おはようございます。40年住んでいる首都圏の駅で、いまだに迷子になる「あお@aosenn」です。誰か助けて(笑)
さて、今日は、ボクの読書傾向を紹介しつつ、春から教壇に立つ先生にオススメの本を紹介します!
「春から小学校の先生になる」という人向けに話しますので、ビビッときた本があれば、ぜひ読んでいただきたいです。
この100冊以上という数字ですが、「少なく見積もって」です。僕の感触だと150冊は読んでいると思うのです。年間50冊は読んできて、経験が12年。まぁ最初の数年の読まない時期を入れても、先生になってから500冊は読んでいます。そのうち、5分の1は教育書で間違いないはず。
どんな本が出て来るのかな?
まーくん
あお
後半には番外編も用意して、読める人を対象に、15冊まで範囲を広めたよ!!それでは、どうぞ!
中堅以上の方はこちらを!
初任者に1番のおすすめはこちら!
ぜひ手に取ってみてください!
まーくん
この記事の概要はこちら!
目次
学校の先生からオルタナティブスクールへ 今の読書傾向
最初にボクの読書傾向を紹介します。
あお
ここ、飛ばしたい人は次の章まで飛ばしてください!
読む本の内訳は?
- 教育書 …3割
- 小説 …1割
- ビジネス書・実用書…5割
このような感じです。
やはりビジネス書・実用書が多いですね。
ボクは初任の頃から、ビジネス書を読むのが好きでした。
「教師の常識は世間の非常識」なんて昔の言葉があるように、先生としての経験しか無い自分。頭が学校の中に凝り固まらないように、社会でも通用できるようにと、ボクなりのあがきも入っていたのでしょう。
今ではいろいろな場所で接点を持たせていただいていますが、当時の自分は、本を読むことでしかその接点を得られなかったのです。
ただ、おかげで、あまり学校の中のことに染まりきらずに、外とのバランスも保ちながら今の仕事をできています。
読む本の媒体は?
読むのは、7割がKindle、3割が紙の本です。
Kindleについてはこちらをどうぞ!
使い勝手がよく、携帯しやすいKindleで読むことが多いですね。紙の本で線を引きながら読むのも好きなので、どちらかではなく、場合に合わせて読んでいます。
両方あったら、基本的にはkindleの本で購入します。
重さが0であること、アンダーラインを引いたものをサイトでまとめてみることができること…
しかし、しるし書店などのギフトしていく仕組みや、友人に貸すことができる本の役割を考えると、どちらがいいとは一概には言えません。
実際の本であったら、貸すこともできますもんね!
あお
最近は紙の本に戻りがちですね!
読書する時間帯は?
読む時間は寝る前が多いですね。あとは隙間時間です。
通勤が自動車なので、通勤時間では読書ができません。
意図的に朝の時間に読書を入れたり、夜の寝る前、娘の習い事を見ながら…隙間時間で読んでいます。
インプットのバランスを保つためにも、どの時間帯でいうのは非常に重要な要素です。
あお
1日何してもいいよって日があるのなら、本を読むことに没頭したいですね。
今は1日のうち3つのシーンで15分ずつ読書をしています。
- 朝 … 自己啓発系
- 日中 … 新刊
- 夜 … 再読
これ通りの時間を取れるのは稀ですが、ここを目指しています。
あお
ルーティンは、あくまで目標で必ずここじゃなくてもいいものです。
初任者にオススメの本、6冊をご紹介!
あお
さて、いよいよここからが本題です。本について紹介していきましょう。
初任者の採用は、年々増えています。ここ数年は3人ずつ入ってる学校もあるのだとか…
全体的に離職者や退職者が増えつつある傾向ですので、毎年一定数の初任者が学校に入ってくる時期が続くと思います。
そんな初任者の方に読んでおいてほしい本を、5冊に絞ってご紹介します。
教育観をつくることにつながる本
5冊を選んだ基準は、自分のイメージを良い意味で崩せる本です。
ボクらは自分自身が教育を受けてきていますから、受けた教育のイメージは強く自身の中に残っています。
しかし、その教育は「10年前」の教育であり、それが今、良い教育かはわからないはずです。たくさんの「初めて」に出会う初任者は、不安なことや壁にぶつかると「自分自身が受けた教育」に頼ることが大きくなってしまう傾向があります。
当然だよね、迷ったり悩んだりしたら、自分の経験から考えるのが大人だもん。あお先生もそうだったよね。
まーくん
あお
ボクもそのイメージを崩すのに苦労したよ。。。
初任者の先生が持っている概念を崩しながら、これからの自分自身の教育観の構築に繋がる…そんな5冊を選びました。
初任者に読んでほしい本① 子どもを動かす法則
ボクは初任者にとっては、これは必要な一冊だと思うんですよね。
TOSSの講座は一度も受けたことはありません。でもこの本に最初のうちは救われました。この本を教えてくれた先輩教師がいなかったら、ボクが今現場に立っていることはありません。
それぐらい、この一冊にはお世話になりました。
今でも通用する、基本的かつ、重要なことが書かれている一冊です。
全ての基本になっている気がするなぁ、この春に再読してみようかな。
初任者に読んでほしい本② 「できるクラス」のつくり方
「コーチング」を知るにあたって最初にお世話になったお二人が書いた一冊です。
わかりやすくまとまっています。ここに書かれていることは、気軽に実践可能なことです。それでいて、子どもに応じるのに大切なことが書かれています。
ボクは初任者は授業以上に学級経営に力を入れて欲しいのです。
授業の力は後からいくらでもつきます。そして世間一般に言われている「学力」や「授業観」はここ数年で大きく変わる可能性があります。今教わることが10年先も同じようにとはなりません。
ただし、学級経営は別。自分のキャラクターや目の前に子どもに合わせて、学級をどのようにデザインしていくか…そこに力を入れてもらえれば、一年目で総崩れは無いと思います。
指導案を全時間書かせる…そんな初任者指導があると聞きます。
そういうことに時間を費やすならば、まずは学級経営に力をいれてほしいです!
