2冊目の著書!「プロジェクト活動」のススメ

軽やかにセンセーする 令和を生きる先生の新しいスタイル

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あお

あお

あお先生です。よろしくお願いします!

「あおやまーくん」です。3年目に担任した女の子がキャラクターとして作ってくれました!

まーくん

まーくん

あお先生

あお先生

ヒミツキチ森学園の先生

プロフィールにもあるように新しい働き方、在り方を提案する先生|一般社団法人PLAYFUL|ヒミツキチ森学園グループリーダー|元公立小学校教諭、15年勤務全学年経験|振り返り・ライティングスキルなど1on1 の実績多数|「先生が知っておきたい仕事のデザイン」出版。雑誌・書籍への寄稿等執筆多数

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おはようございます。
ふざけた一発芸を見せて、足を負傷したヒミツキチ森学園のあおです。学園みんなが見ていた怪我は、一瞬でご家庭にも広まるよね(笑)

さて、今日はボクのモットーである「軽やかにセンセーする」ことについて説明をさせてください。

ボク自身は最近の知人との対話の中で、初任時代に「まぁ、こんな先生がいてもいっか」って思えたことが、その後の学級経営にも、学校での振る舞いにも、人生にも大きな意味を持ったことに気づくことができました。

自分自身を肯定できて、在り方ややり方に大きなアイデンティティを得ることができました。

ボクが公立の学校でも、今のヒミツキチ森学園でも軽やかに先生をできているのは、どうしてか

それが、先生という職業に苦しい思いをしている方の何らかの助けになればと思って、書きました。

大事なのはマインド・その人の在り方です。マインドが変わると、目の前の事実が違った角度で見えるかもしれません。

あお

あお

各章にブログへのリンクを貼っていますので、気になる章はそのリンクの記事もご覧ください!

明確なVISIONを持っている

明確なVISIONを持っている

これは何よりも大事なこと。

自分自身のビジョンがあること

自分が望む姿、成し遂げたいものがあることを掲げていること

人生と仕事や生活を結びつける大事な1本の柱。

ボクの場合は…

ちなみにボクらの会社は次のことを掲げている。

PLAYFULのVISION

「VISION」

自分のどまんなかで生きる 愛とギフトの世界をつくる

「MISSION」

世界観を体現・循環し三浦半島からうねりを起こす

「VALUE」

愛とギフトをもって自分のどまんなかで生きる

これも軸があるからこそ、チームでいられる。

学年にもVISIONはある!

学級にもVISIONはある

問題を解決することが人生ではない。

問題を解決した先には、元ある日常が戻るだけ。

だから望む姿をはっきりと持とう

望む姿に向かう過程で、問題は自然と解決している。

その過程で、自分自身を深く知ることも必要になる。

本当にやりたいことって?

望むものを得る人生を歩むのか、誰かの問題を解決し続ける人生を歩むのか。

今一度自分に聞いてみよう。

自分の強みを生かす

自分の強みを生かす

あなたの強みはなんだろう?

先生という職業は自分の強みに結びついている

よく人として、先生として、弱点がないことがいいこと…のように思われているけど、そうじゃない。強みを生かすことが何よりも大事だ。

もしあなたが、弱みばかりに目を向けてその克服に多くの時間を注いでいるとしたら、一旦止まってみよう。

人は凸凹している。それが当たり前

誰かの弱みは、誰かの強み。お互いを補い合えれば、それが一番いい。チームとしてみんなが自分に価値を感じるから。

ボクだって苦手なものはたくさんある。

アートやミュージックはボクには無理だ。でも仲間がそれをやってくれている。感謝の気持ちしかない。

でもその分、ICTを使ったり、こうやって気持ちを書いて表現したり、身体を動かし続けたり、得意なことも多い。

最初はまずは自分自身を知ることから始めよう。

強みを知るツールは意外とたくさんある。

その後はツールに任せるのではなくて、自分自身でちゃんとリフレクションをしていく必要がある。毎日の中で、もしかしたらこれが強みなのか、弱みなのか、そういう視点で見てみると、きっと見つかる。

