おはようございます。
間もなく、莫大な記事のリライトが終盤戦に入っている「あお@ao-chan」です。。コツコツしてきたリライトの旅も終わり、山のようにある新記事作成に入っていきます!
振り返りの仕方はさまざまなものがあります。
でも、学校の教室の中で一番近くにいるのは、子どもたちなんです。だから、子どもたちの声をボクらに反映させていくこと‥これってすごく大切な要素ですよね?
あお
子どもたちの声によるフィードバックは、何よりも価値があります!
自分の実践に対して、子どもたちが「役立った順にランキング」してもらおうと思います。
急に思いついた。明日やってみよー
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年3月10日
今日は、29年度の実践を子どもたちの声をもとに振り返った結果をもとに、子どもに聞くことを考えていきたいと思います。
目次
クラスで取り組んできた実践の評価について
学習とそれ以外に分けて項目を立てました。
子どもたちには、自分に役立った順に1位から8位まで順位とその理由を振り返ってもらいました。
学級経営に関するアンケート!平均値を取り、数値化
各実践は次のとおりです!
◉ちょぼら(ちょこっとボランティア)1日1当番のことです!
◉プロジェクト活動
◉サークルタイム
◉ペアづくり
◉ビーイング(学級目標)
◉ハイタッチ
◉ファンレター
◉振り返りジャーナル
次の値は順位の数字の平均値です。
値が低ければ低いほど、役に立ったということだね。
まーくん
- ジャーナル 3.47
- サークルタイム 3.97
- プロジェクト 4.03
- ちょボラ 4.38
- ビーイング 4.78
- ペア 4.84
- ファンレター 4.84
- ハイタッチ 5.44
結果からわかることとしては、自分が思っているより大きな差がないなぁということです。。
1位で3.47という数字だと言うことは、バラツキがあって、1位を選んでいるものが子どもによって違うということです。
8位のハイタッチについては、このアンケート自体が自習の時間を利用して行ったため、「子ども同士か」「先生とか」という区別をつかないままやってしまったところがあります。
あお
ファンレターなど受け取るだけのもあり、単純に実践として比較できない項目だったと反省しております。
授業に関するアンケート!平均値を取り、数値化
◉読書
◉コーチングの先生による道徳
◉PA(プロジェクトアドベンチャー)
◉漢字練習
◉ポートフォリオ
◉自主学習
◉算数少人数
- コーチング道徳 2.03
- PA 3.41
- 少人数算数 3.63
- 漢字 4.22
- 読書 4.41
- 自主学習 4.69
- ポートフォリオ 5.56
反対にこちらは、多くの子が1位の「コーチング道徳」を選択しているということになります。
バラツキが少なかったとも言えるでしょう。
データを細かく分析すると見える実践への評価
あお
学習以外の学級経営面について最初に分析していきます。
ジャーナルについては、やはりどの子も高い評価をあげていたのがわかります。
驚いたのは決して書ける子が高い順位で選んでいる訳ではないということです。むしろ、書いたり振り返ったりするのが苦手な子が役立ったと話しているところです。
あくまで、振り返るサイクルが大切であって、サイクルを大事にしていたんだなぁと。それと同時に書くことに頼らない振り返りの方法も充実させていきたいです。
2位のサークルタイムについては、「相談する場」があることも非常に重要だと言うことです。特に「みんなの顔が見えること」や「意見を言いやすかった」という意見が多かったんです。場があることの重要性をもっとボクらは認識しなくてはいけません。
3位のプロジェクト活動については、翌年、最高学年になっても価値を発揮していました!
可視化と委員会とのバランスでしょうか。取り組める人たちが取り組めるプロジェクト活動は、本当におすすめです!
次に学習面での分析についてです!
まーくん
コーチングの先生による道徳は、全員が3位までに記入をしていました。
それだけ学びが多かったんだと思います。
そして、「外部の人に来てもらう体験は貴重!」と書いていた子が数人いたこと。やはり多くの人が学校に入ってきてほしい。人事の方との会でも思ったが、もっと気軽に入ってこれる環境を創るべきなんですよね。
やはりボクの力のかけ具合が順位に直結していますね。好きな教科1位が道徳で、嫌いな教科1位が国語というのもうなずけます。
ポートフォリオはきっと親にとってみたら、順位が変わってくるのだと思うんですよね。
この年にチャレンジしたポートフォリオは、今になって、少しずつ意味を持っています。
実践の評価・フィードバックから、どう変えていくか
あお
さて、ここからはもらった言葉での評価について、詳しく見ていきます。
学級経営7位のファンレターについて、これも保護者票はきっと上位に来るはずですが。。。
- 比較されているようで嫌だ
- 親に自分の口でも伝えられる
- もらえない人がかわいそう
なるほどなるほど。もらえない人は出さないように、均等に渡していたつもりですが、長期間もらえない人がいたのも事実。こういう少数意見があるということは大事なことです。
高学年と低学年でやはり受け取る印象も違うのかなぁと思います。 昨年は2年生に渡してますが、受け取る子の表情も、親の印象もだいぶ違いますからね。
この翌年から使い始めたおにぎり一筆箋は、おすすめです!
