おはようございます。
梅雨に入っても子どもたちと外を駆け回っているヒミツキチ森学園のあおです。昨日は修学旅行のトレーニングのために、葉山を8km歩きました。
さて、今日は学級崩壊についてです。
小学校の先生だったら、誰しも経験した、もしくは経験しそうになったり、間近で崩壊を食い止められなかったということはあるのではないでしょうか?
その学級崩壊ですが、11月と2月に多いということがよく言われているんですね。
なんで11月と2月なのー?

まーくん

あお
今日はそこについて考察してみました。
ちなみに検索したらこんな記事も出てきました。
合わせてお読みいただけると、よく理解できるはずです!
目次
学級崩壊の原因は、担任にあるの?

まず大前提として、学級崩壊は先生のあり方で起こるものだと思っています。
そうなの!?

まーくん

あお
いろいろ見てきたけど、そこが一番大きいね。
先生の言動で、子どもたちにいい影響があることも多いですが、時にそうではない時もあります。自分の行動が、明らかにマイナスになっているなぁと感じる時があるんです。

あお
そこを深掘りしながら、またアジャストしてきたので、今まで崩壊せずに先生ができたのだと思っています。
30人いたらいろんな子がいるわけです。中には自分と合わない子もいるのは当たり前です。
みんながこっち向いてくれているっていう幻想を描くのはやめましょう。合う子もいれば合わない子もいる、じゃあそのアプローチの仕方をどう考えればいいかってことが大事ですよね。
この本がその辺は詳しいですよ!
みんなに対する行為を同じにするのが公平ではなく、その人にあったアプローチを変えながら、幸せに感じてくれる人を増やし、いずれみんなに広げていくのが「公平」だと思うんです。
それでは、学級崩壊を招きやすいタイプは、どんな先生なの??

まーくん

あお
わかりやすく、こういう場合があるよ!ということで分類させてくださいね。
全てが担任の先生のせいと言っているのではありません。後半にもありますが、ヒューマンエラーじゃなくて、システムエラーを見るべきだと思います。
便宜上、先生の種類で分類していきます。
崩壊の原因は、圧倒的な力技タイプの担任?

「女帝」とかいう言葉が一時期流行ってましたが、いわゆる「王様タイプ」の先生ですね。
自分の言うことが全て、子どもたちをどちらかと言うと規律や恐怖で支配するタイプです。
子どもたちは、しっかりと動いているので周りから見ても一見気づかないのですが、子どもたちの心は冷やされ続けています。
それが重なり溜まっていく。
夏休みでリセットされたとしても、夏休み明けから3ヶ月が経つ11月頃に、溜まったものが吹き出る可能性があります。
誰かの反抗だったり、先生側のミスが発端です。
このタイプの先生にも、いろいろな人がいて、教室内のリーダーの心を掴むタイプがいるんですね。そうするとなんとか3月までクラスは続いていくと思います。

あお
かつての自分のことを言っているみたいで、冷や汗が出ます。2年目の教室なんて、本当にこんな感じでした。
しかしながら子どもたちの力関係が読めなかったり、クラスの中にいる頑張っている子たちの心が離れ始めると、厳しいものに変わります。
このタイプの先生で、「近年、なかなか指示が通らない」と感じている先生は多いのではないでしょうか。
崩壊の原因は、策なきクラス経営タイプの担任?

