点が意外と大切かも知れません。長期と短期という視点があり、掛け持ちをOKにしていく。入りたい子や、マルチに活躍できる子は3つでもOKとしたこと。

これで小さな行事に対するプロジェクトも出てきて、クラスとしてそこに向かう体制ができたんだね。

まーくん

あお先生

そうなんだ!最近暇だから、ボクやってみるよっていうのがたくさん生まれてきた。

子どもたちとのサークルタイムでの話し合いで以上のことが挙げられました。考える文化が根付いていることが嬉しく、子どもと一緒にプロジェクトの活動も創っていることが嬉しかったです。

プロジェクトの期間が違うからこそ、かけもち制度の活用が鍵になってきます。

低学年であっても挑戦したい子は、かけもち制度をうまく活用してもらっています。かけもちは先生に相談としています。1つに集中してもらいたい子もいるからです。

ですが、大抵はチャレンジしてもらっています。マルチだからこそ力を発揮できる子もいるからです。

新たに後期に生まれたプロジェクト

様々なプロジェクトが生まれてきました。

発生して成果をあげて解散していく…メンバーの流動性を担保したプロジェクト活動、成果が生まれてきました。

結局このとき16ものプロジェクトが発足し、後期をスタートしました。

後期に生まれたプロジェクト
  • ハッピーバースデープロジェクト
  • ポスタープロジェクト
  • キノコン大好きプロジェクト
  • 遊び・運動プロジェクト
  • お悩み相談室プロジェクト
  • 学習お助けプロジェクト
  • ハロウィンパーティープロジェクト
  • クイズプロジェクト
  • みんなで書こうプロジェクト
  • リフォームプロジェクト
  • ♡♡と☆☆の占いプロジェクト
  • かくれんぼさんプロジェクト
  • 腕相撲大会プロジェクト
  • 古代の生き物ハンタープロジェクト
  • ピカピカ!おそうじプロジェクト
  • プロジェクト管理プロジェクト

面白いものもいくつか混ざってますよね。

早速昨日の朝のサークルで、占いを披露したり、「今日のキノコ」を紹介したり(笑)笑っちゃいました。

https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/04/490f6159dcd598927e243da3827a0fe3.pngあお先生

ここからは、2年生での取り組みを紹介するよ。

2019年度の2年生も、最初は「窓係」なんかも含めてスタートしましたが、それではクラスのエネルギーを上手に使えないことに気付きました。提案して、いつものニコボラ+プロジェクト活動を試してみることに。

すると、新しい発想で面白いプロジェクトが出てきて、クラスのエネルギーが高まるのを感じました。

ちなみに、3学期に出てきたアイディアは次の通り!



  • ピアノ
  • 落とし物
  • お手伝い
  • リフォーム
  • YouTube
  • ドッジボール
  • ミッション
  • ダンス
  • ほけん
  • 占い
  • ニコニコ
  • 水族館
  • 給食
  • クイズ
  • マジック
  • なわとび
  • レク
  • 体育
  • ニコニコ会議・学級目標
  • 警察

サークルタイムで出てきたアイディアで、全て成立したわけではありませんが、この中から、13個のプロジェクトが生まれました。

プロジェクトの決め方

意外とここが大事なような気がしたんで、プロジェクト活動の決め方について考えたいと思います。

プロジェクト活動を決めていくときにいくつか大事にしたいポイントがあります。

  1. 流動性を保つ視覚化
  2. かけもちや、長短期の視点、分散で納得
  3. ジャンケンやくじ引きは最終手段

1つめは流動性を保つ視覚化を大事にしています。

プロジェクト名を書いた札を置いておいて、ネームプレートで動かしていきます。そうすることで、新たなプロジェクトが生まれることもあるし、友達との関係性から決めることもできるからです。

なんだかんだ言って、関係性は大事です。

https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/04/490f6159dcd598927e243da3827a0fe3.pngあお先生

友達に依存するのは良くないから、自分一人でも続けられるものを!

という基本方針は伝えるものの、メンバーの関係性を見ながら、別の場所に移ることもありだと思っています。

2つめは、1つのプロジェクトに集中したときですが、そういう時こそ、かけもちや長短期の視点が納得のポイントになります。かけもちするから、こっちに加わろうってことで、プロジェクトが成立することや、短期的なプロジェクトだから、終わったら新しいの作ろう!ってすんなり決まるのです。

ジャンケンやくじ引きは最後の手段だね!

まーくん

どうしても引けないときは、子どもにもあります。それでも難しそうなら、くじ引きなど、子どもたちが考えた方法で決めましょう。

プロジェクト活動に取り組んでみてわかってきたこと

mcconnmama / Pixabay

期間の縛りがないことは大きいです。

おそらく「占いプロジェクト」や「キノコンプロジェクト」、係活動でやってしまうと「それは半年間は無理だなぁ」と先生がはじいちゃうんですよね。。。

でもプロジェクトなら気軽にやれる。遊びみたいに試していくこと、これは非常に大切なことです。「上手くいかなかったら解散」でいい。ただ、チャレンジはしていくこと。

自分のやりたいを試していくことは、社会に出ていく上で大切な感覚だと思います。

メンバーの流動性とかけ持てることの価値も大きいです。

「ずっと一緒」は良さとつらさの両面があリマス。メンバーが流動的だから、活動も期間限定だから…少し苦手なあの子とも組めるんですよね。

高学年にとってこれは大きく、「人のことを固定的な見方をしない」ことへつながってきます。

最近では、「授業参観プロジェクト」「感謝プロジェクト」が発足しました。短期でいい活動しています!

また、コラボやペルソナという視点も大事になってきます。

コラボは、他のプロジェクトと企画したり、違うクラスの同じプロジェクトや、違う学年と取り組んで見たりするなど、一緒に活動する人を広げる活動です。これによって活性化してきます。

ペルソナは、対象相手を誰にするかという話です。クラスが対象だったプロジェクトが、学年全体、学校全体と広い相手を対象にすることで、活動が深まってきます。

https://ao-labo.com/wp-content/uploads/2018/04/490f6159dcd598927e243da3827a0fe3.pngあお先生

コラボとペルソナは時期を見極めて、子どもたちに話をします。レベルを一段階上げるときに、話すことです。

まとめて書いてきたプロジェクト活動いかがだったでしょうか。来年度、ぜひ実践してみませんか?

あお先生

それでは良い一日を!
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