自分のことは自分で知ることが大事。

でも時には他の人からどう見えているかも、違った角度を生み出す。だからボクらには他者が必要。リフレクションには他者が必要。

ボク自身もいろんな先生のリフレクションを一緒に伴走してる。

もう凸凹を減らすのはやめよう

その姿、子どもから見たらどうだろう。

何でもできるスーパーパンのように思っていたそれは、何ら面白みのない人に見えていることも。

思いっきり尖っている大人が、子どもたちに自分らしく生きる勇気を与えられる。

苦手なことは全くしないのではなく、誰かに任せたり、一緒に手伝ってもらったり、それが強みである人を見つけよう。

きっとそういう人が見つかれば、楽しく先生できる仲間が増えるはず。

人とのつながりをつくる

人とのつながりをつくる

ボクが先生をしていて、一番大事にしているのがこれ。

つながりを作っていくことだ。

誰しも自分の居場所があることに注意を向けている。

自分の居場所はエネルギーをくれる。

自分の居場所は安心をもたらす。

自分の居場所は人生に意味を見出す。

居場所はどう作るか、それはつながりの中で生まれるものだ

誰かと一緒にいられたら、それが多くの人にとってエネルギーになる。

ボクは見てきた。

ずうっと暴れていた子どもが、友達ができたことで暴れる必要がなくなった瞬間を。

無気力だった子に、2人の子が気にかけてくれたおかげで、生きる力を取り戻した瞬間を。

あなたが思っている以上に、人とのつながりは、人生に大きな意味を与えるんだ。

さて、教室の中はどうだろう。

先生とのつながりは作れているかな?

子どもたち同士はどうだろう?

コロナ禍だとそれはできない?

できないじゃなくて、どうやったらできるかを考えよう。

問いを変換できたら、脳は答えを求めて考え出す。自分の見えている事実から、それに適応した素材を勝手に選び出すんだ。

自分の問いをチェックしよう。勝手にできない理由を探してきそうな問いになってはいないだろうか。

あなたの大事な人とは、じっくりつながれているだろうか?

家族とはどうだろう?

つながりが深くなるには、コミュニティが成熟している必要がある。

時には1対1ではなくて、大きな視点も必要になってくる。

でも大事なのは、あなたがつながりという視点を持っているかどうかだ。

それを毎日の学習と同じくらい大切に扱っているかどうかだ。

子どもたちに、学校に来る意味を聞いてみるといい。建前じゃなく本音でだ。

つながりと同義の答えが返ってくるはずだ。

すぐにわからない重厚な学びを持つ

すぐにわからない重厚な学びを持つ

学習っていうと、上の写真のようなイメージを持つ人も多いだろう。

でも、学習ってそうではない。赤ちゃんはこうは学習していないはず。

じゃあ、学習って何なのか。

それは「できないことができるようになること」だ。

さて、「重厚な学び」をあなたは持っているだろうか。すぐにはできるようにならない、深く価値のある学びのことだ。

何かの手法ではなく、人の在り方にも影響を与える、奥の深い学びを持っているだろうか?

ボクは3つのことを学んでいる。

  • イエナプラン
  • 学習する学校
  • リフレクション

この3つは奥が深い。

ボクらは本から学ぶことができる。本はその人が全身全霊を込めて書いたものだ。その人の人生がのっかっている。そんなものが2000円足らずで手に入る、安いものだ。

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ほんの木
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本から学ぶときはこの3冊を。

どれも難解で繰り返し読まないと意味がわからない。

でもだからこそ、学ぶ価値がある。

同時にボクは学校で、子どもたちと学んでいる。取り組んでいるんだ。

イエナプランはヒミツキチ森学園の柱だ。毎日実践しながら学んでいる。

システム思考は、昨年、講師の福ちゃんが学園に来てもらって、連続授業をしてもらった。ボク自身が学習する学校の在り方を、学園に生かそうと日々模索し続けている。

リフレクションは毎日とっている。音声でとって翌日にじっくりと振り返り考える…もう何年も続けている日々のルーティンだ。

日々取り組んでるからこそ、価値のある意味のある学びになる。

それはヒミツキチに来て強く確信している。

さらには、学びのコミュニティの中で学び続けている。これも大事な要素。

イエナプランはリヒテルズさんから

学習する学校は福ちゃんと仲間たちと。

火曜日の学び場は27名でスタートしました!