初任者に読んでほしい本③ 信頼感で子どもとつながる学級づくり
この一冊の価値は、自分にとってすごく高かったです。初任者の方も読みやすいのではないでしょうか。
信頼感って何よりも大切。赤坂先生は「アドラー心理学」についての取り組みを多数されていて、どの著書も素晴らしい先生です。
ボクは「つながり」を大事にして学級経営をしていますが、その概念はこちらの本が参考になっています。
初任者に読んでほしい本④ 信頼ベースの学級ファシリテーション
最初から岩瀬先生とちょん先生のこの一冊は刺激が強すぎる!かと思いましたが、学習面でどうしても1冊いれておきたくなり、この本を選びました。
ゴリさんとちょんさんが積み重ねてきた提案の3本目になります。お二人の凄さはお会いして話を聞いて、実践を見て、よくわかっています。
あお
2年目にゴリさんの教室を見れたことは、転換点でした!
「あ、こういうやり方もあるんだ」
「いずれやってみたいなぁ!
とワクワクするイメージを持てる一冊です。
初任者に読んでほしい本⑤ どの子も輝く教室のつくり方
長野県にある大日向小学校校長の桑原先生の本です。
桑原先生が以前の学校にいらっしゃったときに、仲間とともに見学に行かせていただきました。
そこから、サークル対話のこと、サークルベンチのこと、教室の可能性を感じ、いろんな実践につながりました。
その桑原先生がわかりやすく、教室のつくり方を書かれた1冊です。
初任者の方にも読みやすい、ステキな一冊です。
書評も書きました!
初任者に読んでほしい本⑥ 先生が知っておきたい仕事のデザイン
最後にとなりますが、自分の本です。
ぶっ込んできたな!
まーくん
あお
若手フェアでも取り上げられている本なので、紹介させてよー
ボクの本ではありますが、若手むけに教わらない仕事のデザインの仕方について書きました。
さらに、学級の1日と、学級の1年のいろんなシーンで、ボクがデザインした結果をまとめています。
初任者にもすぐに使ってもらえる1冊になっているので、ぜひどうぞ!
目次などはこちらで!
まだまだ読める強者に贈る、骨のある5冊
ここからは番外編です。最初からこの本を読むのは、難しいかもしれない…
あお
しかし!時間があるあなた、読書が大好きなあなたには、こちらの本もお勧めします。
骨のある初任者に贈る本① 自律する子どもの育て方
人が成長していく3つの要素として、「スキル(経験)・知識(理論)・マインド」の3つがあると言われています。
元麹町中学校長であり、横浜創英の校長である工藤勇一さんは教育関係者なら知らない人はいないはず。工藤校長のスキル(経験)を、多くの先生・校長が求めているのは間違いないです。
そこに知識(理論)として、脳神経科学者の青砥さんが加わって本書は作られています。工藤校長が麹町中でとった実践が、青砥さんの丁寧な理論で説明されていて。。。
二人の先生によって、理論と実践が行き来しながら解説された素晴らしい一冊です。
骨のある初任者に贈る本② 自主学習ノートの作り方
何度かお会いしているナオトさんの一冊。
今や日本中に自主学習ノートは広がっていると思っているのですが、そのほとんどが「1日2ページやって来なさい!」で広まっている気がします。もっともっと本当は丁寧な実践なんですよ。ぜひ一読をお勧めします。
自学ノートはこの記事も!
他にも実践編があるので、余裕があれば読んでみましょう。
骨のある初任者に贈る本③
クラス全員がひとつになる学級ゲーム&アクティビティ100
ボクがPAを知ることのきっかけになったKAIさんが書いた一冊。この本があれば、教室の子どもたちも楽しいスタートが切れるのではないでしょうか。隙間の時間にできるものもたくさんあるので、どっぷり浸からなくても、まずは学級びらきに活用してみるのをお勧めします。
教室に一冊あるだけで、激変します。
PAについてはこちらの記事もどうぞ!
