おはようございます。ついに国内5000人に達するコロナウィルス の脅威に怯えつつも、次打つ手は何かと仲間とMTGを繰り返している「あお@aosenn」です。仲間の存在に支えられます。
今日はPAについてです。
ん、PA?パーキングエリアのこと??今のご時世どうなんだろうね?

まーくん

あお
子どもと同じこと、言わない!PAは「プロジェクトアドベンチャー」のことなんだよ。
さて、PAとは何から見ていきましょう。
目次
プロジェクトアドベンチャーって何?

sasint / Pixabay
PAについてどれだけ皆さんは知っていますか?アンケートを取ってみました。
【PA(プロジェクトアドベンチャー)について先生方にアンケート】
記事書いています。RT拡散お願いします。PAを教室で行っていますか?
— あお先生@先生×ブロガー×育児 (@aosenn) 2018年12月28日
やってる先生が3割、やっていない先生が7割ですよね。知らない先生も多いってことがわかりました。アンケート、本当にありがとうございました。
ボクにとってはPAを知れば、先生をやる楽しさが倍増する!そんな素敵なツールなんです。
これなしだと、もっと早く辞めていたかも知れませんね。
そ、そんなに!?

まーくん
PAについては、PAJ(プロジェクトアドベンチャージャパン)という素晴らしい組織が日本にはあるので、そちらに説明を委ねたいと思います。
人の器を大きくすることを目指し人の成長を目指すプログラムです。人は様々な「気づき」を経て成長していきます。人が成長するためには「信頼関係」がなにより大切で、信頼関係づくりはチームビルディングでもあります。信頼関係は学習の環境としても最も大切なもので、気持ちが閉じられたままでは、成長のための「気づき」はうまれません。時には、自分の限界を超える挑戦をすることも成長のためには必要です。そのような挑戦をささえてくれる仲間の存在であり、「気づき」を成長に導くのがPAプログラムです。
PAJのHPより
気づきを成長に導くためのプログラムのことなんですね。これは元々の野外の活動でもそうですし、教室の中でできるサイズに縮小したものもあります。
ボクはPAを行う際は2冊の本を参考にしています。
これらの本は、自炊してipadの中にも入っていますし、教室と家に1冊ずつ置いてもいます。それぐらい価値のある2冊です。
プロジェクトアドベンチャーを知ったきっかけ
ここに載っている、岩瀬直樹先生(ゴリさん)、甲斐先博史先生(KAIさん)、伊垣直人先生(なおとさん)の3人には、たくさんお世話になりました。
ゴリさんのブログでPAを知り、KAIさんにはゲーム合宿やその他たくさんのところで実際にやる姿を見せていただき、なおとさんはPAJの研修の際にじっくりいろんなことを教えていただきました。この3人無くして、自分が教室でPAを行うイメージは生まれなかったと思います。
この3人はそれぞれ三者三様に教室の中にPAを取り入れていました。
それによってクラスが変わっていく姿もたくさん目にすることができました。
今、PAに興味がある、教室に取り入れてみたいと考えているあなたも、この3人のように実際に教えてくれるメンターのような存在を持つことをお勧めします。
PAJの研修に行くといろいろな気づきを得られます。「クラスの力を生かす」は1日が基本ですし、初めての先生でも比較的受けやすい研修だと思います。

あお
ボクの学級経営の作り方は、PAにすごく影響を受けています。研修から感じたことで作った学級目標はこちら!
ボクのクラスでもPAを取り入れていました!

数年前にも、実際に授業を見学していただいたり、授業参観の場で挑戦したり…いろいろな場面で行いました。
学級目標のビーイングとのつながりも強く、もう学級において欠かせないツールです。
当然、ヒミツキチ森学園でもPAを授業の中に取り入れて、やっていく予定です。
1年通して、毎日行う年も作りました。それだけ、ボクの中でPAは魅力的な活動だったのです。
どんなところに、そこまで惹かれたの?

