2冊目の著書!「プロジェクト活動」のススメ

学級討論会のテーマ(議題)を工夫しての授業参観

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あお

あお

あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

まーくん

あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。学習する学校の読み方をピーターセンゲに師事している友人から聞き、感動した「あお@aosenn」です。急に読みたくなってきました!

6年生の担任をしていた際に、授業参観で学級討論会の授業をしました。

しっかりとした意見、発言を連発しながらも、保護者が笑っちゃうような場面や、深く考える場面もあるステキな授業にすることができました。

手ごたえがあった参観!こういう時こそ、分析しておかなければ。

まーくん

まーくん

あお

あお

その通り、気になるテーマとともにまとめておくよ!

今回の記事のエピソードはこちらを!

学級討論会のテーマ(議題)が参観に合っていた!

手応えをつかめた大きな理由として、テーマが授業参観に合っていたことが挙げられます。

この時のテーマは次の二つ。

  • 中学校にも給食があるとよい。
  • 大人は夜遅くまで起きていてよい。

見にくる保護者の方々も、話し合いを聴いて楽しめる内容にしたいと思っていました。子どもたちと相談しながら、2つを選んだのです。

子どもたちの説得力ある意見に、保護者もうなりながらも、面白い意見を連発!盛り上がりました。

ちなみに候補にあげようとしたテーマは他にもこんなものがありました。

  • 小学校にも制服があったら良い。
  • 小学生はスマホは持たない方が良い。
  • 土曜日も学校があると良い。
  • 野生の猫より、動物園の猫の方が幸せである。
  • 大人よりも子どもの方が得である。
  • 住むなら田舎よりも都会が良い。
  • 兄弟では、兄・姉より、弟・妹の方が得である。

以前に研究授業でも行ったことがあって、その際講師の先生が話していたのは、両方ともにメリットがあるということ
「給食は残さず食べた方が良い。」だと、まぁそうだよねと「賛成」の方が強くメリットを感じてしまいます。そうじゃなくて、調べたり考えたりしたときに、両者にいいところがあるよね…っていう状態になるテーマであることが大事だと思います。

また、今の子どもたちの話題に挙がることも重要です。

大人はよく起きているんだよ、すぐ寝ろっていうのにさ。

子どもたち

子どもたち

なんて声が挙がっていたので、このテーマを選びました。

今だったら、

「日本はコロナウィルス の自粛よりも経済の維持を考えた方がいい」だと日常と遠すぎるので、

「コロナ対策のための〇〇は、やめた方がいい」とかですかね。

準備時間をしっかり確保して学級討論会をしよう!

1時間と少し、準備の時間を取ることができました。学校の中だけでなく自主学習で取り組んでくる子も多くて、根拠をしっかりと示そうとしていました。

またipadとインターネットを6グループ全チーム使えるようにしていたことも大きいです。

おぉ、各クラスにあるの??

まーくん

まーくん

あお

あお

そんなにはないけれど、2年までも学校に50台ぐらいのiPadがあったから、便利に使えたよ。

公立の学校にも少しずつ環境が整ってきています。

最新の機器が、いつでも当たり前に使える状況

そういう環境整備ってすごく大切だなぁと改めて実感しました。

ちなみに、ヒミツキチ森学園でも3台のiPadが使えるように、昨日作業を完了することができました。

appleとあんなに長く電話してサポートしてもらったのは初めてかもしれません。アプリのダウンロードやフィルタリングなど、無料でできることが意外と多いのだとわかりました。

テーマへの解答も加味した討論会のグルーピング

今回は話し合いたいテーマに沿って、希望を聞きながら、先生がじっくりと考えてグループを組みました。

自分が賛成か、反対かの意見を聞きながら、全員が自分の考えのもとで話し合えるようにグルーピングを行いました。

確かに自分はこう思っているのに、人数で調整されたら、嫌だよね。。

まーくん

まーくん

あお

あお

これが一番やっちゃいけないことだよね。グルーピングは慎重に。

グループを組むときには、いつも慎重になります。かなりの時間をかけてグルーピングは行います。

どのグループも多くの対話の中でチームへと変化できた気がします。

相手の声に最後まで耳を傾けている。

グループの中での対話量が増えている。

給食を食べるときに、討論会のグループごとに話し合いながら食べるなど、ぐっと仲が深まる様子が見られました。

どのグループもというのが非常に大事だと思っています。
説得力のある討論会をしようと、最後まで目的を忘れずに取り組めていました。どんなメンバーと組んでも大丈夫という手応えは、またクラスを一歩進めてくれるはずです。

学年のプログラムデザインの中で、役割と関係性という言葉が入っています。こういう学習の中で、討論会の役割分担をし、個人が責任をもって学習に取り組むこと。また希望で決めた関係性の中でも結果が出たこと、嬉しく感じました。

プログラムデザインについてはこちら!

保護者の方からの討論会へのコメントも届きました!

自主学習ノートたくさんの保護者の方から、授業の感想をいただきました。

こうやってつながっていけるのも嬉しいことだね!

まーくん

まーくん

あお

あお

学級通信を利用して、前後にちゃんとストーリーを創っていくことが大事!

温かい言葉や嬉しい言葉をいただき、ボクも子どもたちも授業を振り返りながら喜んでいました。

1回目の参観とはまた違った子どもたちの姿、学習への取り組みが見られてよかったです。

この時の1回目の参観の失敗から考えたのはこちら!

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

この記事のエピソードはこちら!

授業参観については、この記事もどうぞ!

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