続いて6位のペアづくり
- 組んでもらうのが遅い人がかわいそう
- 男女の対立がある
ボクから見たら対立でもなかった部分かなと思っていたのですが、確かに男女で別れてしまうことがありました。
後半はサークルタイムプロジェクトの面々に任せていたペアづくりですが、「男女で組む」ことを多く入れてくれた分、ちょっと窮屈になったかな。
バランスは非常に難しいところだね。カードやドミノでバシッと決まるペアの有効性もあるもんね。
まーくん
学習4位の漢字について!
- もう少し問い数を伸ばしてもいい
- 何が出てくるかわからないのはいいが、もっと幅広くてもいい
一昨日年度末処理をしながら学年で話していたのですが、やはり毎日3字をもう少し増やしてもいいのではないかという意見が出ました。3問を新出漢字で、2問を前の漢字などにして、繰り返し繰り返し、違う読み方に触れる機会をつくるということ。
翌年は毎日5問がスタンダードになりました!
フィードバックで新しいアイディアも募集!
こんな実践やりたい!こうしたかった!も募集してみました。
- 書写も鑑賞したかった
- ○○さんを励ます会のように、落ち込んだ人を励ます場が必要
- 号令はなくてもいい。または日直じゃない人がやってもよかった。
- ポートフォリオ毎週じゃなくて、じっくり振り返るために2週に1回はどうか。
- プロジェクトあるから、ちょボラいらないんじゃ。。。
- 記念日を創って、お祝いしたい!
どの意見も、超参考になります。いやぁ子どもの発想って本当にありがたい!
今全部できるように計画中です。しかし減らしていかないといけない学校現場。減らすよりももっと大切なのは、子どもと一緒に進めること。
ボクは昔からクラスの中だったら、「先生の仕事が減り、子どものやることが増える、その両方がプラスに働くこと」はどんどん子どもに任せてきました。
例えば、「丸付け」とかですね。
プラスに働くことっていう基準は難しいのだけど、今年は「チェックすること」も子どもが生き生きとしながらやってくれてた、ボクより声かけ優しいし、結構シビアなところはシビアだし(笑)
託すことで、ボク自身が身軽で子どもたちに関わっていけるようになる。これは本当に大きいこと。そっからまたデザインしていこう。
先生の通知表!先生に直してほしいところ!
実は別枠で、先生の直してほしいところもジャーナルに書いてもらいました。
だいたい順位はこんな感じ。
- 字が雑!
- 整理整頓がんばって
- ゆっくりしゃべる
だいたいこの3つでした。
このような少数意見もありました。
- 道徳、もっと教科書使って
- 食べるときにも笑顔で食べよう
- 自分の悩みを言えない子にも気づいてほしい
- 朝の歌、もっと歌いたかった
- もう少し1対1で勉強を教えてほしかった
みんなのフィードバックが本当にありがたい!
そしてこういうところにこそ、子どもたちの本音が詰まっているのだと思います。
いまだにこの学年の子たちのフィードバックは、ボクの中で大事にしています。
まとめ フィードバックから生かせること
あお
いかがだったでしょうか?
一番側にいる人の意見って超貴重です。本当にありがたい。
でも次の視点も大事。
先週、自分の実践がどれだけ役に立ったかを順位付けしてもらったんだが、今振り返ってみてみると、どの実践も1位に選んでいる子がいるということ。それだけ個々は違うということ。
これによって「絞ること、捨てること」は本当にいいことなんだろうか迷う。
— 青ちゃん@小学校の先生 (@aosenn) 2018年3月25日
ポートフォリオも1位に選んでいる子が3人いるという事実。
それぐらい個々に応じていく必要がある。この視点は忘れずにいきたいと思います。
今年度もあと2ヶ月ほど、皆さんも子どもたちからのフィードバック、いただいてみたらどうでしょうか?
あお
それでは今日も良い一日を!