まーくん
ボクが考えるPAの学校における価値

Gellinger / Pixabay
いくつか紹介していこうと思います。
心理的安全性が高まる
これはユニバーサルセミナーでギンガ先生も言っておりました。
まず笑いあえる教室は心理的安全性が高いということ。
さらに言うと、子ども同士の間にある、心の壁をどう取り除くかという課題を上手く解決してくれるのがPAだと思っているのです。
これはいくつかの本にも書かれていることなのですが、楽しいレクをすることで、ふっとその壁が下がる瞬間があるんです。うっかり手を繋いでみたり、人の手助けをしてみたり。そんなうっかりがPAというレクを通じて起こる可能性が高い。
そうすると、誰かの心の壁をちょっと下げることになる。自分の壁って自分じゃ下げられない。でも協力したり、笑いあったり、ついうっかりが起こる状況だと、自分の行動で他の人の壁を下げることになります。それが相互に作用しあって、結果的にみんなの壁が下がっていく。

あお
教室でPAをやったことのある人にはそう言う感覚や手応えがあるのではないでしょうか。
だからこそ教室びらきの時期には、たくさんのPAを取り入れます。
ネームタグとかもその一例。
鉄板でいうと「ネームタグ」
①バンパーを作って歩いて、「ストップ」で止まる。
②先生が一人目の名前を呼んで、アイス(氷)を解く。
③解かれた人が、誰かの名前を呼んでアイスを解く。
④それを繰り返して、全員のアイスが溶けたらクリア。これを最初から、タイムを計っておきます。 https://t.co/QHEH2TNLE1
— あお先生@先生×ブロガー×育児 (@aosenn) 2018年12月23日
壁をお互いに下げ合うことで、心理的安全性が確保されます。
場づくり、雰囲気づくりがこれからの先生には求められる
いろんな本の中でも語られていることですが、AIの台等により働き方は大きく変わっていきそうです。
AIに任せながらも、先生という職業は形態は代わるにしろ、無くなることはないでしょう。もしかしたら授業における先生の役割は少しずつ少なくなっていくのかも知れません。
しかし教室の関係性を作ったり、人と人とのつながりをつくったりする役割は、これからも間違いなく残り続けるでしょう。こういうケアの部分の役割が増えてくるような気がしているのです。
「教える」から「環境を創る」「つながりを創る」へ、そうなった時に場をどう創るかが、ボクらの大きな課題になる気がするんですね。
そこでPAのような場を創る、雰囲気を創る手段は、きっと先生という職業だけじゃなく多くの現場で必要になってくるのではないでしょうか。
PAには「アイスブレイク」から「イニシアティブ」まで、様々な種類のアクティビティが用意されています。それをどう組み立てるかも、ファシリテーターの腕の見せ所です。
コミュニケーションが多様になる
そんな場作りの先にあるのは、活発なコミュニケーションです。
イニシアティブのアクティビティ1つをやるにも、課題達成のためにたくさんの対話が必要になります。課題達成という目標があるため、必然的に対話を重ねないといけません。
もちろん、学習の中にこの環境があればいい、つくれればいい。でもそう簡単に必然性を作れないのは、先生方ならわかっていることでしょう。
PAのアクティビティを効果的に用いることで、学習の中にもそれが起きやすくなるのは確かです。アクティビティの後の振り返りによって、日常のコミュニケーションにもちゃんとつながっていくのです。
PAの場ではできるのに、普段はそれが足りないよね…それは、もしかしたら振り返りが機能していないかもしれません。体験学習サイクルを回し、日常への浸透もはかっていくことができます。
まとめ プロジェクトアドベンチャーの可能性

PAについて、ボクの考えを書いてきました。いかがだったでしょうか。
PAの理念の中に、大切な二つがあります。
それは、Full Value Contract(FVC)【フル バリュー コントラクト】と、Challenge By Choice(CBC)【チャレンジ バイ チョイス】です。
PAJのホームページから引用です。
PAプログラムでは、プログラムを始める前に簡単な約束をしてもらいます。
これをフルバリューコントラクトといいます。これは、お互いの努力を最大限に評価するという約束です。
つまり、「自分を含めたメンバーをけなしたり、軽んじたりしない」、具体的には「お互いの心の安全と身体の安全を守る」、「自分に正直である」、「ネガティブなことにこだわらない」などがあげられます。
PAプログラムには強制はありません。
挑戦への選択の自由が常に保証されています。個人の挑戦レベルとその方法は、自分自身が決定します。
また、自分が挑戦を選択しなかった場合でも、グループから外されるのではなく、グループの仲間にどのような方法で協力できるのかを考えることも選択のひとつになります。
両方とも非常に重要な考えです。
さて、あなたがこれからPAをやってみるのも「チャレンジ・バイ・チョイス」です。
まずはアイスブレイクのアクティビティから試すってことも大事。どんな一歩をきるか自分で選んでいきましょう。

あお
それでは、今日も良い1日を!
プロジェクトアドベンチャーも取り入れる楽しい学校を仲間と作っています!
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