おはようございます。
久しぶりのフットサルで、身体がめちゃんこ痛いヒミツキチ森学園のあおです。40歳になっても動き続けます!
さて、今日は「軸ずらし」「スライド思考」「意味変」ってのがいいらしい!というお話をしたいと思います。
軸ずらし?それって何なのさー??
まーくん
あお
最近、入ってくる情報についてもこれをすると上手くいったってものが多いんだよね
軸をずらす・スライド思考は同じ意味で、1つの現象の中で他の要素はないかな?とずらして考えるということです。
「意味変」はキングコングの西野さんがオンラインサロンやVOICYでしゃべっているんですが、あるものの要素を分解して、別の役割として作用しないか意味を変化させることです。
西野さんは、「えんとつ町のプペル」を、絵本として売るのではなくて、お土産として売ることで、たくさんの方・子どもに届けることができたと話していました。
これっていろんな人にも使える思考だと思い、普段から考えているところなのですが、今日はそんな話をしたいと思います。
あお
さて、順に見ていきましょう。
目次
学びも軸ずらし・スライド思考でうまくいく!
ボクはいろんなことを「軸ずらし」することで学んできました。
初任の時から、教室と社会との学びの接点を考えていて、日経assosie(現在は廃刊)などの雑誌を読みあさっていました。
特に手帳、PCスキル、タスク管理なんかは、外部の学びから学ぶことが多かったです。
ここで大事なのは、他から学ぶスキルを「先生にも生かせないかな?」と軸をずらして考えること。軸ずらしで考えることは非常に面白く、自分の働き方以外にも学級に生かせるものがたくさんあったのです。
初任の頃には、本からしか知識を得ることができなかったのですが、実際にセミナーなどが近くで開かれることになり、学びの幅もうんと広がりました。
特に「ライフハック研究会」で、講師の佐々木先生、北先生から学んだことは、大変大きかったです。
そこで習った「たすくま」、「ブログ」、「workflowy」は、その後学びに欠かせないものとなりました。
軸をずらしたからこそ、新しい学びをたくさん得たんだね。
まーくん
あお
]そうそう、人との出会いも大きかったよ。地元で研究会が開かれるのも大きかった。
今では、みんなのオンライン職員室でファシリテーターをさせてもらっているのですが、ヒミツキチ森学園でも日々実践しているイエナプランの講座や、システム思考の講座、さらに探究の講座など、自分の軸に沿ったものを「自分が講師の先生と作って学ぶ」というスライドをしたことで、さらに学びが深まっているのを実感しています。
学校でも軸ずらしで貢献できる!
学校の仕事の中でも軸ずらしで貢献していることがたくさんあります。
ボクは学校の先生の仕事の大きな魅力の一つは、何にでもなれる、体験できるってことだと考えてきました。
例えば、文化祭で劇をすれば劇場作家にもなれる。体育の道を極めていけばスポーツインストラクターにもなれる。
映像を編集すれば、映画監督にもなれる。
あお
あくまで職業ではなく、仮想ということですよ!
いろんな職業のことを、ちょっとずつ学んでいけるっていう感覚は初任校、2校目ですごく大切にしていて、楽しさを感じる瞬間でした。
なりきって仕事する楽しさでしょうか、新しい知識を吸収し、挑戦するのは楽しかったですね。
教師っていう教える存在から離れたこんな瞬間もすごく好きで、スキルは色々見につけました。
映像編集や音楽編集など、PCを使いながらやることは、たいていできるようになったので、大きく同僚に貢献することができます。
また、運動のことについては、身体の動きを分解したり、ヨガで柔軟性を磨いたり、呼吸のことについて深く知ることによって、多面的に学び、教えることができるようになりました。
軸ずらしって学校の中でも貢献できるんだ!
