おはようございます。
ヒミツキチ森学園のあおです。
今日は、教員時代のボクを救った小学校の学級経営におすすめの本を10冊ご紹介いたします。
今も我が家の本棚に並んでいる素敵な本たちです。再読の苦手だった自分でも、これらの本は何度も見直しました。
ランキング形式にしようかと思ったのですが、甲乙つけがたく悩んでしまうため、10選として紹介させてください!
どれも自分を救ってくれた、学級経営に役立った10冊です。
あお
それではどうぞー!
目次
赤坂先生のアドラー心理学に基づいた学級経営の本
アドラー心理学を元にした学級経営をしていた赤坂先生と出会ったのが、教員2年目。本人のキャラクターも、本の中身にも、衝撃を受けました。
たくさんの本を読んだのですが、教員12年目にもう一度、子どもたちの「つながり」を考える上で役に立ったのがこの本です。
共同体感覚の支えとなる子ども同士のつながりはどうやったら強くなるんだろう。
そのヒントがこの本には載っていました。
そこから生まれたのがこの実践!
この本のおかげで、3校目の学校でも、新たな形を見出し、高学年をできる手応えを掴むことができました。
感謝しかありません。
クラス会議の奥深さを知り学級経営にのめり込んだ本
赤坂先生とのつながりからこの本を知ることになります。
あお
え!こんなに体系化した学級経営の本が世界にはあるのか!?日本の教育書読んでいる場合じゃねぇ!
極端なんだよね、君は。
まーくん
あお
重々承知です。日本の教育関係の本も素晴らしいです。
当時のボクには衝撃的で、この本に書いてあることを、ボクの5年目の教室でまるまる実践しました。初めての1年生、今でもそのクラスのクラス会議は鮮やかに記憶に残っています。
子どもを信じること、そのための学級づくり、この本には詰まっています。ボロボロになるまで読み込むことになり、ボクのベースを作ってくれた本です。
なのに廃盤が悲しい!
重厚な本ですが、ぜひ読んで欲しいです。
岩瀬先生と出会い、学級経営の新しい形を知った本
その後、ボクは岩瀬直樹先生と出会います。
この出会いも衝撃的でした。埼玉の教室まで研究発表を見にいかせてもらって、涙したのを覚えています。
あお
こんな先生がいるんだ‥自分のやっていること全部見直して、死ぬ気で努力しないと。
そう決心したのを覚えています。
後になって岩瀬先生がちょんせいこさんと出したのがこの本。
ボクも擦り切れるほど読みました。
ここに書いてあることはほとんど実践しましたよ。2校目では学級経営のベースになった一冊です。
プロジェクトアドベンチャーに浸かる中で出会った本
この本は最初に理論、後に実践があるのですが、理論が秀逸でした。
PAがどうして教室の中に必要か、その理論が事細かに書かれているのです。PAJの研修を受けながら、この部分は何度も読み直しました。「グループのちからを生かす」に書かれているのことも擦り切れるほど読みました。
全てを理解しているとは言い難いですが、PAをどう取り入れるのか、ビーイングが何に生きるのかは、実践しながらこの本から吸収していきました。
PAを知らないという人は、おすすめの一冊です。
子どもたちをみるということを学べる本
そして関心は、子どもたちをみることに移っていきます。
特に保育の分野から学べることが多いことに気づきました。ちょうどレッジョエミリア教育の本などを読みながら、その分野の奥深さに、はまりこんでいった時に出会った一冊です。
この一冊は、見守ることについて書かれている本というよりかは、場が作り出す豊かな保育について書かれていて、環境を整えていくことで、子どもたちが育つことがわかりやすく載っています。
ボク自身に足りなかった部分で、この本から学んだことは計り知れません。
幼児教育にも憧れていたよね。。。
まーくん
あお
はい、すぐに影響されます。。。
西村さんの仕事への眼差しから学級経営を学ぶ
「自分の仕事をつくる」と迷いながらもこっちをチョイス。
