おはようございます。
娘の歌に対する情熱が高く、そんな習い事やったほうがいいんじゃないかと思っている親バカの「あお@aosenn」です。
さて、今日から初任研じゃ教えてくれないことシリーズをスタートさせたいと思います。
初任研で教わらないこと!?喧嘩売る気なの?
まーくん
あお
そんなつもりはないんだよ、でもあの時、ボクが辛かったことを思い出し、数年経ってわかったことが役に立てばと思って‥
初任時代、ボクもいっぱしに苦しんでいました。右も左もわかず誰でも大変なんです。
仕事の仕方がわからなかったあの日に「仕事の優先順位のつけ方」は誰かが教えてくれたらなぁと思ったんですね。
今日はそんな話をしようと思います。
目次
毎日、毎週、毎月やる仕事(ルーティン)を覚えよう
まずは仕事の基本を覚えていく必要があります。
基本は、教員のルーティンワークを覚えるということ。
ルーティンワークは繰り返しやる仕事のことで、毎日、毎週、毎月のルーティンがあります。
・出勤退勤カードを押す
・アレンジャーから書類を取る
・子どもたちに必要な配布物を配る
・出欠席の記録を取る
・宿題のチェックをする
・出欠席の記録をPCに入力する
・打ち合わせに出席し、やるべきことを整理する
・先生の振り返りをする
・子どもたちの振り返りをチェックする
毎日のことで言うと、こんな感じでしょうか。
毎週はこのような感じで、早朝の休日出勤でこなしていました。
・出欠席のデータを提出する
・学年便りを作る
毎月は少ないですが、やるべきことがあります。
学年便りは場合によっては、輪番で回していくでしょう。
こういう仕事があるんだということ、そしてそれが普通にできるようになることを目指した上で、1つの仕事にどれぐらいの時間がかかっているかを把握しておきましょう。
大体で大丈夫です。
あとは、その時間を短縮できないか、工夫している先輩に話を聞いてみましょう。
ボクの場合、
- 学年便りはこういうデータを持ってくれば早く作れる
- 出欠席は毎日打ち込んでおけば、記憶に頼らなくてもいい状況を作れる
- 週案には一旦、教科書会社の文章を使ってもいい
などなど、いろんなコツを聞いていました。当たり前のルーティンを、ちゃんと理解した上で効率良くこなせることは、仕事において大事なスキルです。
先輩に聞くと、よっぽどじゃなければ、教えてくれるんだよね!
まーくん
あお
その人なりの工夫が見えるところだから、聞いて悪い顔する人いない!どんどん聞いてみよう!
裁量権がある仕事(やりたいこと)を見分けよう
慣れてきたら、そこで終わらないこと。
あお
できるようになった基本的なことだけでドヤっててもしょうがない!
今度は、自分に裁量権がある仕事は何かを見つけてみよう。
よくある仕事のマトリックスで言うと、
「緊急じゃないけど重要な仕事」です。
もうちょっと詳しく言うと、「重要な仕事」の中には、
「自分にとって重要な仕事」と「学校にとって重要な仕事」があります。
大事にしたいのは、「学校にとって重要な仕事」なんですが、「自分にとって重要な仕事」をどのくらい知っているかで、そのバランスが取れると思うんです。
「自分にとって」を忘れて、「学校にとって」を優先するあまり、辛く働いてしまう人をたくさんみてきました。「自分にとって重要な仕事」はどんなものかがあるか…それがわかるように毎日の振り返りを大切にしましょう。
ボクの場合
- 子どもの感情を大切にした学級経営の方法
- 自分の好きなパソコンを使ってのワクワクを生み出す仕事
- スポーツを絡めて、集団でできること
こんなことが特に好きだなぁと思いました。
こればっかりやってたら、白い目で見られるのですが、学校のことをしつつも、自分のやりたいことを忘れずに取り組んでいました。その優先順位を下げすぎないって非常に大切なことなんじゃないかって思います。
まぁ、白い目で見られていたけどね。
まーくん
あお
言わんといてー!
自分に裁量権がある仕事を持っておく、やる時間を確保しておくことは、実は教員の仕事がより豊かになるのを手伝ってくれるのだと思います。
仕事に追われてきたら、大きなことから着手する
やるべきことが多すぎて、パニックによくなるのは初任の仕事です。
最近はそう言う人も減っていたね!
まーくん
あお
ボクはしょっちゅうパニックでした!優秀な人が増えましたねー
やばい時にやばいと言うのは大事です。
周りへの「助けてー!」は重要なスキルです。
大きな仕事(例えば校内研究会の授業とか、通知表の作成とか)がある場合、そうでありながらも日々のことをやるのが、教員という仕事です。
さて、そんな時にどうすればいいのでしょうか。
ここで大小の小石が瓶の中に入る状態を想像してみてください。
この瓶の内容量が、1日にこなせる仕事量だとします。
小さな石からそこに入れると、やがて大きな石(大きな仕事)の入るスペースが埋まってしまいます。
大きな石を最初に瓶に入れるとします。すると、小さな石はその隙間に収まることができるわけです。
これが大きな石(仕事)を抱えてしまった時の対処法です。
まずは一番大きな石から片付ける。
ただし、
1日にその石のことばかりやっていたら、小さな石が入る隙間も無くなってしまいますよね。
だから
- 大きな石はなるべく工程を分解し、毎日少しずつやること
- 小さな石が入っても大丈夫な量を把握しておくこと(ルーティンを知っている)
- 放課後は疲れが溜まって、やる時間も少なくなって大きな石は入れにくいから、1日のスタートである朝の時間を上手に利用すること
これを心がけると変わってくると思います。
ここに2つ目で話した自分の裁量権がある仕事を上手に組み合わせてみましょう。自分が好きなこと、ワクワクすることは、1日の彩りを変えてくれます。
ワクワクすることがあると、なんとなく他のこと頑張れるよね!
まーくん
あお
1日、1つ何かのワクワクを入れておくといいね!
こんなことを考えながら、仕事を組み立てていました。
仕事の優先順位の付け方 まとめ
- 先生の仕事のルーティンを覚える!かかる時間も把握する
- 自分にとってワクワクする仕事を知る
- 大きな仕事は、朝の最初に少しずつ取り組む、他とのバランスを考えながら
これらの基本的なことを毎日の中でちょっとずつできるようになっていきましょう。目の前の子供達を第一に、でも1週ごとに自分の仕事を振り返る時間を作るといいですね。
ボクもいまだに週次レビューでルーティンを把握しています。
ルーティンに変化を与えることが、ボクの強みの維持にもつながるからです。
この「初任研じゃ教えてくれないこと」シリーズは全10回で連載予定です。
元教員なのに、たまには役立つこと書くじゃん。
まーくん
あお
あなたのすぐ横にいる先生に聞くことを一番大事にしてください。ボクの意見は参考程度に。
これから教員になられる方、若い方を心から応援しています。
あお
それでは今日も良い一日を!