おはようございます。
自動車通勤太りを解消すべく、早く走れるような気候になあれーと切に願うヒミツキチ森学園のあおです。
さて、今日は二分の一成人式についてです。
近年、騒がれているあれですな。。。
まーくん
あお
はい、何かと批判の多い、あれです。。。。
今は、実施するかどうかについて検討がされつつある二分の一成人式。どのように取り組んでいくか、各校の判断が問われているんですね。
これは、6年前に実施した二分の一成人式の記録です。こんな方法もあるんだとお読みいただければと思います。
コロナの今でも実施する先生方のヒントにはなるかもしれません。
あお
それでは、どうぞー!!
目次
「10歳のありがとう」で二分の一成人式の呼びかけ
群読 10歳のありがとう(全)
ぼくは生まれた
私は生まれた
小さかったぼく
何もできなかった私
ぼくはたった
私は歩いた
何か困ると
助けられて(全)
何かできるようになると
喜ばれて(全)
ぼくは育った
私は育った
大きくなって
小学生になった(全)
1年生(全)
ピカピカのランドセル
広い校庭
大きな校舎
新しい友達と先生
初めての運動会では
夢中になって走った
2年生(全)
親しくなった仲間と
待ちに待った遠足(数人)
力を合わせたグループ学習
みんなで感じた達成感
3年生(全)
初めてのクラス替え
先生が変わって緊張した
新しい授業も始まった
4年生(全)
とうとう高学年
クラブ活動が始まった
楽しかった臨海学校
勉強に(数人)
遊びに(数人)
毎日が充実している(数人)
そして今(全)
僕たちに夢がある(男)
私たちには未来がある(女)
※ グループ群読の箇所
たくさん笑って
時々泣いて
たくさん喜んで
時々なやんで
そんな毎日が重なって
10歳になった(全)
僕を生んでくれたから(男)
私を育ててくれたから(女)
10歳になった(全)
元気一杯(数人)
笑顔いっぱい(数人)
子どもの階段を駆け上がる
大人になるまであと10年
僕たちを(男)
私たちを(女)
よろしくお願いします(全)
こんな教材があるんだね!
まーくん
あお
この動画を見て、初めて群読にチャレンジしてみようと思ったんだ!
実際にどのように取り組んだのか、次の章で見ていきましょう。
群読の呼びかけを含めた二分の一成人式の指導案
この年の二分の一成人式「10歳の成長を祝う会」では、過去、現在、未来を織り交ぜた「群読」に挑戦しました。
体育館が改修工事で使えなかったため、各教室で実施せざるを得ませんでした。
あお
コロナ禍のいまと近い状況かもしれません。
当日は、インフルエンザのピーク!で欠席が多かったこと、体育館が使えないので、「各教室」→「全員がなんとか集まれる外の場所」でやらざるを得なかったこと。
そんな条件の中ですが、感動的な式でした。
あお
ボク自身「群読」には初めて取り組みましたが、子どもたちと楽しく作ることができました。群読の流れは次の通りです。
- 10歳のありがとうを※までみんなで読む
- 一人ずつ過去から今への成長した個人のスピーチをする
- 今を表現するために、今頑張っているものでグループを作り、グループスピーチをする
- ※以降をみんなで読む
子どもの頃の写真を流しながら、個人のスピーチ(1人20秒ぐらい)を途中で入れました。バックミュージックも上手に使いながら、素敵なスピーチを子どもたちと作れたと思います。
グループスピーチは完全に子どもたちの演出100パーセント。各グループにまかせました!
この子達らしい素敵なスピーチでした!
群読の後は、いろいろなことに配慮しながら書いた「感謝の手紙」を交換することにしました。
子どもの声をよく聞き、手直しはほとんどしなかったね。
まーくん
あお
この手紙は、学年や管理職とよく話し合って、確認した方がいいと思います。もちろん、ボクらもそうしました。
コロナでもできる?二分の一成人式のアイデア
こういう制限がかかる場所での開催は初めてだったのですが、クラスでは保護者との距離が近く、様々な工夫を凝らすこともでき、これはこれで素敵な式にすることが出来ました。
いつでも体育館で行うという思い込みは無くしてもいいかもしれません。スピーチのような個人的なことは、教室でやることもできます。同じく保護者への手紙や、保護者からの手紙もそう。こういうパーソナルなことは、教室単位でも十分に可能なんです。
最後は屋根がある外の場所で、合唱と合奏。
学年でいろいろなことをやってきたこの一年間、最後はどうしても学年で集まりたいと校長先生にお願いしました。
あお
思いを汲んでくださった管理職に感謝です。
コロナウィルス が蔓延している今、外での合唱を含め、全体での実施は難しいかもしれません。でも音読は教室内で距離を取ることでできたり、保護者の参観はできなくても、録画したものを見て、みんなで祝うということもできるのではないでしょうか??
しばらくはこういうことに配慮しながらも、どう行事をデザインしていくかという0からつくるワクワクする取り組みが続きそうですね。
そういうの得意としてたもんね。でもみんな好きじゃないのよ、普通は。。。
まーくん
二分の一成人式 手紙への批判は大切
この年、最後の授業参観にふさわしく、温かな雰囲気の中、子ども達が伝えたかった「感謝と成長」伝えることができたと思います。
色々な批判もあるこの行事ですが、ボクは4年生という「個と集団」「素直さと思春期」のバランスが取れたこの時期にこそふさわしい素敵な行事だと思っています。
もちろん、ボクたちも最大限の配慮をしていますし、特に学校側へどうこうという声はあがっていません。
あお
いろいろな状況があり、学校によっては「それは辞めるべきだ」という意見についても、よくわかるんですね。
惰性と踏襲のオールド教員スタイルでやっているなら、即刻辞めるべきです。手紙はいろんな環境の子供への配慮が足りないっていうご批判もまっとうですよね。
ただ、一概化しすぎな気もします。
やることベースで考えすぎ。
教師が泣きたいだけでやらせているなんて報道もあり、偏っているなぁと思いました。
あお
こういう識者の報道に踊らされた目で見ることで、また別のマインドセットが働くんだろうなぁ。
成長を祝うこの行事を通じて、どんなことをしたいのか。形だけじゃなくそのプロセスでどんなことを先生として狙っているのか。それがはっきりしているのであれば、目の前の子たちと作っていく柔軟さがあれば、素晴らしいものになるのではないでしょうか。
成長を考えた上で、皆が納得できる形であるなら、やり遂げたい行事でもあります。目の前の子どもたちに合わせて、やれることをやるだけかなぁと想っています。
ダメだから削ればいいとは一概には言えない、少なくとも現場の教員からの視点ではです。
感謝の言葉を強要させたり、手紙に同じ文言を入れたりする必要はないと思いますが、節目であることは確かです。
考えてつくることが大事ってことよね。
まーくん
あお
安易に批判して終わりにはなりたくないね。
皆さんはどう考えますか?
これって、どんな子になってほしいのか、ボクらの仕事は何をすることなのか考えるチャンスだと思っています。
報道に踊らされて安易に考えずに結論づけることなく、その先へ…
応援しています。
あお
それでは今日も良い一日を!
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まーくん
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