まーくん
あお
ボクの場合、ずらしすぎてて、煙たがられるケースもありましたが、すみません。。
でも、換えの効かない存在になれるって大きいですよね。権力を持つとかではなく、学校に貢献できるって意味で、人と同じことしていても、なかなかそうはならないと思います。
一生懸命やってたら、ちょっとズレていることでも学びになるし、ボクなんか今は動画編集が副業の仕事の1つとして成り立っています。
転職も軸ずらし・スライド思考で
この記事を書いている当時(およそ2年前)、転職に関してTwitterで活躍しているmotoさんの本を読みました。
motoさんは、自分の軸を少しずつずらしながら、年収を高める転職を繰り返すことで、理想の生活を手に入れている人です。業界や専門の軸をずらしながら成長していく転職には今注目が集まっています。
今読んでいる別の本からは、
「収入じゃなくて、何を学べるかで仕事を変えろ!」
というアドバイスもあります。
転職の世界でも軸ずらしで上手くいく人が今後増えていくのではないでしょうか。
さて、今の転職の話を当時の自分に当てはめてみます。
あお
こっからは先生の皆さんにも当てはまることなんで、自分ごとでお楽しみください。
軸をずらすにしても縦にずらすのか、横にずらすのかで違ってきます。
縦にずらす場合は、教務主任や管理職を目指すルートです。上の立場を経験することで、また学校の先生の仕事を違う視点から味わったり、責任ある立場で地域に貢献することができるでしょう。
あお
ボクが打診をいただいても、この道を秒で断ったことは内緒です。
ただ、上司や管理職のことは尊敬しております。
また上方向だけではなく、下にずらすことも可能です。例えば非常勤講師になることで、学校の職務を減らしながら、イチ先生としてやっていくということも可能なんだと思います。
ボクの友人にも何人かそういう人がいます。
次に横にずらしてみましょう。
職を変えることになるのですが、例えば私立の学校に行くことも一つの横ずらしですよね。大きくはズレないのかもしれませんが、色々とやれることは増えそうです。
または違うタイプの学校に行くこと。
シュタイナーやオルタナティブスクールなど、横にずらすことで、自分の教育観を変える経験を得ることができます。
さらに言えば「教える」を中心に塾業界に入っていくことも可能ですし、コンサルタントとして違う知識を得ながら働くこともできそうです。
motoさんの本にも書いてありましたが、転職の適切なタイミングは、「絶好調のとき」です。今の場所が嫌で動くことはあまり良い結果を生まないとよく言われていますもんね。
あお先生もどっかに動くの??
まーくん
あお
さてさて、ボクがどんな風に動いていくのか…楽しみにしていてくださいね。
これをかいた半年後に、ボクは今の職場ヒミツキチ森学園を開校して、そこで先生をしています。半年前のこの時期では、転職は決まっていませんでしたが、そこからいろんなことが起こるもんです、人生(笑)。
意味変を使う機会が多くなった転職後
そして最近では、「意味変」をどう使うかを考える日々です。
- 学園の校舎を学び場としてだけではなく、「親とつくる豊かなコミュニティ」と変えてみたら?
- クラウドファンディングを、お金を集める装置じゃなくて、「大切な仲間をつくる機会」としてみたら?
- みん職のゼミを、学習する講座ではなく、「仲間と対話するコミュニティ」としてみたら?
- パンフレットを案内状ではなく、ギフトにしてみたら?
- 書斎を本の置き場ではなく、「自分の学びを磨く戦略室」にしてみたら?
常にその意味を変えることで何ができるかと考えるのは楽しく、それを実行していくのが面白い日々です。
意味を変えることで、自分だけではなく、他の人に届ける意味も変わってきますよね。
この辺の最新のことは、noteに書いてあります。有料ですが、ヒミツキチ森学園への「応援マガジン」としていただけたら…これも意味変ですね!
1つの意味では当たり前は変えられない
いかがだったでしょうか。
1つの意味だけでの主張は、SNSを見ればそこら中に目にしますが、ボクは大して意味を持たないなぁと思っています。
それよりも仲間とともに考え、つくることだったり、意味を変えて、ずらして相手に届けることだったり、届ける相手が目の前にいることの方が、価値が高まっているこの頃だと思っています。
一つの価値観、一つの専門性を極めていくことも大切かと思いますが、「軸ずらし」を上手に使って幅広く学び活躍していくことも、ある程度の市民権を得られる世の中になっていますよね。
あお
それがこの15年の変化だと思います。
何が正しいのかは、主張しているだけじゃ変わりません。一緒にいろんな人とつくっていけたらと思います。
あお
それでは今日も良い一日を!