リフレクションは伴走しながら濃い学びを先生たちと

学びのコミュニティがそばにあることで、自分自身がたくさんのことを学ぶことができている。

もう一度聞きます。

あなたには重厚な学びがありますか?

自分の心と身体を整える

自分の心と身体を整える

実はここを疎かにしている先生が多い。

当然だ、先生の仕事は多忙だから。

家に帰ると動く気が起きず、ぼーっとしがちな時もボクにはあった。

ただ、自分を整えることは本当に重要だ。

人生にとっても大きな意味を持つ。

例えば早起き

朝3〜4時起きは続けて10年になる。

先生の1日はいろんな人と話し、たくさんのことを考える。

1日過ごすと疲れもすごい。

そんな疲れの中で、その他の仕事を頑張るか、睡眠をして脳がリフレッシュしている朝に仕事を頑張るか、答えは明白だ。

朝の仕事は、記録をとってみると、放課後の3倍捗るんだ。

例えばヨガ

毎朝行うヨガは体調面を整える役割がある。呼吸をしながら行うポーズは、身体が起きる合図となっている。これも、もう6、7年は続けていること。

例えばトレーニング

負荷をかけて身体を動かし続けること、体力が必要な先生にとっては欠かせないことだ。

昔はジムに行っていた。マシンで身体をいじめ抜いていた。

でも今は、家族がいて一人でその時間を確保することはできない。だから7分間だけトレーニングしている。

体と心を整えることは何よりも大事なこと。

ここにいくら投資しても、やりすぎることはない。

ただ、これだけをやっていても、人生は面白くなっていかないことも知るべきだ

自分の本当にやりたいことは何か?VISIONと照らし合わせて、必要なことを自分に合った時間で確保しよう

拡げる・面を取る

拡げる・面を取る

ボクは先生個人としての力を上げることに熱心な時期があった。

新しい実践を取り入れる。

新しいことができるようになる。

基本的なスキルを上げる。

個人の成長は自分から見ても楽しい。

一見そうやって力を上げていくのが良さそうに見えるけど、そうじゃない。

だって、先生という職業は多くの人と一緒につくるからだ

いつからか一人ではなく、多くの人と一緒につくることが面白くなった。

ヒミツキチ森学園は、300人を超えるプロジェクトチームと一緒に開校を目指してきた。ボクもその過程の中で多くの人と会ってきたんだ。みんながヒミツキチ森学園のことをちょっとずつ考えてくれていて、アイディアを持っている。どの人も多様で素敵な存在だ。

一人では点だけど、二人だと線になって、3人以上が集まると面が取れる。面になると、より多くの子どもたちをすくうことができる。

ヒミツキチ森学園にいて感じることはまさしくそれだ。

リフレクションも多様でいい。

チームだからこそできるリフレクションがある。

ヒミツキチラボだって、そう。

ヒミツキチと離れた遠い誰か、でも心を寄せてくれている人と毎月のカリキュラムを考えている。子どもを思う主婦の方も、コーチングのコーチも、学校の先生も、みーんな一緒に考えている。