実はこのタイプが今増えている気がしているんです。
学級経営の策がないと言うか、策がうてない先生が増えているのが実感です。
子どもたちが伸びていかない。
成長への期待感が無い分、11月ごろに自分への期待がぐっと下がってしまい、その余力が別のところに向いてしまう。子どもたちが、力を持て余してしまっているんです。
友達や教師を攻撃する、ものを壊すなどの、違った形で現れてくる崩壊パターンです。
これって策がなくて当然というか、難しいことなんです。
例えば若い先生が今一番追われているのが、授業の準備や事務仕事です。特に学校全体に迷惑がかかる部分は優先されているのは当然です。さらにいうと、今の先生方はコロナで対応の方に追われているでしょう。
そうなると、学級経営って一番後ろ回しになっているのではないでしょうか。
経験年数が増えても「学級経営に策がない」という先生は、少しずつ増えている気がしています。
これは個人として子どものつながりをつくる、集団としての高まりをつくる、それを一年間でデザインしている…そんな総合的な視点が必要なので、ぜひ学んで欲しいところです。
ボクのやり方はこちらに書きました!
最終的に崩壊する原因?魅力第一主義タイプの担任

最後に、先生の魅力で子どもたちを惹きつけていたタイプです。
人柄だったり、見た目だったり、惹きつけることができる人はいるわけです。「なんとなくクラスが上手くいっている」っていうタイプですね。
しかしながら1年間それで惹きつけるのは無理です。
完全なる飽きからくる崩壊です。策もないし、規律もないし、一気に崩れるんですね。
30代40代と年齢を重ねると…惹きつける魅力だけだと限界があります。

あお
ボクは若い頃、飛びつくように子どもたちが寄って来ていましたが、これがいつまでも続かないよなぁと危機感を感じていました。
ボクに寄ってきているのは年齢が近いからだ、これは自分がすごい先生だからじゃない…そう言い聞かせながら、外に学びに行っていました。
不安からくる思い込みの部分もありましたが、今振り返っても本当にその通りだったと思っています。
近年のボクみたいに、男子からも女子からもカンチョーをされるという謎の魅力とはまた違うかなと思いますが(笑)
明らかにその魅力が落ち、決まった学年しか任せられないタイプは、確かに存在します。
学級崩壊はシステムで起こる?一人担任時代の終焉

ちなみにボクの周りでは、あまりこういうタイプの先生が見られず、いつも貪欲に学んでいる方が多かったです。
みたことも少なかったし、そうなる前に助けていたよね。

まーくん
ここで考えておきたいのは、いずれかの気質は誰でも少ならからず持っているということです。
主任という立場上、少し見せる(特に力技を)ことが0だったかというと、そうではありません。立場によって、立ち振る舞いが変わるのはあることです。
つまり担任の先生の責任で起こる学級崩壊もあるけれど、担任の先生に責任が全てではないのです。
そんなに単純なことじゃない。様々なシステムが反応しあって起こるのが学級崩壊です。

あお
担任一人のせいにするんじゃなくて、それを起こしているシステムをちゃんと見ていく必要があります。
そうじゃないと、「学級崩壊立て直し」の職人のような先生がやって来て、また「担任が一人で責任を持つ」システムが繰り返されるだけです。
一番、よくない現象だよね。。。また個の力でなんとかしようというんだから。誰も幸せにならない。

まーくん
学級のシステムや起こっていることを学び、ボクにも手助けできるアプローチがあるんじゃないかと思っているんです。
そんな想いでこちらの講座続けてます!
根本にあるものとして、一人で担任をする時代は終わったと思っています。
担任が2人いれば、今まで触れてきたタイプが武器に変わるんですよね。
タイプの違う先生がいれば、明らかに補完しあえる。もうそういう関係じゃないと、クラスって成立しないと思うんです。

あお
ただ、すぐには学校の中のシステムが変化しないですよね。
それを待ち望んでいては解決はしません。
ここで1つの考えを話すと、崩れ始めてからでは遅いので、予防をしていかないといけません。予防の難しさは、今見えてないものをイメージしながら、対策しなきゃいけないんです。
一人ひとりの学級をデザインするという視点が大事になります。
この予防という観点からも有効な学級経営の施策は1冊の本にまとめてあります。
ぜひ手に取ってみてください!

まーくん
ば、番宣の技術!?

まーくん

あお
それでは今日も良い一日を!
踏み込んでさらに言語化したのがこちらに掲載されてます
崩壊をしない第一はつながりがあること