この本は何度も読み直したなぁ。
一人の人間をどう生かしていくか。
その考え方が学級経営全体に与える影響について、この本から学んだことは多いのではないかと思います。
西村さんは岡山の講演でお会いしたり、他にもたくさんの本を読んだりしました。この本以外にも学んだことがたくさんあったので、この記事の最後に何冊か載せておきますね。
自分自身の生き方を学級経営に反映していくこと
生きている中で一番再読しているこの本も、学級経営にいきています。
この本の前半の自立については、ボクは学級経営のシステムの中にたくさん取り入れていました。
そして後半の相互依存のことも、学級の中で大事にしてきたことです。
繰り返し読みながら、社会とは学級とは個人とは‥多くのことを考えた一冊です。
この本は学級経営だけでなく、自分の生き方を変えてくれた一冊だとも言えます。
桑原先生の教室から学級経営のあり方を問い直す
教員13年目に桑原先生にお会いしました。
当時働いていた神奈川県の小学校にお邪魔して、ベンチのあるクラスを見させていただきました。
ベンチがあること以上に、桑原先生の在り方にすごく驚かされたのを覚えています。ボクにとっては気になるところもでも、子どもが戻ってくるのを信頼して待っていたこと。
今思えば、成長は短い一日のなかにあるんじゃなくて、長いスパンで子どもの成長をとらえている姿だったんだなぁと思います。
ボクらはつい、その場でコントロールして子どもたちの行動を解決しがち。でもそれは良くない。
ボクもちょっとずつですが、子どもの振り返りを信じて待てるようになってきています。あの時、見にいけて本当によかった。
昨年2月には大日向小学校で再会させていただきました。この一冊おすすめです。
888ページの分厚い一冊から学級経営を学べ!
この本を持った時、自然と笑いが出てしまいました。枕よりだいぶ厚いこの一冊。裁断して持ち歩きながら読みました。
再読はしばらくできなかったのですが、みんなのオンライン職員室で去年から講座を受け持たせていただいて、ピーターセンゲのお弟子さんの福ちゃんとともに学んでいます。
その中でまた読む機会が出てきて、改めてこの本の良さを感じています。
学級経営だけでなく、ヒミツキチ森学園の学校作りにも生かしています。
一人だと勇気が出ないこの本、もしチャレンジするなら、2週に1回火曜日に実施している「学習する学校実践LAB」で一緒に学びませんかー?
本当に必要なことを自らの手で書いた一冊
ボクの学級経営の根幹にある「つながり」。
これがどのような経験から生まれているか。仕事をデザインすることで、いかに軽やかに先制することができるようになったか。
その根底には、たくさんの経験と読んできた本、見てきた教室から生まれた学級経営がありました。
い、言うねぇ。
まーくん
あお
ほんと、それぐらいのことを書いたつもり。
この本では、2章に学級の1日を、3章に学級の1年を、自分自身がデザインしなおして実践してみた結果が載っています。
2章、3章を読むだけで、1年間のイメージがつきますし、経験を積んできた先生だからこそ「その手があったか!?」と気づく点が多いでしょう。
ぜひ手に取ってみてください。
今日紹介した本と関連する学級経営に役立つ本一覧
ここでは何冊か紹介します。まだ読んでない本もありますが、近々読み終わります!
赤坂先生関連の本
クラス会議関連の本
あお
友人の太一くんの一冊。新刊もおすすめ!
岩瀬先生の本
PA関連の本
西村さんの本
保育関係の本
ラーニングストーリーを書くのに役立っています!
NJP関連の本
いかがだったでしょうか。
今は学級担任ではなく、ヒミツキチ森学園の生徒全員をスタッフ全員でみているのですが、ボクの根幹はクラスをつくることにありますので、これからもたくさん学んでいけたらと思います。
あお
それでは今日も良い一日を!
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