教育ということを真剣に考え、一緒にやりたい人はたくさんいるんだ。

一人でやらずに、学校の中だけで終わらせずに、たくさんの人と一緒につくることは、子どもたちを幸せな場所に連れていく。

誰かも言っていたっけ。

はやく行きたきゃ一人で進め、遠くへ行きたきゃみんなで進め。

働き方を多様に

働き方を多様に

先生の働き方はもっと多様でいいと思う

ボクの友人には面白い先生がいる。

カフェで働きながら、非常勤で学校に勤める先生

実家のお寺を継いで、子どもの放課後の場をつくる先生

非常勤で働きながら、声がかからなかったら旅に出ている先生だっている。

先生の働き方はもっと多様であるべきだ。

ヒミツキチ森学園も面白い取り組みをしている。

3人のメンバーが、週に1度はリモートで働いている

ボクの場合は水曜日。午前授業のこの日は学園に来なくて、オンラインで繋いでもらっている。

月曜から金曜日、毎日学校に教室にいる必要はないはずだ。子どもたちと離れたときに面白いことが起きたり、自分たちでやる力がついていると仲間は言ってくれている。

人が増えれば公立の学校でもできて、実際にそういう働き方に向かっているケースも知っている。やれないことはないんだ。

副業だって大事なことだ

お給料という形で1つの場所からもらうだけだとわからないことがある。

「お金稼ぎ」を理由なく嫌う人が多いけど、そうやって世の中は回っている。財源が税金から出ている人ばかりじゃない。

副業を始めてみると、なかなか上手くいかないことも多い。

学ばなくちゃいけないことも多い。

でも、やってみると、「あぁこういうことか」が増えてくる。世の中の仕組みが見え出す。

ボクはまだ1年半だけど多くのことを学ばせてもらっている。

また、副業しながら学ぶことだってできる

みんなのオンライン職員室では、自分に近い「3つの学び」を担当させてもらっている。

お金をもらいながら学ぶことができる…講座を受ける側から講座を作る側に回ることで、こんなこともできるんだ。講師の方とも近くでやりとりができて、本当に学ばせてもらっている。

もう一度言う、先生はもっと多様な働き方をしよう。

あなたには何ができるだろう。

働き方については1冊の本を出版させていただくことに!

ぜひ手に取ってみてください!

まーくん

まーくん

目の前の人たちとつくる

目の前の人たちとつくる

8つ目、これが「軽やかにセンセーする」で伝えたい最後のテーマになる。

自分の目の前の人たちとつくるということ。

ボクが自分にずっと言い聞かせていたことだ。

どんなにブログを書いていても、どこの場所でもやりとりが可能になっていても、

大事なのは、目の前にいる誰かと一緒に作っていくことだ

それを絶対に忘れてはいけない。

子どもたちから見たら、ボクも一人の人間だ。

子どもたちと一緒にいい時間をつくる、古民家の教室に思い出が増えていく…

そんな時間が何よりも尊い。

一見、「面を取る」の反対に聞こえるだろうか。

でも最後は目の前の人たちに何ができるかだ。たった一人の想いや願いにどれだけ寄り添えるかだ。

今こうやって書いているブログも、あくまでツールの一つ。

ツールが目的に変わらないように。手段が目的になった時に、ボクらは何らかの不都合を起こすんだ。

目の前にいるあなたを大事にできないという経験をボクは味わった。

ボクが辛いからじゃない、子どもたちが辛かったんだ。

こんなことを二度と起こしてはならない。

いつでも自分と目の前にいるあなたから始まっている。

それを絶対に忘れない。

軽やかにセンセーをする人を増やしたい

軽やかにセンセーをする人を増やしたい

綴ってきた8つの要素、読んでみてどう感じましたか?

あお

あお

シェアやコメントなど、大歓迎です。

ちょっと前に先生たちとオンラインで対面した時、感じたことは「表情の暗さ」です。「あれ、この人こんな表情だったっけ?」が印象的でした。

軽やかに毎日を過ごしてほしい。楽しく先生してほしい。

先生の内面は、子どもに絶対に伝わるから。

軽やかに先生する人を、日本に、世界に増やしていくこと。

それがボクの夢であり、小学校を飛び出た理由かもしれません。

この記事は大事にして、リライトしながら、もっともっと磨いていきます。

応援よろしくお願いします!

まーくん

まーくん

あお

あお

それでは今日も良い一日を!

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