楽しいことが好きで、子どもとの関係性に興味関心がある方はぜひ。
ちなみにボクは、自炊(PDF化)したものと本のままのもの、2冊持っています!
骨のある初任者に贈る本④ クラス会議で子どもが変わる
これは本当に骨のある一冊です。
クラス会議とは何か、そして子どもを信頼して任せる学級経営とは何か、詳しく書かれています。残念ながら廃盤の一冊となっていますので、メルカリやamazonの出品者から、早めに買っておくことをお勧めします。ボクは4年目の時にこの本と出会って、かなり衝撃を受けました。
学級経営の根幹となっている一冊です。
日本の方が書いたクラス会議の本もあるのですが、それとは一線を画した、本家本元の一冊。それぐらい価値が高い一冊です。自信を持ってお勧めします。
この本についてはまとめました!
骨のある初任者に贈る本⑤ クラスづくりの極意
ゴリさんの本、2冊も初任者にすすめるの??
まーくん
あお
でも、本当にいい本なんだって。
初任者がいきなり真似したところで、自分自身も周りも困惑してしまうことがあるかもしれません。丁寧に読むことをおすすめします。
でも岩瀬先生の考え方やビジョンは、これからの先生に絶対に触れておいてもらいたいところ。だから敢えて選ばせてもらいました。
様々な本の知識と実践量から行われる実践、ゴリさんの在り方、よく描かれた一冊です。
ご本人は軽井沢風越学園の校長先生です。
読む幅を広めたい初任者へ贈るビジネス・実用書
最後に、ビジネスや実用書としての本を紹介します。
こんな読めんだろ!というツッコミはなしにして、お付き合いください。
あお
余力がある人についてですよ!読んでおいて損はないっす!
ビジネス・実用書① さあ才能に目覚めよう
本も読んでもらいたいのですが、この本についてくるオンラインでの強み診断テスト「ストレングスファインダー」がとってもおすすめです。
自分の強みって何でしょう。最初、仕事に没頭するあまり、強みに目がいかないとは思うんです。でも、自分だけの強みっていうのが必ずあって、先生の成長にはそれが必ず必要です。
万人受けの先生ができあがっても、最初の学校だけなんです、通用するのは!
言い過ぎじゃない!?
まーくん
あお
でも、若くなくなってから苦労する人が多いのも事実。
あなたの強みはなんですか?
答えられないとしたら、もっと知りたいとしたら、ぜひ読んでおくのをおすすめします。
ビジネス・実用書② 動きたくて眠れなくなる
読みやすい!そしていまだに読み返します。
自分の心を安定させてくれる本です。
外には出さなくても心の中で自分で言っている言葉があって、その言葉に注目して、自分の行動を変えていく…そんな本ですね。
書評書きました!
ビジネス・実用書③ 仕事は楽しいかね?
最初に読んだ衝撃は忘れられません。
自分の中のワクワクを大事にするには、そして毎日の仕事を楽しむためには?
その極意が、物語調でまとめられています。
あお
ボクが月曜日が嫌にならずに働けているのは、この本のおかげです。
週の始まりを願う、楽しむ人生を送りたい方はぜひ!
ビジネス・実用書④ 才能を伸ばすシンプルな本
この本も読み返します。
ダニエルコイルさん、いい本書くんだよな。
実践していく段階で、どうしたら才能を伸ばせるか、というか上達ができるかということについて、丁寧に書かれた本。毎日の日々から実践しようという人に本当におすすめな1冊です。
先生の毎日に地味に効いてくる1冊です。
ビジネス・実用書⑤ 18分集中法
著者は残念ながら亡くなってしまった方なのですが、教育関係でもいい本を書いているんですね。
その方が書いた「集中法」についてです。一般的にポモドーロテクニックと言われる、「25分+5分」という単位を元にした働き方があるのですが、それをいろんな視点から見直して作り出した、「18分」の凄さを示す本です。
あお
ボクは働き方という面で、この本に何度も救われました。
とってもおすすめの1冊です。
書評はこちら!
まとめ 初任者の方へ 編集後記
リライトしてみて気づいたのは、初任者を思って丁寧に悩んで書きました!加えた5冊も相当悩みました。
悩んだ候補はこちら!
なに、7つの習慣とかすすめようとしてんの!?
まーくん
いい本ってたくさんありますよね。
日本人における1日の社会人の平均勉強時間って7分らしいです。
あお
電車に乗っている間に本を読んでいたら、もう多くの人より勉強してるんですよ。
目の前にいる子どもたちは絶えず成長していきます。
ボクら先生も、それに負けずに成長したいもんですね。
友人のアッキーが、今年度もいろんな方の本の紹介をまとめてくれています!大注目!
教壇に立つ前にまずは1冊読むことから始めるのはどうでしょうか?
共に頑張りましょう!
あお
それでは今日も良い一日を!
中堅以上の方はこちらを!
読書に関するお得な情報
- 5年3組リョータ組
- 仕事は楽しいかね?
- ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある
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