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通知表・成績表を渡す時に小学校の先生が心かげていること

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あお

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あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

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あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。

石原さとみが一般男性と結婚と聞き、ちょっと落ち込むヒミツキチ森学園のあおです。昨日は満月を見ながら飲みました(笑)

さて、2期制である学校は、通知表をもらう時期ではないでしょうか。

デジタルになって10年ほど、かなり誤記載については敏感な学校現場では、通知表も渡す時も、「〜したよね!」っていう既成事実の確認を重視する傾向にあります。

え、本当なの?それ!!

まーくん

まーくん

あお

あお

そうなんだよ。確認しながら渡すってことも、マニュアル化されててさ…

いつもこの通知表が向かっている方向ってどうなんだろうって思うんですね。きっと誤記載は昔もあったし、大事なのはそこかっていうね。。。

ただそれだけじゃ、子どもに悪いよなぁっていつも思っていたので、ボクの心がけていたことを紹介したいと思います。

先に通知表を渡してみてもらい、一人ずつと話す

先に通知表を渡してから、一人ずつ持ってきてもらって話すってことをしていました。

通知表を渡しながらあれこれ話をしても、子どもたちは結構評価が気になって、先生の話は頭に入ってこないということがあるからです。

子ども側から見るとそうだよねー!

まーくん

まーくん

しかも一方的に話すっていうのにもおかしさを感じていて、

「今回の成績、どうだった?」

って必ず聞くようにしていました。主に高学年の場合。

子どもとなるべく対話しながら渡すことを心がけてます。一方的に話さないこと、大事ですよね。

今年度は低学年なので、先に渡すことはしませんでしたが、ベンチと机で隣に座りながら話しやすい雰囲気を作ることを心がけて、相手の話も聞きながら渡すことができました。

あお

あお

後期は、2年生でも先に渡していましたねー!

プラスもマイナスもエンパワーする!

渡す時にボクが話すことは、まずはプラスの側面をしっかりと伝えること。プラスの側面を伝えることは、どの子にもできると思っているので、しっかりとそれを伝えます。

それでいて、苦手の克服にはあまり力を割かないようにも伝えています。ボクの地域は◎と○と△。△は注意する必要はあるけど、○にできればいいぐらいで十分なんですよね。

マイナスのことにもエンパワーして、こうなると困らないと思うよ、きっとできるよって伝えることが多いです。

でもほとんどの時間はプラスにエンパワーしたい!

時代は確実に進んでいて、予想されているベーシックインカムなどの支給が始まれば、労働の形が変わっていくんだと思っています。今までの概念が崩れた時、遊びと学びが一緒になって、働くってことの価値に変化が生まれます。

そのときには苦手を克服しているってことさえ、価値は低くなっていて、何か一個の突出した武器の方が効果があります。

武器になるように、特にプラスのことにエンパワーをしたいです。

ボクが小学校の時、図工が全然ダメでした。毎回成績表を受け取る時は図工のことを言われました。

でも小学校5年生の時の先生は、違ったんです。ボクの大好きだった体育のことを話して渡してくれたんですね。だから、ボクはますます体育が好きになって、運動にのめり込むことができて、能力も確実に上がっていきました。

あお

あお

プラスにエンパワーしていくってすごい大事です。

通知表から次のめあてを一緒に決めよう!

渡している最中、クラスの子たちはジャーナルに振り返りを書いていることが多いです。前期の分を一気に読み直して、通知表を受け取った後、後期の目標をジャーナルに書いてもらいます。

ジャーナルはこちら!

そうやって次のめあてを一緒に立てる、通知表をその材料にしてほしいのです。

低学年の場合は、ジャーナルは書いていないので、午後のサークルでお話ししてもらいました。ペアで話した後、前期の振り返りを話して、目標を決めます。

前期の「がんばったこと」「成長できたこと」「課題」を話してもいいし、

後期の「がんばりたいこと」「みんなとやってみたいこと」

を話す時間にしました。

話の中で振り返りの思考になっている子もいて、驚きました

成績とセットで目標を考えていくこと、いいアイディア!

まーくん

まーくん

あお

あお

次のめあてを立てて、前向きにスタートできるように心がけています!

まとめ 通知表を渡すときのポイント

ポイント
  • 先に渡して見てもらってから、一人一人と対話する。
  • プラス、マイナス、どちらにもエンパワーする。
  • 通知表から次のめあてを決める。

さていかがだったでしょうか。

でも、これはあくまで公立校の既存の形を生かしたやり方でしかありません。何も制約がないなら、やはり親にも来てもらって一緒に話をしたいなぁと思うし、三者で話しながら次を見据えていくってこともしたいなぁと考えています。

あお

あお

実際にヒミツキチ森学園では、ヒミツキチレターとして3者で面談をしましたよ!

ボクが好きな言葉にこんなものがあります。

評価は子どもをより良くするためのもの

こっちが一方的に評価するんじゃなくて、授業の中で、こういう区切りの時に、子どもたちが成長できる、前を向ける評価でありたいですよね。

また、こんな意見もありました。

子ども側の選択肢を作るっていうのもいいなぁと思いました。

皆さんはどうやって渡しますか?

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

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